3話目!
筆者は釣り未経験者
森の中の小さな泉の淵のやや大きめの岩におっさんは座っていた。
おっさんの手には木製の棒が握られており、その棒の先端からは糸がつり下がっている。糸は湖に着水していて、水との境界線に丸い浮きが微動だにせずその場にとどまっている。傍らには水の入ったバケツと練り餌が置かれている。おっさんは一言も発することもなく、身動きなくただ静かにその時が来るのを待つ。
30秒、1分、5分...7分12秒後にその時が来る。浮きが水の揺れではない揺れ方をし糸に引っ張る力が加わる。おっさんは慌てず暫く様子を見る。やや時間あって糸の引きが強くなりようやくおっさんは動き出す。ゆっくりと力を加え少しずつ棒の引っ張る。糸が切れないよう、棒が折れないよう、そして獲物に逃げられいように。
おっさんの額に汗が流れる。そして数秒にも数時間にも感じられるその時が終わる。水面から獲物の様子が見えた瞬間、おっさんは力を入れて一気に引き上げる。勢いで宙に舞う獲物は光を反射して銀色に輝いていた。
おっさんは釣りで小さめの魚を釣った後釣り竿の耐久が心配になり補強を始める。今回は練り餌で小さい魚を狙ったが今度は今釣った魚を餌にするつもりだからだ。
おっさんは近くにある木のつるや石、葉っぱを集めさっきの釣りで折れそうだった所を補強する。見た目は悪くなったが耐久は増したと思われる相棒を片手に湖の方向を向き座り...釣りを再開した。
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名前:不明
年齢:不明
性別:男
レベル:不明
ランク:元B級
スキル
幸運:いいことが起きやすくなる。後不明。
不明:不明
不明:不明
不明:不明 不明:不明
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