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[不定期更新]拡張現実のリアリティ  作者: okashou
第1章:ARゲームの世界
2/4

1話:放課後の雑談

都内のAR実業高校にて、


「んー…やっと放課後か…」


そんな気怠(けだる)そうな声が教室に響く。


席に座っている彼の名前は大柳(おおやなぎ)剣斗(けんと)


何処にでもいる普通の高校生二年生である。


ただ、一つ違う所を挙げるとすれば…


彼はゲーマー。それも、超がつく程のゲーマーであるということだ。


彼がクリアし、コンプリートしたゲームは数知れず。

クリアしたことがないゲームは無いと言われる…


それなのに頭が良いというのがムカつく。


「早く帰ってゲームやろ…」


「ゲームだけじゃなくて勉強もしなさいよ、ケン?」


そんな彼に声をかける女子がいる。


彼女の名前は日由(ひより)小春(こはる)


剣斗とは幼なじみで小学校からの付き合いだ。


「別に良いだろハル。俺、頭良いんだし。」


「そういう問題じゃ無いでしょ?」


そう言うと、小春は剣斗の頭にアイアンクローを極める。


「痛い痛い痛い痛い!!分かったからやめてくれ!」


「まったく、こうでもしないと勉強しないんだから…」


とりあえず分かってくれた様なので小春は手を離す。


「痛ててて…今やってるゲームが一段落ついたら、ちゃんと勉強するよ。」


「…ふーん?」


小春は剣斗の顔を見ると、意味深な笑みを浮かべる。


「…?何だよ、俺の顔に何か付いてるか?」


「いーや?そのゲーム、結構面白そうだなぁと。」


「何で分かるんだ?」


「自分では気付いてないかもしれないけど、ケン凄いニヤニヤしながら話してるよ?」


「…マジで?」


「うん。」


「…何年経ってもこのクセだけは抜けないんだよな。」


剣斗には、自分が面白いと思っているゲームのことを話す時にニヤニヤしながら話してしまう変なクセがある。


剣斗は面倒くさそうに自分の席を立つ。


「ひょっとして、「これ」のゲーム?」


そう言うと小春は自分の首にあるリング、「ARD」を指差す。


「そうそう、ARD(それ)のゲーム。」


「まさか、この学校に入る時にARDが無料配布されるとは思わなかったよねー。」


そう、剣斗たちが入学した年に丁度ARDが開発されたのだ。

AR実業高校はそれを、生徒全員に無料配布したのだった。


何なんだこの高校。


「バトルワールド・リアリティってゲーム、知ってるだろ?」


「ああ、一年経ってるのに未だに人気が絶えないゲームね。」


バトルワールド・リアリティ、通称BWRは

ARDが開発されたのとほぼ同時に発売されたARMMOゲームで、

発売から一年経っているが、人気が絶えるどころかむしろ

より人気が出てきた程だ。


「結構やりこみがいがあってさー…って、どうしたんだ?」


「ふっふっふ…聞いて驚きなさい!」


「…?」






「私、BWR買ったの!」






「……………はぁ!?」


どうもokashouです。初めましての方は初めまして、前話から続けてお読み頂いている方はありがとうございます。

拙い文章でしたが如何でしたでしょうか?

もし宜しければ感想を書いていただけると、とても嬉しいです。

次話こそはBWRのプレイに入ると思います。


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