表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ライトハウス  作者: 北浦
プロローグ
1/9

プロローグ

人が1日1人通るかどうかの砂利道の中で


僕は、一枚のb5サイズの紙切れを見つけた


今にもボロボロに破けてもおかしくなさそうな紙切れだ


すでに端っこには亀裂が入っている


破かないようにそっと拾い上げてみると


茶色に変色した紙切れには今にも消えそうな筆圧で文が書かれていた


・灯台下暗し


意味:自分にとって大切なものほど近くにあって見えにくい


追記:でも一番見えないものは


自分なのかもしれない


………


誰かの落とした単語帳だろうか


何回か字を眺めたのち、もう一度道端に紙切れを置く


その10秒後


「びゅぅぅぅっ」っと風の群れが砂利道を横切り


紙切れは粉々になりながら夏の空に消えていった





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ