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落ち人:明日をも知れぬ運命  作者: 木苺
その2 チュートリアル または一人暮らし開始
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村までの距離

ここで、少し 話が飛ぶ、何日分か。


今日から 私は一人暮らしだ。


タンタンさんが救護所と言っていた場所、つまり 私が土砂降りの夜に連れてこられた家が、マイホームとなった。


というのも・・



最初は タンタンさんの村に行こうかと思ったのだが、

タンタンさん曰く、こっから タンタンさんの足で1日中歩き通し、人間なら最低でも3・4日かかるところにあるらしい。


「ということは、嵐の前日にお告げを受けたタンタンさんは・・」


「はい、急いで村を出て、ココについたときにはすでに嵐が始まっていました。

 なので なんとか あなたが着いた「嵐の2日目の夜」に間に合ってよかったです」


「私もそう思う。

 なんか 大変な思いをして迎えに来てくださったのですねぇ」


「まぁ それが 私の役目ですし、養父から受けた恩を返せたと思うと私もうれしいです。」


「うわぁ そう言われると 次は 私が案内人にならなければいけないのかしら?」


「案内人は あくまでも村人の仕事ですから。

 それに 人間だと、お告げが出てからここへ来るのが間に合わないんじゃないかなぁ・・」タンタン


「そっかぁ 村も ずいぶん遠いのね」


「そうですか?

 私たちにとっては、村と村を行き来するのに、片道10日くらいかかっても普通ですよ。そりゃ都の近くとかだと もっと近いのかもしれませんが」


「そうなんだ」


というわけで、しばらくの間、タンタンさんに付き添ってもらって、家での暮らしに慣れることにした。


だって 村に行っても 人間仕様の建物が無いから、とりあえずは この家での暮らし方を覚えてから、少しづつ 外出に慣れたほうが良いとタンタンさんが言ったから。


しかも ここから村に着くまでの道では 野宿しないといけないらしい。

 わぉ!


 私 キャンプは好きだけど、そんな1週間分の食料を背負って歩く自信はない!

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