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クロンヌとエテルネルのおはなし

 まだ世界に宇宙だけが広がっていたころ、二柱の神が世界創造をめぐって戦っていました。朝の神クロンヌと、永遠と罪の神エテルネル。宇宙から生まれた太陽の神シャムスの息子であるクロンヌとエテルネルは、どちらかが彼らを生み出して宇宙の底で眠りについてしまったシャムスの代わりに世界を創らねばならないと考えたのです。戦いは、長い間決着がつかずにいました。が、あるときクロンヌは自らの左足から裁きの神ハキムを生み出すと、エテルネルを三つに分けて宝石、石版、歯車に封じ込めてしまいました。しかし、エテルネルは封印される前に右目から夜と子守唄の神ベルスーズを生み出していたのです。ベルスーズは、エテルネルの罪の力を借りて悪神を創ろうとしましたが、シャムスの意志によって悪神の誕生は止められました。神の創造に失敗したベルスーズは、何処かに去ってしまいました。

 戦いに勝ったクロンヌは、まず海を、そして次に大地を創造しました。クロンヌは大地に降り立つと、エテルネルの永遠の石の力を借りて時の神ライカスを、力の石版の力を借りて命の神レーヴェを生み出しました。ライカスは爪から狂うことのない時計を作り出し、世界に時間を与えました。レーヴェは長い髪を少しずつ刻んでは大地に草木を生やし、陸に動物、海に魚を生み出し、神々の息から神樹を生み出すと大地に撒きました。

 クロンヌはレーヴェの息から生まれた神樹の葉から、命を生み出しました。やがて命は妖精や精霊といった魔族になりました。

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