僕はちょっと
二篇あります
『白昼夢の様な』
秘密基地を作りませんか?
表面の白い夏を使って
時計を止めてみませんか?
この狂った熱を使って
蝉の時雨 風鈴の音
あと少し 旅の予感
僕はまだ
縁側を動けない様です
*
『私的ふぁんたずぃー』
横になってる微睡み駅にて
絵の具の様な風化した夏を
散歩してたら快晴の路程に
積もった雪を見つけました
その瞬間から僕は動けずに
淡い世界の内悠久のボクの
空を仰いだら老いぼれてる
白い飛行船が蒼天井の隅に
滞留してるのを見つけました
よくある私的なふぁんたずぃー
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