お出かけ
「お出かけしたい」そう呟いてみた。
「具体的にはどこへ?」タンタン
「気晴らしに 馬に乗って谷筋あたりをたどってみたいなぁと」私
「馬ですか」溜息をつくタンタン
(実は タンタンは 馬が苦手なのだ)
というわけで、タンタン夫婦に館の管理を任せ、
私とお紋さんの二人で2泊3日の旅に出ることにした。
お紋さんは タヌ族の村に居るときにポニーを飼っていた。もちろん牧場産の。
そのポニーに載って、館に来てそのまま住み着いていたので、神様からは 「ポニーをガメている」とはカウントされなかった。
ある意味 ギリギリセーフ!だったわけ。
◇
お紋さんは そのポニーに載って、私は 牧場で仲良くなった駿馬に載って旅に出る。
競馬があった元の世界では 馬齢の数え方がややこしくて仕方がないのだが、こっちの世界では、馬も生まれた年月日を基準にそこから丸1年で満1歳と 人間と同じ数え方をする。
一応 この子、ハヤト♂は、満3歳なので 人間に例えれば、ハイティーンだと思います、('◇')ゞ
それでも素直な良い子なので、こちらの指示をきちんと理解して
馬なりの知恵を働かせて状況判断よく動いてくれます。
ちなみにお紋さんが載っているポニーの呼び名は その名もまんま「ポニー」です。
というのも源吉さんが 館とタヌ村との行き来のたびに、適当に牧場のポニーを乗り回していたから、お紋さんのうちに滞在するポニーは しょっちゅう入れ替わっていたらしい。
なので 全部「ポニー」と呼んでいたそうな。
◇
お紋さんは 一通りの野営術は心得ているということなので、
私用の折り畳みのできるドームテント(納屋になぜかあった。出典を気にしたら負けw)、5日分の水と食料(そのうち3日分はそのまま食べれる奴)着換えなどを空間収納に入れて出発です♪
目指せ 谷間
願わくば 魚とりのできる池と温泉が見つかりますように!!
(参考のようなもの)
馬齢の数え方や人間年齢への換算のしかたについて検索したのですが、諸説あって、 読めば読むほど 頭が混乱してしまいました。
その原因の一つは、
「馬の年齢のこと。従来は数え年で数えられていたが、2001年度から、国際化の一環として、数え年から満年齢に変更された。生まれた年を0歳と数え、その馬が生まれた年の1月1日から年齢を起算する。」
https://www.jra.go.jp/kouza/yougo/w335.html#:~:text=%E9%A6%AC%E3%81%AE%E5%B9%B4%E9%BD%A2%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8,%E3%81%8B%E3%82%89%E5%B9%B4%E9%BD%A2%E3%82%92%E8%B5%B7%E7%AE%97%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%82 (JRA) にあるのかもしれません
原因 二つ目は
北半球と 南半球で 馬たちが一斉に歳をとる基準となる日が違う! から。
その理由は、「馬は長日性季節繁殖動物で、日が伸びてくるにつれホルモンの分泌が促され、発情」するから。
つまり お産シーズンが、北半球では4~6月ごろ 南半球では7月~12月ごろとなる。
(北半球と南半球とでは 季節が逆転しているからね)
それゆえ北半球生まれの馬は 1月1日に一斉に歳をとり
南半球の生産馬は、国によって、7月1日 8月1日 9月1日に 一斉に歳をとるらしい。
それもこれも、競馬レースで斤量(騎手が背負うと言っても実際には鞍に着けているんだと思うけど、負担重量)を 馬齢によって変えるから。
なぜ 馬を一斉に歳をとらせるかと言えば、
競馬では 馬齢にあわせて斤量(レースの時に着ける重りの重さ)を変えるから。
そして誕生日が1日違いで馬齢が1歳分かわり斤量がちがってしまうと
勝敗に不公平が生じることにより、
それぞれの馬に対する掛け率がかわり、配当金が乱高下してしまうから。
(つまり1日遅く生まれた馬の方が1歳年下だから斤量が軽くて有利だと考えて、
みんながそこに賭けてしまうと、その馬が勝った時の配当金がかなり低くなる
その一方で 1日早く生まれた馬に賭ける人が少ないのに その馬が勝てば 大穴=配当金がはねあがる)
機械的な理由での掛け金が偏ることを避けたいと考える 出走馬主・レース運営者の思惑が
同じ年度に生まれた馬を、基準日となる同じ日に一斉に歳をとらせるシステムを産み出したようです。
(賭け事をしない 私にはいまいち よくわからない仕組みなのですが。
走っている馬を見るのは好きなんですが。それと競馬の実況放送を聞くのが好き♡)
なのに 南半球生まれの馬たちが 生産国によって『馬齢をカウントする基準日』が違うなんて><
( ↑ https://jodhpurs.jp/contents/blog/20240614-27322/ より)
道理で 昔 競馬場に納税に行っていた人が、
【私の身内では 公営ギャンブルをする人のことをそう呼んでいた。
ボートも競馬も、宝くじもそれをとりしきる協会の収益の多くがそのまま国庫に納められていたらしい。今は 公益還元とかいう仕組みになっているらしいけど・・
(酒とたばこは 小売価格に納税分上乗せして消費者から納税分をまきあげる代理徴収方式)】
競馬新聞を読みながら、馬の出生国を確認しながら、
どの馬にいくら賭けるか考え込んでいたはずです!(笑)
ちなみに 最近では、繁殖用の馬にあてる日照時間を人為的にコントロールして、
意図的に誕生日をかえることにより、出走時の斤量を有利にすることが 生産牧場で行われているそうです。
https://bokujob.com/blog/article/2022/jra-83.html#:~:text=%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%80%81%E7%B4%8411%E3%83%B6%E6%9C%88%E3%81%AE,%E3%81%AB%E5%87%BA%E7%94%A3%E3%81%99%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82 より
もしかして この技術も、生産牧場により勝ち馬の産出量が違う一因になっているのかしら??
私は よっぽど優れた馬の飼育方法や訓練方法を隠し持っているのか?なんて思っていたのだけど
まさか 種付け段階からコントロールしていたとは!\(◎o◎)/!
産卵用の鳥も 競馬用に繁殖させる馬も 同じ扱いでした><
あ~ 競馬のロマンよ!今いずこ。
道理で 競馬好きだった知人が、「今の競馬は 単なる情報戦になったからおもろなくなった」
と言って ぱったりと賭けるのをやめてしまったはずだわ。
しかも その人は、「どこが情報戦なのか」という肝心のことは教えてくれなかったよねー(爆)




