8話目! 壺の精霊
ブックマーク18件、総合評価60pt....(1月22日22時現在)
増えすぎちゃう?この作品そこまで力入れてないんだが?
全部力入れてないけd...
幸福の壺と呼ばれる壺が大昔に大量に作られた。
竜の火から守る水をイメージした青を基調とした壺である。
どこに行っても竜との戦いが繰り広げられる中、家族を守るために祈りながら作る青い壺を幸福の壺と呼ぶようになった。
幸福の壺は祈りが強ければ小さな神が宿ると言われている。
正確には精霊の類なのだが力を持った精霊は竜の力、神に準ずる力を使えるようになる。
とある国の古文書に幸福の壺という記述はないが壺に宿っていた精霊を記した文章が存在する。
竜、小さき集落にて暴れ
土地を荒らし、民を殺す
刻々と死が近づくその一家の前に精霊現る
精霊一家に何かお礼を言うなるや
竜を睨み拘束す
暴れる竜は逃れられず
その地に竜は封される
その精霊がどのから現れたのかは分かってないのか伝えられなかったのかは不明であるが、
この古文書の竜が封されると言われる地には竜岩と呼ばれる竜の形をした岩が存在する。
それが作られたものなのか竜の封印された姿なのかは研究されてはいるがその資料は先ほどの古文書以外見つかっていない。
幸福の壺は作られる土地によって素材が違った。
当時は青い壺に意味があると言われていたため素材にこだわるものは少なかった。
多くの者が風化したりして壊れているが僅かに現代まで形が残ってるものが存在する。
当時に精霊を宿し今も形が残る壺には長年の時を経て成長した強き精霊が宿ることが多い。
相当な力を持つ精霊が宿ると劣化を防ぐために精霊自らが壺に蓋を付け表面を魔法で覆う。
そして精霊自身が力を貸し与えたいと思える存在と巡り合うまで壺の中で休むのだ。