彼女はバスに乗車中
「バスと言う乗り物は普通の家庭では絶対的に不要だが、社会的生活を送る上では電車と同じように有効な交通手段だ。一つの箱が目的地まで移動する。それに乗る人は料金を支払って便乗……いや、便乗は正確ではないな。バスの運転手には目的などなく、巡回型ならただ回って、依頼ならタクシーのように目的地に行くだけだからだ。使用、としておこう。バスを使用する。最大のメリットは何だろうか。渋滞には巻き込まれる。料金はかかる。…………電車にも普通車にも劣るともとれる。しかしメリットはある。当然だ。なければ生まれない。仮に海上を飛行機よりも早く船が進めても船では運べないものがあるなら飛行機には価値がある。……………………バスのメリットは、個人的には電車の運搬量と自家用車の柔軟性の料率にあるだろう。無論、乗り心地が良くない、燃費も良くないなどのデメリットは存在するが、メリットがある以上は存在価値があるからして、つまりは……ばすというものは…………うっぷ」
「先生! 生徒会長が酔いそうです! つーか、絶対やばい状況です! 独り言をぶつぶつと! 」
「つまりは……その……あれだよ。袋をたのむ……」
「会長ー! 耐えて、少しだけ耐えて!」
バスに乗車中、ふと思い付きました。




