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病院を抜け出そうと画策する僕。

 はい、お目覚。

 目が覚めた僕は、辺りを見回した。ただいまの時間は分からない。しかし寝たのが朝方だとすると、遅くても昼ぐらいだろうか。あるいは、まだ朝の可能性も残されている。そうか、時計がないのは時間が分からないのは結構不便なんだな。今度、時間が分かる能力も手に入れるとするか。そうだ。暗くても赤外線効果で目が見える能力も欲しいな。それに手からライトとか出る能力も欲しいなあ。それがあれば、夜でも平気だし。ああそうだ。火が使える能力も欲しいなあ。それに氷の能力も。これらがあれば魚を焼いたり、冷凍したりして自給自足が出来るし、あと欲しい能力は毒がある食べ物を判別する能力が欲しいなあ。さらに毒に耐性がある能力も欲しい。というか食べ物が自由にイメージしたのが出せる能力があれば、食べるものには困らないな。まあ、色々と考えよう。こうして色々と考えると、想像力の翼を羽ばたかせると、楽しいなあ。しかもそれが実際に現実にすることが出来る権利を俺は今手にしているんだからな。ようし、頑張ろう。そんでよくよくは余裕があったりしたら、女神様が言っていたように他の星に行ったりして、魔王を退治したりなんかするのもまた良いかも知れない。暇つぶしにもなるし、人助けも出来る。わくわく。っとそんなことを考えている暇はないな。まずはこの病院を殺人鬼がいる病院を抜け出さなくては。

 まだ、足音は聞こえない。つまり今がチャンスということだな。オーケー。

 僕はどうすれば変身することが出来るのかすでに<分かって>いた。そう、それは頭の中に、そして体に定着している感じでそこに、実際は経験、使用したことはなかったけれど、経験として、体の中に刻まれていたのだ。

 僕はそしてその、分かっている通り、変身した。

 腰に両手を当てて、にわとりの真似をするかのように、両手を前後に5回動かした。

 変身!

 まだ、僕は日本語は分かるけれど、日本語は喋ることが出来ないので頭の中で言葉を発した。

 そうだ、次の願いは赤ちゃんの時でも日本語を喋れるようにすることにしよう。僕は思った。

 そして、僕の周りを煙が包み……なんてことはなく、気づけば僕はいつの間にか大人になっていた……って、僕、裸! 赤ちゃんのおむつが大人になったことによって破れて僕全裸! どうなっちゃうの? どうなっているの? 僕?

 と、そこにタイミングが悪いことにあの殺人看護師が……。

「ぎゃ、ぎゃーああああーー!! 変質者よ、変質者! 全裸の変質者がいるわ! 医院長! 医院長!!」 

 そう殺人看護師は叫ぶと、部屋を飛び出し委員長を呼び出しに言った。

「まずいなあ。やっぱり色々な人間に変身出来るようにするべきだったか……」

 後悔しても今更だ。僕はこれからやってくる修羅場をどう切り抜けようかと考えた。そして、僕はドアの下にしゃがみ込んで隠れた。

「何者だ! 曲者か!?」

 変なノリでバタバタとした足取り廊下を走ってくる医院長とおぼしき人物。僕はその人物が扉を開け、部屋に入って来たと、同時に足をドアに向かって伸ばした。

「ぐわっ!?」

 医院長は僕の出した足に、見事に引っかかり、つまずいて前方へと体を投げ出し、顔面から床に落ちて強打して、気絶した。

 幸いなことに、殺人看護師は警察に連絡しているのか分からないが、今病室付近にはいないようだった。

 僕はチャンスと思い、医院長が着ている白衣を脱がせ、もちろん下着、パンツも脱がせた。そして、僕はそれを全て着用した。これで誰がどう見ても僕はお医者さんだ。でも、まだ脱がせたてなので、生ぬるくてとても気持ちが悪かったが、背に腹はかえられなかった。

 僕はそして白衣のまま、病院を脱出するべく、光を求めて廊下を駆けだした。

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