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それなりの実力者のおっさんは旅に出る  作者: 辺境の村人N
始まりと旅路
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5話目! 狐の伝説

古き時代、竜と人との戦いが勃発していた。

竜の火に人も山も大地も燃やされた。

人も兵器を開発し竜に対抗していた。


竜の被害が森を巻き込むときに人々は森が燃えてないことに気が付いた。

竜の火が飛んでくると何かが弾いてるように見えるのだ。

竜の火を防ぐ手段を人は持っていなかった。


竜との戦いの切り札になる可能性を追った人が森へと調査に赴いた。

そこで出会ったのは白い狐と黒い狐だった。

白い狐は額に小さな怪我をしていた。


その時竜の火が森へと放たれた。

竜の火は白い狐が鳴くと消え去り白い狐に怪我が増えていた。

白い狐は自らの体を犠牲に森を守っていただけだった。


森を守った力を借りようとしてた人たちは無茶させてまで人に手伝わせるなんてことをしたくなかった。

そもそも竜と人の戦いはこの2種族が勝手に始め多くの種族に被害を出していた。

そんな戦いにこの白い狐を利用しようとなんて思わなかった。


だが白い狐は人が何も言わずとも森から出始める。

人は慌てて白い狐を追うと白い狐は竜に向かって歩き続ける。

人はまさかと期待の心を持ってしまう。


竜に近づくと白い狐の影から黒い狐が出てくる。

黒い狐は人を人にらみするがそのまま竜の方向を見る。

そして一鳴きすると黒い狐の尾から青い炎が竜に向かって放たれる。


青い炎はその道中をすべて焼き威力を落とさぬまま竜へと向かう。

そんな様子を見てると黒い狐が全身血だらけへとなっていた。


竜が青い炎に気が付き向かい打とうとする。

竜が火を放つ瞬間白い狐が一鳴きする。

すると竜の放つ火だけが消される。


そのまま青い炎が竜へと直撃し竜は大地に落ちる。

人は歓喜した。そして狐の存在を思い出す。

そこにあったのは怪我で起き上がれない黒い狐と血溜まりだけだった。

人の喜びは一瞬で収まる。


しばらく見守ってると黒い狐が無理やり体を起こし森へと進む

人が看病しようと近づこうとすると黒い狐は人を睨む。

そのまま黒い狐は森へと還り、その後にその姿を見たものはいなかった


これが黒白狐の伝説である

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