説明会。
6月8日(土)12時36分頃
神棲神社にて.........
▽
僕達は家から僕と莉桜のお泊りセット一式を持って神棲神社まで戻って来た。莉桜は親に泊まることを伝えて、僕も一応友達の家にお泊りすると両親に伝えておいた。
幽華先生は町の調査も一段落したみたいで神社に戻って来た。そのため、今はみんなでお昼ご飯を食べています。
今日のお昼はサンドイッチ。幽華先生が町の調査の次いでに買ってきたそうです。
そういえば、今日は莉桜とデートの約束をしていたけど結局そんな事している場合じゃなくなってしまった............
「ご馳走様ー♪」
「いやー、美味しかったよ幽ちん!!ありがとね〜」
「さぁて、お腹も膨れたことだし!!」
「さっそく、朔夜くんについてだね」
「あの、サクは一体何をしようとしているんですか?」
サクの目的は何なんだ?
幽華先生を捕まえて、僕達を殺そうとして、一体旧校舎で何を.........
「そうだね」
「朔夜くんの目的は正直私も良く分かっていない。でも、推測は大体ついている」
「さて、今から私が現在何が起こっているのかと、祓い師としての一般知識を全て説明するから覚悟して聞いてね?」
「質問は後で聞くからねー」
「で、まずは朔夜くんが何をしようとしているのかだけど、朔夜くんは特異個体と呼ばれる怪異の召喚が目的だと私は予想しているの」
「特異個体ってのは普通の怪異と違って意思を持ちバカみたいに強い怪異のこと。普通の怪異は人を襲うだけなんだけど、特異個体は人を襲うだけじゃなくて意思を持って行動するんだよね〜」
「まぁ、人間の存在に近い怪異だと思っておいていいよ。特異個体は厄介でね、バカみたいに強い癖に変な知恵を付けているのから祓うのが面倒だし、祓ったら祓ったらで僧共がうるさいし...........」
「そんな、特異個体を召喚して朔夜くんが何をしようとしているのかは知らないけど現在進行系で被害者が出てるんだよね〜」
「幽華がこの町に来る前から神見高校の生徒と職員複数名が被害にあってるんだよ。それに昨日の一件後、神見高校の生徒職員以外にも町の住民にまで被害が及んでるみたい。そしてこのまま被害が増え続ければ総本閣が介入して面倒な事になるんだよね〜」
「だから、総本堂が介入してくる前に蓮くんのお友達である朔夜くんを止めないと行けないのよね〜」
「あ、因みに総本堂ってのは日本の祓い師達をまとめる組織みたいなものだよ。正式名称は大祓総本堂とか言うらしい。私はどこにも所属してない一匹狼だから総本堂の介入を止めることは出来ないんだよね〜」
「えぇと、今の話をまとめると.........」
「朔夜くんの目的は特異個体の召喚。召喚して何をするのかは知らない。被害者数は現在進行系で増加中。早くこの一件を終わらせないと総本堂が介入して来て朔夜くんは処刑!!」
「どうも、朔夜くんはこの町を巻き込んで特異個体の召喚をしようとしてるみたいだけど...............」
「いや、幽華が下手に動いたから学校の一部を巻き込んだ召喚から町全体を巻き込む召喚方式に変えたのかな?どちらにしても、関係のない人達を巻き込んでるんだけどね」
「因みに、巻き込まれてる人はみんな発見時に意識を失っていて未だに目を覚まさないんだよね〜」
「私が被害者を“見た”感じ、どうも被害者は気を根こそぎ取られていたんだよ。ちなみに、気というのは人間や動物が持つ生きていく上で必要なエネルギーのことだよ」
「そんな、生きていく上で重要な気を根こそぎ取られた被害者達は私の処置で後遺症は残らなかったがかなり危険な状態だったよ」
「さて、気のことを教えたなら氣のことも知っておいた方が良いだろう。氣とは空気中に漂っているエネルギーのことだよ。気が体内を巡っているエネルギーなら氣はそこら中に巡っているエネルギーだ」
「そして、その氣がこの町には異常なほど漂っているんだよ。しかも、その氣は神見高校に集まっているらしく今日の朝早くに見に行ったとき私は驚いたよ。氣の量が通常の百倍の量が検出されたんだ」
「ちなみに、周囲に氣が多過ても意識障害などが起こるから危険なんだよねー」
「ちなみに、怪異は気と氣の集合体みたいなものだよ♪特異個体はその集合体に意思が宿ったもの」
「さて、ここでもう一度全てをまとめよう。」
「まずは、祓い師の一般知識について♪
気とは人や動物の体内に巡っているエネルギー。
氣は空気中を漂っているエネルギー。
怪異は気と氣の集合体で、その集合体に意思が宿れば特異個体に認定されるの。
そして、その怪異を祓うのが私たち祓い師。その祓い師をまとめる組織が大祓総本堂。
わかったかな?」
「次に朔夜くんについて♪
朔夜くんの目的は特異個体の召喚。召喚後は不明。
朔夜くんはこの町の住民達の気を吸い取っている模様。
また、神見高校に超高密度の氣を集めている。
朔夜くんの被害者は複数人おり、みんな保護はしているけど意識が戻らないし意識障害があり。
早く対処しないと総本堂が介入してきて面倒な事になるから私達はこの数日で朔夜くんを止めないといけない。
これくらいでいいかな?」
「な、なるほど.........」
「何となくわかりました。何となくわかったんですが、サクをどうやって止めるんですか?」
「サクは気?と氣?を集めているんですよね?」
「で、サクが構えてる学校では氣が充満していて踏み入れたら意識障害。気を吸い取らたら意識を失う」
「僕達はどうやってサクを止めに行けば良いんですか?」
「ふっふっふっ〜♪」
「そんな事は簡単だよ!!気を吸い取られたら駄目?氣を大量に摂取したら駄目?だったら、氣も気も自分でコントロールすれば良い!!」
「そして、それこそ君達への明後日までの課題だ!!君達は明後日までに気と氣をコントロール出来るようにせよ!!」
「君達は今日から私と幽ちんが付きっきりで教える。そして、氣と気のコントロールを明後日までにコンプリートして作戦決行だ!!!」
「は、はぁ.........」
「じゃあ、その作戦ってのは.........」
「それは、まだヒ・ミ・ツ♪」
「作戦は当日に教える。ぶっつけ本番って訳だよ♪」
「まぁ、私の見立てなら君達は今日か明日にでも気と氣を感じ取れるようになって明後日にはコントロール出来ている。そして、明後日の夜には作戦決行、朔夜くんの陰謀を止めてハッピーエンドってわけ♪」
「そ、そんな簡単に行くんですか?」
「そもそも.........」
「大丈夫大丈夫〜♪ヘーキヘーキー♪」
「もし失敗しても他にも手はあるからね。君達は祓い師のお勉強、実習でもしている感じに思っておいてよ♪」
「さて、教えることはすべて教えた!!祓い師の簡単な基礎知識も怪異達の簡単な基礎知識もバッチリ!!」
「それじゃ、時間も少ないし蓮くんと莉桜ちゃんのお勉強会を始めよっか♪」
「あぁ、あと忘れてたけどもう一つ........」
「私達、祓い師達は怪異の事を怪異とは言わないんだ。一般人に聞かれると「えっ!?」って思われて色々と面倒だからね」
「だから、私達は怪異の特徴や見た目を判断して怪異に名前をつけるんだ」
「君達が出会ったのだと、目がいっぱい身体に埋め込まれたから“目さん”だったり、全身が耳で出来た“耳さん”だったり...........」
「その、目さんや耳さん。怪異のことを私たち祓い師は〇〇さん呼ぶんだよね♪」




