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黄巾無双  作者: 味の素
黄巾の章
13/62

第九話 軍を処し、敵を相る

鼠の気持ちではチーズしか得られない。大きい獲物を得ようとするなら狼の気持ちになれ。


『錨を上げて』より



「官軍がここへ進軍中ですか・・・」


曹操さんとの戦いから時が経ちましたが、やはり徐々に押されてきています。

最初は勢いがあったもののやはり長期戦になると押されてきますね。

そりゃぁ策を使う者と使わぬものでは差が大きすぎます。

それに罪も無い民に剣を向けた瞬間、黄巾党の終わりは見えてました。

民によって支えられるべき黄巾党が民にねたまれては支援も受けれません。

商人も敵に回した今、弓矢も馬も全く足りません。

他の人達は何を考えているのでしょう?



何も考えていないだろうなぁ。

これは黄天が沈む時も見えてきましたね。






そして現在、明埜によりこちらに官軍が我が砦に進行中との。

なんていうか佳境に入ってますね。

もちろん黄巾党滅亡へ・・・ですが。


それを意識しているのか本腰を入れているように感じます。

各地で聞くのは同胞の敗北の声。

同胞と言ってもあれだけ好き勝手やったのですから同情の念なんてまったくありません。

天和様達が無事であればそれでいいのです。



私の隊は基本攻められれば迎撃することに徹します。

こんな何の意味もない戦いに身を投じる必要は部下にはありません。

もはや義もなくなりました。

別に私は天下を取ろうなど考えてもいないですから積極的にやる必要もありません。


でも攻められれば話は別です。

死の恐怖を兵士達に思い出させて上げましょう。

でもいくらなんでも目立ちすぎましたね。


本腰を漢は入れてきました。

それもどうやら本気で討伐する気のようで。


「アア、将軍ハ皇甫嵩ト朱儁ダ」




そうですか。

片や後漢末期の英雄、片や後漢末期の勇者。

黄巾の乱を平定した者達です。

黄巾党キラーと言っても過言ではありません。

特に皇甫嵩。


貴方は黄巾党にとってトラウマ以外の何者でもないです。


私が死んだのもこの人の策である火計によって。

広宗の戦いで張角の弟張梁を討つとともに、病死していた張角様の棺を壊し首を刈り取った。

さらに曲陽では張角の弟張宝を討ち、10数万を討ち取って完全に黄巾党を沈めた。

まさに英雄。

演技では劉備が黄巾党討伐で活躍してましたが史実では黄巾党討伐といったらこの人です。

リアルチート過ぎて泣けてきますよ。


それはこの世界でも例外はなく獅子奮迅の活躍を上げています。

これは想像以上に辛いですね。



「兵は?」


美須々もこれまでにない激戦の予感してか顔が険しい。


「総数五万ダ。シカモ向カウトコロ敵無シ、戦勝ニヨリ士気ハカナリ高イ」


「約三倍・・・ですか」


「率いる将軍達によって実力も三倍はあると見て良いでしょうね。12万の軍と戦うぐらいの気持ちでやらねば私達はここで死ぬでしょう」



最後の最後にとんでもない壁が来ましたね。

これを神様が見ているとしたらよっぽどの悪顔で見ているでしょう。






「美須々、馬はどのぐらいありますか?」


「三千頭ほどです。弓矢は五千本しか・・・」


商人からの買い付け以来だいぶ立ちますからね。

矢は使ったあとリサイクルしてますが限界も近い。


「明埜?あとどれぐらいでここまで来るので?」


「見積モッテ十日後ダナ」


「・・・」


十日ねぇ。

他の黄巾党はあてになりませんね。

むしろ皇甫嵩の名前を聞いたら逃げるのでは?

作戦の最中に彼らによって無駄にされるのは・・・。


はは~ん。

いいこと思い付きました。

軍が多いなら減らせば良いんですよ。

軍の質が高いなら落とせば良いんですよ。

多少民に被害は出ちゃいますが天和様のもとへ帰るためにもそこらへんは切り捨てます。

戦いとは情を持てば死ぬのですよ。


「美須々?ここから一番近い黄巾党の拠点は?」


「二十里先に三万の同胞がいますが正直期待しない方が良いでしょう。彼らは賊上がりで罪も無い民を襲い、我らをここまで貶めた原因の一部です。そのくせ臆病で兵も兵とは見れない農民上がりの賊同様。我らとの共闘は逆に負担になりかねません。下手すれば勝手に逃げるでしょう」



「おお!!うってつけの逸材ですね!!」


「「?」」


うんうん、天運は我にありですね。

ならば天に見せて上げましょうかね。

美須々と琉生は不思議な顔をしています。

明埜は・・・あれ?笑ってますね。


「明埜は私が考えていることが解ったので?」


「大体ハナ。ダガ主ガソノ程度ノ考エ方ナワケガナイ。コレカラドウナルノカ考エルト面白クテナ」


楽しそうに笑う。

私も笑う。

その姿は二人の悪鬼が笑うが如く。

美須々はその姿を見て引いていて、琉生はぼーっとしています。

二人は完全に取り残されてますね。



「まずは明埜にそのお仲間への使者になってもらいます。それから残りは森の木をたくさんたくさん切ってくださいね」


「は、は!!」


「・・・」


「了解。ダガナンテ言エバイインダ?」


「それは」

















~皇甫嵩 side~



波才。

黄巾党の将にしてその軍は無敗、部下も素晴らしい武勇を持つ。

それに慈悲の心と義侠の心があるようだが・・・悪いが黄巾党である限り戦わなくてはなるまい。

彼を倒せば黄巾党全体の士気が下がり、この乱の終わりが見えてくるだろう。

そう思い軍を進めているとある一人からの情報が入った。


「あ、あの・・・どうか俺達の村を助けてください!!黄巾党のやつらが徒党を組んでここらいったいを襲っているんです!!」


そこまでは特に思うところはない、だが。


その中に『波』の旗があるのならば話は別だ。

その村は波才の拠点から離れている。


「朱儁、どう思う?」


「さぁな・・・正直俺も混乱している。もしかしたら見間違えただけかもしれないが・・・もし本当なら何がしたいんだか」


おかしい・・・時間が経って拠点が変わったのか?

どちらにしろ捨て置けない話だ。

確かここの近くにはもう一つ黄巾党の拠点があったな。

そこからだと村人の話は真実に近い。

それが波才の本拠地?


「私は二面作戦を取りたいと思う」


これが現状では良い手段か。


「それが確実だな。兵は砦が二万と噂が三万ってところか?」


「それがいいか・・・私はその村へ向かう。だが何事もなければそのまま戻ってくることにしよう」


「んじゃ!俺は砦か!解った。着き次第、俺の兵に情報を持たせて送ろう」


「解った。油断はするなよ」


「っは誰が黄巾の英雄に油断なんかするかね」


そう言って笑って朱儁は砦へ、私は噂の黄巾軍へと別れた。









~朱儁 side~


 


砦に着いたがその光景に驚かされた。





「おいおい・・・波才ってやつはイカレてるのか?」


思わず冷や汗を垂らしてその光景を見ている。

無理もない。

私自身も信じられない。

この軍を見回しても部下は皆、驚きの表情を一様に浮かべている。

それは何故か。









砦が火に包まれていた。


いや、正しくを言うと周りで木が燃えていてそう見えるだけだ。

周りに木を敷き詰め、そこに火を放ったようだ。


予想外だ。


このような籠城の仕方など見たことがない。

だがこれは有効だ。

近づけず、様子を探ることも出来ない。


「だがいずれかは消える」


そうだ。いずれかはこれは消えるだろう。

そうなったときが彼らの最後だ。

兵の数は一万と五千。

油断などしない。

幾度も官軍を撃退してる彼に油断をするほうがどうかしている。


これは根競べになるのか?



・・・何かおかしい。

この程度で終わるのか?

援軍が来るからこそ籠城する。

援軍が見込めぬ状態で籠城など波才がするのか?






ジャーンジャーン!!



銅鑼の音!?

クソッタレそういうことか!!


「で、伝令!!背後より黄巾軍が我が軍を強襲!!は、旗には『波』の字が!?」


波の字!?だが向こうに波才はいるんじゃないのか!?

ああもうはめられたんだな!!

うまい具合に兵力を分けられた。

だが今はそんなこと関係ねぇ。


「解った!!すぐに陣形を取れ!!」


戦い続けた俺の兵達は混乱はあったがすぐさま正面から受け止める迎撃の陣形を取らせる。

敵の統率は取れており陣形を組んで向かってくる。

なるほどな、ありゃよく訓練されてやがる。

おまけにこの奇襲。

頭も使いやがる。

だけどなぁ、それは俺達を甘く見すぎだ。


「はめられはしたが、この程度でやられるほど俺らが弱くねぇってことを教えてやる」


だがあいつらは俺らの力を見誤った。

その程度で敗北するなど我が軍にはありえない。

常に倍近くの黄巾兵と戦ってきた。

その度胸と経験を侮っちゃいけないね。




朱儁が取ったその行動は間違ってはいなかった。

事実、このまま戦えば勝利していたのは彼だっただろう。

一見何気ない陣の組み方にはそのまま敵の勢いを殺し、反撃で全てを刈り取る。

歴戦の猛者による必殺の陣。




だがそれはこのまま戦えばの話だ。

彼は正面の波才と思われる軍に気を取られすぎていた。

だがそれはしょうがないと言える。

他に敵が現れそうな所など無い。

故に彼は正面に集中した。


もうすぐ接触し戦闘が始まる、そう思って彼が身構えた瞬間。




背後より強襲を受けた。



燃えている砦。

誰も出ることも出来ず、入る事も出来ない火で出来た籠。

その籠を突き破り、騎馬隊が現れた。

誰もが呆然と口を開き、何が起こったのか理解が出来ない。

ただ、目を見開き何が起こったのかと目に焼き付けようとする。


彼らの目に一人の将と思わしき男がとまった。



そしてその男の叫びが戦場にこだまする。





















「ぎゃぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ頭が燃えている!!!」






~波才 side~


まずは分散に成功。


そして今、官軍さんはみごとに気を正面の琉生の軍に気を取られていますね。

まぁ後ろには炎の壁に覆われた砦。

気を取られ背後に回られた敵軍。

しかもその旗は『波才の旗』。


そりゃ気も取られるものです。

でもそれだけでは不意打ちとはほど遠い。

それで倒せるほど彼らは甘くはない。


だから、それすらも全てはこのための布石。


私と美須々がこの炎の砦から出て背後を突くためのね。


「主、時が来たようです」


「ええ、行きますよ」


この策は真田のYAZAWAが行った策と同じだ。

城の周りを木で燃やし、まさか出てくるとは来まいと油断していた北条の大軍を撃退したときの策。


策というのか無謀というのかまるでわからない。

というかもはや馬鹿だろとすら思う。


それがYAZAWAクオリティ。

日本の武士のKOKOROだ。


ふふ・・・見せて上げましょう!!

真田のYAZAWAの力を…じゃなかった我らの力を!!




「開門」


「っは!!門を開け!!」



開かれる門。

見えるのは炎の壁。

ここからでも熱気が私を包む。


ふふふ・・・これはわくわくしてきましたね。

このスリル!!

さぁ殺し合いましょう!!

純粋に戦いを楽しむものこそ勝利をも楽しめるのだぁ!!


……あれ?いつの間にか平和主義者だったはずなのにかなり変わっている気がします。

まぁこの世界では気にしたら負けです。


この世界では常識に囚われてはいけないのですね!


っとおふざけもここまでにしましょう。

そろそろ時間ですからね。


「さてみなさん、今日も殺し合いにはもってこいの良い日ですね」


誰もが私を見つめるがその目に恐怖はない。

纏う空気を変える。

ここから先は波才だ。

波才ではない、波才なのだ。


「殺せ、全て殺せ。戦う者は殺せ、刃向かう者は殺せ、逃げる者は殺せ、泣く者は殺せ、懇願する者は殺せ、生きとし生ける敵は全て殺せ。そこに一切の情はなく、一切の迷いもなく、一切の後悔もなく、一切の躊躇いもなく、一切の考えもなく、一切の常識もなく、一切の論理もなく、一切の喜びもなく、一切の救いもない」


嗤う。

もはや私は人が笑える笑いをしていないのだろう。

それもまた一興。

ですがこの姿は主には見せられませんね。

他の皆さんも人が浮かべて良い笑顔を浮かべていません。

子供が見たら泣くぞこの集団。


見敵必殺サーチアンドデストロイ!!見敵必殺サーチアンドデストロイだ!!我々の前に敵はなく、我々の後に敵はなし。全て殺せ!!全ての障害はただ押し進み、潰し、粉砕しろ!!」



この言葉に誰もが歓喜し、誰もが嗤う。

真の獣とはこういうどうしようもない、泥と血の棺桶で死んでいく者達のことを言うのだ。

今の私達みたいにね。


「全軍!!我に続け!!!」


私を先頭走り出す我が騎馬隊。

誰もが顔に喜悦の表情を浮かべ炎の壁へと突き進む。

私も浮かべているんでしょうね。

戦いへの期待!!喜びを!!



迫る炎の壁。


今の私達には障害としてはちょっと役不足です。


そして炎の壁を突き破って見えたのは官軍のがら空きの背後。


思わずにやりと口を歪める。











ん・・・なんか焦げ臭くない?


なんか焼けるような臭いが・・・。

布って言うか炭素が燃えるような嫌な臭い。


熱い。

頭がほのかというかもの凄く熱いような。


しかもそれが頭からじんわりと言うよりぐわっと…。


あ、頭が燃えてるんだな。

うん、謎は全て解けた。

…。

……。

………。


って。












「ぎゃぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ頭が燃えている!!!」











~美須々 side~


主は素晴らしいお方だ。


まさかこんな策を思い付くなど誰が考えようか。


外の黄巾兵をおとりにし、兵力の分散。


そして二回もの背後の強襲。


二重、三重の罠。



だが外には炎の壁。

下手をすれば大怪我では済まされない。

恐れがないと言えば嘘になる。


主はどうだろうか?


そう思い隣で馬にまたがる主を見る。


笑っていた。

楽しそうに笑っていた。


歓喜、そう歓喜の表情を浮かべて。


戦うのが楽しくて、待ち遠しくて仕方がないという表情で。







何というお方か。

間違いでは無かった。

この方が主で間違いはなかった。

正真正銘私の主であるお方だ。

私が道を選ぶのではない。

この方が進む道こそが我が美須々という武人の通る道なのだ。



おもしろい。









面白い!!


私まで楽しくなってくる。

歓喜に槍を持つ手が震え、目を見開き瞳孔はただ一点のみを見続ける。



いったいどの歴史に炎の壁を突き破り敵を討ち果たす者が居るのだろうか。

ここだ。

ここにいる。


はははは。


楽しくてしょうがない。


そんな私達の姿を見てか背後に並ぶ兵達も最初は怯えていたが今や喜悦の表情を浮かべ、今か今かと主の命令を待っている。

これだ。

これこそが波才の軍なのだ。

主がそこにいる限り例え誰もが嫌悪する地獄の園だろうが、我らは口笛を吹き心の底から嗤う。



「開門」


短い主の声。

どこまでも透き通り、心の中に満ちる狂おしいほどの誘惑。

我らを惑わしてやまない甘美なる声。

今の我らには神の声にも等しい。


「っは!!門を開け!!」


ああ、待ち遠しい。

ああ、狂おしい。

まるで恋い焦がれた乙女のようだ。

この方といるだけで戦場が楽しくなる。

この方がいるだけで私という存在が輝ける。

もはや死すら愛おしい。


そしてその炎の壁を見て主の身に纏う空気が変わった。


その後ろ姿は王。

誰もがその姿に身を奪われ、誰もがその姿に跪く。


我らの王の姿。

ただ唯一なる道を創り、我らを導く。


その姿に我らは思いを馳せ、一つとなる。


「さてみなさん、今日も殺し合いにはもってこいの良い日ですね」


主の声に思わず空を見上げる。

そこには青い空。

どこまでも青が広がっている。

我らを見る主の顔・・・それはもはや悪鬼羅刹の如く。

見るものは嫌悪し誰もが畏怖する魔の表情。

今の我らにはそれほど愛おしく、美しい顔はない。


「殺せ、全て殺せ。戦う者は殺せ、刃向かう者は殺せ、逃げる者は殺せ、泣く者は殺せ、懇願する者は殺せ、生きとし生ける敵は全て殺せ。そこに一切の情はなく、一切の迷いもなく、一切の後悔もなく、一切の躊躇いもなく、一切の考えもなく、一切の常識もなく、一切の論理もなく、一切の喜びもなく、一切の救いもない」


嗤う。

もはや私は人が笑える笑いをしていないのでしょう。

な~んだ、私も悪鬼羅刹の顔を浮かべているのですか。

悪鬼羅刹の集団、だがそれはたった一人の人間のためだけに行動し、戦い、貪る。

やはり主はすばらしい。



見敵必殺サーチアンドデストロイ!!見敵必殺サーチアンドデストロイだ!!我々の前に敵はなく、我々の後に敵はなし。全て殺せ!!全ての障害はただ押し進み、潰し、粉砕しろ!!」


ああ、すばらしい。

主に、自らの主君に身を捧げるというのはこんなにも甘美であるのでしょうか。

この方のためならば死ねる。

この方の進む道を妨げる者なら誰であろうが殺す。


その我らが王の命令。


見敵必殺。


了解です主。

全てを、我らを妨げる者全てを殺します。

この場にいる誰もがその命令に一切の迷いも無く、一切の躊躇いもないでしょう。

何故ならそれは主の命令だからですよ。

それ以外に重要なモノがあると?


「全軍!!我に続け!!!」



先頭を走る主に続く。


走る途中に自分の長い髪が邪魔なことに気がつく。


炎の壁を進むには邪魔な髪。


自分の母が褒め、皆が美しいと褒めた長髪。




いらない。


そんな過去など不要!!


今ここであるのは戦いのみ!!


槍の先で髪を切る。


炎の壁が迫る。


その時は永遠のようで一瞬。


そして




突き破った。


見えるは敵軍のがら空きの背後。

誰もが驚き我らを見つめる。

ふ ふ 死のない戦いなど面白くもなんともないわ!

さぁ!!戦いを肯定しよう!!

殺し合いを楽しもう!!


「レッツ「ぎゃぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ頭が燃えている!!!」・・・・・パァリィィィィィィィィィィィ!!」

















・・・今何か聞こえた気がしますが気のせいです!!

主の声に似ていたのも気のせい!!

ちらりと見た主の頭に火が踊り狂っていたのも気のせいに違いない!!


さぁ!!殺し合いましょう!!

いろいろはっちゃけてしまった。




テレビで自分が知っている音楽が流れるのってテンション上がりますよね。


でもマブラヴが流れたのにはびっくりしました…。

これは恋姫も来るのだろうか?

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