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四十四話 王家の血脈 3

◇◇◇ 赫燕(かくえん) ◇◇◇


 捕虜交換の会談から、季節が二つほど巡った頃。白楊(はくよう)国を揺るがす報せが舞い込んだ。


 赫燕(かくえん)はその報せの紙を握りしめる。玄済(げんさい)大孤(だいこ)、さらにはその奥の騎馬民族たちが同盟を結び、白楊を滅ぼすべく大連合軍が結成されたと書かれている。


 天幕の中で一人、赫燕は地図に記された「崔瑾」の駒を見つめながら、獰猛な笑みを浮かべた。そして、それを国境のまさにその一点へと、こつりと置く。


「——面白くなってきたじゃねえか」


 その声は、地図を囲む静寂の中で、盤上の駒と同じように乾いた音を立てた。

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