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エピローグ:新婚初夜とお風呂 -「二人きりの温もり」

挙式と披露宴を終えた夜、二人はスイートルームに戻った。部屋には柔らかな照明が灯り、窓からは夜景が煌めく。春斗は、陽葵が自分の隣に座るのを見て、心の奥がじんわりと熱くなるのを感じた。


「ねえ、春斗……今日は、本当に疲れたね」

陽葵が小さくため息をつく。肩には微かな汗がにじんでいて、春斗はそっと手を伸ばして髪をかき上げた。


「でも……その顔を見るだけで、俺は幸せだよ」

春斗の言葉に、陽葵は少しだけ顔を赤らめ、恥ずかしそうに微笑んだ。


「……春斗、今日は……二人でお風呂に入らない?」

彼女の提案に、春斗の胸が高鳴る。二人きり、誰もいない空間で、今日一日の疲れを洗い流しながら、互いの存在を感じられる贅沢な時間。


浴室に入ると、湯気がふんわりと立ち込め、柔らかな光が二人を包む。陽葵は慎重に湯船に入り、春斗もそっと隣に体を沈めた。お湯の温もりが、今日の緊張と疲れを溶かす。


「……あったかいね」

「うん……春斗と一緒だから、余計に心地いい」

陽葵の小さな声に、春斗はそっと肩を抱き寄せる。湯船の中で体が触れ合うたびに、微かな火花が走るように胸が熱くなる。


春斗は、優しく彼女の髪を洗い、泡で包む。指先の感触が、陽葵の肌に触れるたびに、互いの存在の尊さを再確認する。陽葵も照れくさそうに春斗の肩や背中を洗い、笑いながら小さな水しぶきを飛ばす。


「ちょっと!水かけないでよ」

「ごめん、つい……でも、陽葵が笑うと楽しくて」

笑い声が浴室に響き、湯気の中で二人の距離はさらに近づく。肩を寄せ合い、心も体も重なるような温かさに、二人は静かに見つめ合った。


●夜のベッドタイム


お風呂を終え、二人はベッドに横になる。パジャマ姿の陽葵は、寝巻きの柔らかさと彼女の温もりで、春斗の胸の鼓動をさらに早める。


「ねえ、春斗……今日、いろんなことがあったね」

陽葵が小声で囁き、春斗の腕の中に体を預ける。


「うん……俺たち、ついに夫婦になったんだな」

「そうだね……ずっと一緒にいられるんだと思うと、なんだか信じられないくらい幸せ」

二人の間に静かな時間が流れる。抱き合い、時折軽くキスを交わしながら、今日一日の思い出と幸福を胸に刻む。


「春斗、眠くなる前に……ちょっとだけ、甘えてもいい?」

「もちろんだよ」

陽葵は少しだけ甘えるように春斗の胸に顔を埋め、手を絡める。春斗は彼女をぎゅっと抱きしめ、温もりと香りを全身で感じる。


夜が深まるにつれ、二人は眠りに落ちる。初めての夫婦としての夜は、静かで、そして心の奥まで温かいもので満たされていた。


●新婚初日 -「二人の小さな幸せ」


朝、カーテンの隙間から差し込む光で目を覚ますと、隣には陽葵の寝顔があった。寝返りを打ちながら微笑む姿に、春斗は思わず小さな声で呟いた。


「陽葵……本当にかわいいな」


陽葵はゆっくりと目を開け、春斗に気づくと、くすぐったそうに笑う。


「おはよう、春斗」

「おはよう……今日から、毎日一緒に朝を迎えられるんだな」

二人は手を握り合い、ベッドの中で少しだけだらだらと過ごす。お互いの存在を感じながら、何気ない時間を楽しむ幸福感は、言葉では言い表せないほど温かかった。


朝食の準備では、陽葵がふんわりとしたエプロン姿でトーストを焼き、春斗はコーヒーを淹れる。二人でキッチンに立つだけで、笑い声が自然と溢れる。


「春斗、見て!トーストうまく焼けたよ!」

「おお、完璧だな。いただきます」

陽葵の作ったトーストにバターを塗りながら、二人は笑い合い、軽くチーズを奪い合う。小さな日常の一瞬一瞬が、これまでにない幸福で満たされていた。


午後には、ベランダで二人並んで洗濯物を干す。陽葵が洗濯バサミを落とすと、春斗がすぐに拾って手渡す。


「ありがとう、春斗」

「いえいえ、俺の役目だ」

日差しを浴びながらのこんな些細なやり取りも、二人にとっては微笑ましく、愛しい時間だった。


夜は再びお風呂で互いに体を洗い合い、ベッドでぎゅっと抱き合って眠る。新婚生活初日から、二人の絆はますます深まっていった。

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