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永遠の神樹と争いのおはなし

 二柱の神から生み出された人間たちは、もちろんけがをしましたし、病気にもなりました。しかし、神族が大陸にまいた神樹が皆に癒しや力を与えていたので、皆幸せに暮らすことができました。

 ところが、その中でも永遠の神樹と呼ばれる不思議な神樹を巡って、人間族がふたつに分かれて争いはじめたのです。……クロンヌの生み出した朝の人間族と、ベルスーズの生み出した夜の人間族。争いはたちまち大陸に広がりました。それを見ていた神々は、大陸を分かつことにしました。

 ひとつの大陸に二本の神樹が存在することのないよう分かたれた大陸でしたが、再び争いが起こることを恐れた神々は相談した後、ある掟を生み出しました。妖精をみっつ、人間をふたつに分けた掟です。

 空、山、海に分かれた妖精たちはそれぞれ散って生きるようになりました。クロンヌはエテルネルの力の石版を封印する祠を建てると、封印に使った空の雫、海の雫、山の雫をそれぞれの長に与えました。

 朝と夜に分かれた人間はさまざまな大陸にわたりました。クロンヌは朝の国に赴き、王冠の神樹の守護を言い渡しました。ベルスーズは夜の国に赴くと、永遠の神樹の守護を言い渡しました。天高くそびえる塔を建て、墓から這い出た蛇から塔守を生み出しました。クロンヌとライカスはその塔に時計を授けました。エテルネルの罪の歯車を巻き込んで。

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