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〇〇〇さん  作者: 相雪 化
第1章:終わりの始まり
20/22

決断。



 6月8日(土)8時00分頃

 神棲神社にて.........



 ▽




 「おはようございます..........」



 まだまだ日が昇りきってない朝。

 空には雲が薄くかかっていて、少し肌寒い。


 外の大きな木が立っている所にみんな集まっていた。

 僕と莉桜も寝起きで重たい身体にムチを入れて集まって行く。



 「おはよう、蓮くんに莉桜ちゃん」

 「昨日は良く眠れたかな?」


 「さて、起きて直ぐの所で悪いんだが君達がどうしたいか答えてもらおう。私達と同じ世界に来るのか、いつも通りの日常に戻るのか.......」



 ふわぁ、眠い.......

 結局、昨日は全然熟睡出来なかった.........


 あ、そう言えば親に神社に泊まること言ってないよな?

 僕の両親は大丈夫だろうけど莉桜の両親にはどう説明したものか.......


 「で?君達の答えは.........」




 「そうですね。一つ聞いておきたいんですが、もし貴方達と協力してサクの目的の阻止をした後、僕達はどうなるんですか?」




 「そうだね。これが終わったら私は正式に君達を祓い師にスカウトするよ」

 「君達は私や幽華にとって必要な存在となる。それに、君達はこれからも怪異に巻き込まれることになるだろう絶対に。その時に自身や幼馴染を守れる力は身につけておきたいだろう?」


 「どうだ?今なら私が直々にこちら側について教えてあげられる。それに、変な派閥争いからも守ってあげられる」

 「どうかな?私達と一緒に.........」




 「わかりました。乗ってあげます」

 「貴方達の方に.........」


 こんな、怪異なんてものを関わったなら後戻りは出来ない。怪異なんて知ったら後戻りは出来ない。

 僕は天真爛漫な莉桜は必ずこれからも怪異に関わる。だから、莉桜を守る為に僕は怪異?を祓える力を身につける。



 「私もいいよ。レンレンと同じで」




 「そうかそうかー♪」

 「いやー、私はそう言ってくれて嬉しいよ...........」

 「本当に.........」


 「じゃあ、大雑把にだけどこれからの予定を話しておくよ」

 「今日は土曜日だし君達学校がないからね、まず幽ちんは買い物に言ってきて欲しい。今日から君達はこの神社に泊まるのだ!!!」

 「だから、蓮くんと莉桜ちゃんはお家の人に連絡しといてね〜」


 「ま、蓮くんの親は仕事で当分帰ってこないだろうし、莉桜ちゃんの親は蓮くんの家に泊まるって言えば大丈夫だよね〜?」

 「だから、着替えとか色々持ってきてー♪」


 「さ、行った行った〜」

 「お昼までには戻ってきて〜♪」



 紅葉さんはフワフワした調子で木を登っていき腰を掛ける。

 そうして、紅葉さんは手でシッシッと僕達を追い払うようにジェスチャーをする。


 でも、そんな元気一杯の紅葉さんの顔はどこか悲しそうな............




 ▽





 「はぁ.........」


 僕達は神棲神社がある山を降りて、家に向かって歩く。


 ふぅ、身体の疲労感が全然取れてない...........

 それに、汗で気持ち悪いし家に帰ったら風呂に入るか.........


 それに、紅葉さんはなんで僕達の家の事情を知っているんだ。僕の親が仕事で忙しい事に、莉桜の親が僕の所なら泊まる事を許可することとか...............



 「なぁ、莉桜?」




 「......................」



 反応なし。

 さっきから、莉桜が全く反応してくれない。どうしたんだ?

 なにかあったのか?特に紅葉さんの前だと特に静かだ.........


 「おい!!莉桜ー!!」




 「ひゃっ!?」

 「ビックリしたー!!どうかしたのレンレン?」




 「いやいや、それはこっちのセリフだ。お前の方こそどうした?」

 「いつもの元気はどうした?」




 「えっ?いや、なんかね..........」

 「ねぇ、レンレン。あの紅葉って人なんか引っかかるんだよね.......」

 「何処かで見たことあるというか、何というか...........」




 「あぁ、それなら僕も思った。なんか、何処かで見たことあるというか...........」

 「誰かと雰囲気が似ているというか..............」


 最初に会った時から紅葉さんには少しだけ違和感を感じていた。

 だけど、それが何なのか分からない。ずっと、引っかかってる.........



 「もしかしたらだけどさ、紅葉さんって............」




 「ほぅほぅ、私がどうかしたのかな?」

 「蓮くーん?莉桜ちゃーん?」


 いきなり、後ろからさっき聞いたばかりの聞き馴染みのある声が聞こえてきた。

 後ろを振り向くとダボダボの服を着た紅葉さんが仁王立ちしていた。



 「さ、さっきぶりですね紅葉さん.........」




 「さっきぶりだね蓮くん。で、私がどうしたのかな?」

 「もしかして、私に内緒で悪口言ってたのかなー?酷いなー、蓮くんも莉桜ちゃんも裏で私の陰口なんて............」




 「ち、違いますよ!!」

 「いや、紅葉さんってなんか何処かで見たことあるような気がして............。あと、紅葉さんの雰囲気がその.............」




 「.............ふぅ〜ん」

 「まぁ、私は日本中を旅しているからね。昔、何処かであったのかもしれないね♪」




 「あの、紅葉さんはなんでここに?」


 紅葉さんは神社で待ってるとか言っていたけど.........

 もしかして、何かあったのかな?



 「いや、神社にいるのも暇でね」

 「せっかくだし、この町を見て回ろうと思って。そしたら、君達がいたからそのままお家まで着いていくことにしたんだよ♪」




 「そ、そうですか.........」

 もしかして.........いや、もしかしなくても紅葉さんって結構自由人?

 あっちにフラフラ、こっちにフラフラ...........


 まるで、莉桜みたいな自由人だこと...........



 「さ、早く行こ行こ♪」

 「君達のお家へレッツゴー!!!」


 そうして、僕と莉桜と紅葉さんの3人で家に向かうことになったのでした。




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