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それなりの実力者のおっさんは旅に出る  作者: 辺境の村人N
始まりと旅路
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6話目! 女性視点

馬車の中


私は大事な任務を抱えていた。信用できる隣町の領主に内密に手紙を届ける任務だ。

私が王女だとバレないように見た目が悪いが頑丈な馬車に乗り一般人を装った騎士二人のみで隣町まで行く。

なぜ王女がこんな任務をしてるのかといえば今この国に裏切者が多くいて誰が裏切者なのかはっきりしないのである。そのため信頼できる人に順番に声をかけていくとすぐに私の名前が出てきてしまうのだ。


王女のほうが話し合いもスムーズに進むため危険も承知で任務を受ける。

しかし道中盗賊に襲われた。騎士がいるから大丈夫だと思っていたが盗賊の連携力が異常に高かった。

まず真っ先に相手の能力を下げる魔法を私たち3人にかけてきた。

その状態での戦闘は危険なため能力低下が解けるまで籠城することにしたが耐久力の一番低い窓を盗賊たちは何度も攻撃してきた。能力低下が解けるまでの時間を稼げそうにないがギリギリまではそこで粘ろうと思ったところで援軍が来た。


元々この道は普段使う人の少ない道だから援軍には期待してなかった。

さっき追い抜いたおじさんで大剣を構えていた。が1対8で大剣は向いていない。隙が大きすぎる。

そしてそのおじさんは間合いから遠く離れた位置で剣を振る。威嚇のつもりなのだろうか。

しかし振った意味がそのあとすぐにわかる。盗賊が4人とも吹き飛ばされたのだ。

その様子を共に見ていた騎士が言うにはあの大剣は明らかに普通のサイズと違い相当重いはずらしい。

しかしおじさんは結構ぶんぶんと振り回してるように見える。何者だろう。


騎士に聞いても心当たりがないらしい。冒険者のA級以上の実力者をよく知る騎士のはずなのに。

冒険者ですらないのかとそんな話を続けてる間に制圧が終わった。お礼をするために馬車から出る。

そしてお礼をするために馬車に乗ってくれないと頼む。

しかし一切首を縦に振らない。日が傾いてきたころに騎士の一人が時間を告げる。

感謝の気持ちを渡したかった私はおじさんに秘宝である勇気の短剣を渡す。


騎士が止めようとするも私がもらった短剣なので渡すのも自由だと言い張り返される前に馬車に戻る。

騎士に一人が逃げ出した御者の代わりを務めて目的先である隣町の領主の元へと進みだす。

窓から乗り出しておじさんに感謝を告げて任務に意識を切り替える。

オウジョダッタノカ

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