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〇〇〇さん  作者: 相雪 化
第1章:終わりの始まり
4/17

いつも通りの一時。



 6月6日午前8時45分頃。

 私立神見高等学校2年3組の教室で.........




 ▽




 僕、佐藤さとう れんは2年3組の1人だ。

 席は最近席替えしたかたので一番後ろの窓側の席で、莉桜やクラスの皆にめっちゃくちゃ羨ましがられる学生にとっては超が付くほどの特等席だ。


 さて、ここで僕のクラス。2年3組の説明を少ししようと思う。

 まぁ、説明と言っても特に言うことは無いが.........


 僕と莉桜がいるってことくらいしか言うことがない。

 あと、教育実習生の幽華先生がいるってことくらいかな。他と違う所は...............


 それ以外は普通の学校の普通のクラスって感じだ。

 特に何も無く、何も変わることなく、何の変哲もない、いつも通りを繰り返し続けるクラスだ。




 「あぁー」

 「ねぇねぇレンレンー」


 「あのさ、1限数学じゃん?あのさ、教科書忘れたんだけど見せてくれないかなー?」

 「見せてくれないかなー」




 本当にいつも通り何かを忘れてくる奴だよ本当に............

 コイツ、僕になら何でもしていいんじゃないかと勘違いしてないか?いくらなんでも、幼馴染だからってやって良いことと悪いことがあるって知らないのか?


 いや、コイツは頭のネジが何本か緩んでて何本か足りなかったな.......

 なら、仕方ない。どうせ、席は隣なんだし別に良いか。


 「仕方ないな。次は忘れるんじゃないぞ!!」

 「ぜ〜ったいに忘れなよ!!絶対の絶対の絶対だからな!!」




 「分かってる分かってるよ〜」

 「この恩は絶対に忘れないよー!!」

 「ありがとねー、レンレン♪」




 今日だけでお昼ご飯代に教科書の貸し。

 これは一体、どれくらいの利子が付くのやら?


 一体どのくらいになるのか楽しみだな。


 「分かってると思うが、ちゃんと恩を返せなきゃ倍返しで返してもらうからな莉桜」

 「この前みたいな、待ったなしは無いからな」




 「もちろんだよレンレン!!私が一度でも約束を破ったことがあった?」

 「ないでしょー!!私ったら学校内でもかな〜り信用されてますから〜!!」




 「そんな信用度、僕には無関係だ。それに、お前まだ返せてないのが沢山あるだろうが」

 「この前、僕が払わされたジュース代にオヤツ代、ノート代や文房具代、動物園行った時の入場料代、動物園行った時のお土産代、動物園行った時の帰りの運賃代、回転寿司食べに行った時も僕に払わせたよな?あとあと、ゲーセンで僕から何万円か借りたよな?カラオケの時も僕に全部払わせたし」

 「それに、欲しい漫画があるからって買わされた漫画代にここ一週間お前僕の家で夕食を食って行ってるよな?それの夕飯代に風呂にも入って勝手に洗濯機も使ってるから水道代や光熱費の一部もか?」

 「それにそれに、今日のお昼ご飯代と教科書を貸した恩。教科書はまだしも他はキッチリ返して貰うからな!」


 「これは、お前が全部後で返すからって言って返さなかった借りだからな!!キッチリ返せよ!!」


 本当はもっと沢山借りがあるが、どうせ言った所でコイツが借りを返せるわけないし言うだけ無駄か...........



 「あ、あれぇ〜?」

 「そ、そんなにいっぱいあったっけな〜?」



 やはり、コイツの記憶力は信用するだけ無駄か............

 なんで、こんな奴が学校内の人気者なのだろうか............

 いや、考えるだけ無駄か............

 仕方のないことだと割り切ったほうが早い。



 「ほらほら、席につけー」

 「授業始めるぞー!!」



 先生が教室に入って授業の合図をする。

 それと同時にチャイムも鳴り始める。


 「起立!気をつけ!礼!」



 「「「「お願いします!!」」」」




 そうして、授業が始まる。

 まだ、この時は何も変わったことはなく、ただ普段通りの日常が続いていたのだった。





 ▽




 6月6日午前4時44分頃

 私立神見高等学校の旧校舎にて............




 また、失敗した。

 僕の実験はまたまた失敗した。

 実験はまたまたまたまた失敗した。




 「クソッ......」



 「クソックソッ.............」




 「クソックソックソッ................」




 「クソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソオ゙ォォォォォォ!!!!!!」



 「なんで、成功しないんだ!!」

 「何が足りない?何が原因なんだ?」


 「分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない分からない!!!!!!!」



 クソッ!!

 こんな所で挫けてる暇は無いのに!!


 特殊な個体を呼び出して、僕は家族に...........

 父さんと母さんに............

 兄さん達に............



 だから、僕はこんな所で躓いてる暇は無い!!挫けてる暇は無い!!やるんだ!!頑張るんだ!!

 また、一から見直すんだ!!何が間違っていたのか調べ直すんだ!!


 そして、次は必ず成功させるんだ!!



 6月6日午後のみんなが帰宅して静まり返った私立神見高等学校の本校舎内でソレを行う。

 次こそは成功させる!!


 例え全てを犠牲にしてでも.........




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