死後5分間、霊体になってメッセージを残せる機能
神A「不意の事故で死んじゃう人っているじゃん。かわいそうじゃない?」
神B「え?急にどうしたの?まあ、かわいそうって言えば、かわいそうかな」
神A「でしょ?大切な人とかに何も言えずに急に死んじゃうってかわいそうだよね?ということで」
神B「ということで?」
神A「死後5分間、霊体になってメッセージを残せる機能を作りました!」
神B「おおー」
神A「これで、片思いの思い人に、生きている間に伝えられなかった思いを伝えれる!!」
神B「おおーー」
神A「迷宮入りの難事件も、被害者の声によりたちまち解決!!!」
神B「おおーーー」
神A「神機能じゃね?」
神B「まあ、俺ら、神だし?」
神A「ということで、リリースしまーす」
数日後。とある駅にて人身事故が発生。
神A「人身事故キターーー。あまりの過酷な労働に耐えられず飛び込み自殺ぅー」
神B「おいおい、人が死んでんだぞ、はしゃぐなよ」
神A「悪い悪い。けど、この前作った機能が活躍するんじゃないかなーって」
神B「あ、そっか。と、言っている間に何か話しだしたぞ」
霊C「私は、○○社で働いていたCです。○○社はブラック企業です。私は、心も体もボロボロにされ、こうして、自殺することになりました。すべて○○社が悪いんです!」
神A「お、霊体のビジュアルは事故の数分前の状態にちゃんとなっているな。完璧」
神B「死んだ後の形で話しだしたら怖いもんね。本体の方は・・・あー、ぐちゃぐちゃ」
神A「霊体っぽく見えるように、かすかに光るようなエフェクトを入れるのに苦労したんだよなー」
霊C「皆さんのお力で○○社に正義の鉄槌を!」
群衆「え?何が起こったの?」
群衆「さっき、自殺した奴がいて、そいつが霊体になって話している?」
霊C「○○社に正義の鉄槌を!」
群衆「え?人身事故?電車止まるんじゃないの?遅刻じゃねえか。大切な会議があるのに」
霊C「ブラック企業に正義の鉄槌を!」
群衆「さっきから、うっさいぞ。てめえのせいで電車止まったじゃねえか」
霊C「え?」
神A「え?」
群衆「お前の死体を片付けるのために電車を止めるんだよ」
霊C「え?俺の死体・・・、なにこれ、跡形もねえ・・・」
神A「あ、ちょっと、それは見ちゃダメェ」
群衆「騒いでないで自分の死体を片付けろよ」
霊C「いいえ、話はできますけど、物を触ったりとかはできないんですよ・・・」
群衆「片付けもできないのに自殺したのか?あ?責任とれよ」
神A「責任・・・」
神B「元に戻そうか」
神A「元に戻せない」
神B「え?」
神A「え?」




