現在の朝鮮半島情勢から思う、ご先祖様の多大な苦労と苦悩
時は19世紀の終わり、明治新政府の重責を担う者達は額に皺を寄せ、終わる事の無い議論を重ねていた。
議題は朝鮮半島の今後である。
不凍港を求めて南下政策を進めているロシアが目下の愁眉だが、清国の出方にも注意を要する。
しかし最大の懸念事項は、当事者である筈の李氏朝鮮王朝が、半島を取り巻く国際情勢について全くの無関心である事だった。
半島の位置する地政学的な意味をまるで理解しようとしない姿勢であった。
と歴史小説風に書き出してみましたが、現在の朝鮮半島情勢について皆様はいかなる感想をお持ちでしょうか?
私なんぞはウンザリしております。
南北の首脳が2度目だったか、直接会談をして朝鮮半島の非核化について合意を得たとかありましたね。
ムン大統領がアメリカに行き、トランプ大統領と会談して北との会談内容を説明するとかしないとか。
全てがウンザリです。
そんな時に思いました。
およそ百年前のご先祖様達も今の自分と同じ様にウンザリし、いい加減にしろと思っていたのではと。
米朝会談で北朝鮮は非核化する事で合意したんじゃなかったでしたっけ?
実験施設(古くて最早使っていない施設という噂)を破壊するだけというパフォーマンスに終始し、弾道ミサイルの破棄も進まない。
それなのに、経済支援が無ければこれ以上は行う事が出来ないと言う?
南は南で、政府間で結んだ慰安婦問題に関する合意を履行しようとしない。
南も北もこんなのばっかりです!
口だけ。
約束を何とも思っていない。
当座を凌ぐ為に約束するだけで、喉元過ぎれば無かった事にする。
ああだこうだ理由を付けて実行せず、有耶無耶になるのを待つ。
自分がやらないのが原因なのに、相手が悪いと責任を擦り付ける。
当事者なのにその自覚が無い。
イラつく理由を挙げればきりがありません。
思えば昔からそうだったんじゃないですかね?
ロシアに近づいたり清国の介入を願ったりして、我が国だけではないでしょうが、政府首脳陣を悩ませ続けたのだと思います。
自立した国家運営が出来なければ西洋列強の植民地になる時代だったのですから、日本としては李氏朝鮮に自立して欲しかった。
日本の安全保障上、朝鮮半島の安定化は必須で、ロシアの影響力が増大するのだけは何としても避けたかったと思うのです。
全ては日本の為ではあります。
でも、西洋列強の植民地になる事を考えれば、半島の人民の為でもあったのではありませんかね?
そして、そうであったからこそ、彼らは日本の思いを踏みにじったのではないかと。
彼らにしてみれば日本は夷狄です。
華夷秩序の中にあった朝鮮半島民から見れば蛮族なのです。
蛮族如きが道徳的にも上位な我々に忠告するなど笑止千万だとし、寧ろ積極的に日本の嫌がる事をしたのではないかと思うのです。
最近の韓国では、慰安婦合意の破棄などを訴える学生団体を作ったそうです。
皆さんは信じられますか?
私には信じられません!
そもそも従軍慰安婦なんてモノは存在しない(従軍○○は記者とか看護婦くらいしかあり得ない)ですが、紆余曲折の末に結んだ完全決着の合意を破棄する様に国民が要求する?
どれだけ日本が憎くてもいいですが、北の核の脅威がある中、同じ民主主義陣営の日本と敵対する行為に何か意味があると思っているのか?
北の工作に乗せられているにせよ、大学にまで行って何を考えているのか謎です。
日本人が嫌がる事を進んでやっているとしか思えない。
まあ、日本にも同じ様な活動をしている大学生はいるので、人の事は言えませんが・・・
19世紀末から20世紀初頭にかけての朝鮮半島の混迷具合は、今と同じじゃないですかね?
昔は統治者の奥さんが売国的な行為に走り、ロシアに国を売ろうとしました。
今で言えば南の大統領が北に自国を売ろうとしている風に見えます。
もしくは、アメリカ兵の犠牲の上にある自由を捨てようとしているかの様です。
恩を仇で返すのが彼らの流儀なのでしょうか?
それと韓国で行われる観艦式に際し、海上自衛隊の艦船は旭日旗の掲揚を止めろとか何とか。
もうね、馬鹿かと。
旭日旗を戦犯旗だと思っているのは好きにすればいいけど、君達の先祖はその旭日旗の下で戦ったんだぞと言いたい。
自分達の意に反して日本に併合されたにせよ、その日本の統治下で行われた戦争に参加している時点で罪(であるかどうかは別にして)からは逃れられないのに。
日本が戦犯国と言うならば、同じ理由で韓国も立派な戦犯国だろうと。
何と言うか、クラスの仲間と万引き(は立派な窃盗罪です)をして、後から自分は嫌だったとか言うのと同じじゃないですかね?
だから自分に罪は無い?
そんな馬鹿な話が通る訳がないだろうと。
嫌々だったろうが、罪の軽重は兎も角、やった事実に変わりは無い!
その反省も無しに旭日旗云々を騒ぐ時点で論外です。
と言うか、BC級戦犯で裁かれてる事実を知らんのかと。
今の半島のゴタゴタを見ていると、明治政府のお偉方の心中がリアルに想像出来てご苦労様でした!と頭を下げたい気分です。
そして言いたい!
先輩方の苦労も苦悩も察しますが、何という間違った選択をしてくれたのだと!
朝鮮半島など併合すべきじゃなかった!
あなた方が選んだ政策のお陰で、子孫はエライ迷惑しとります!
そして教えてあげたい!
彼らは先輩方が血のにじむ思いで行った施政を全く感謝しておりませんよと!
それどころか恨んでいますよと。
責任の半分は日本にもあると思います。
愚論を許してきたからです。
約束を交わすとはどういう事か、一度しっかりと理解してもらった方が彼らの為だと思います。
と思いましたが、御先祖達もその事はしっかりと教えた筈ですよね・・・