女神奪還作戦。
神殿に着くと、あの神官がいて、僕を見て驚いた顔をした。
「どうした? また来て」
「それがですね……」
続きを言おうとして、彼は僕の隣の魔王に気付いた
「ま、まま魔王!?」
「うん。元魔王だけどね、それに俺ももう善意のみの魔王だから勇者を目指しているんだ」
「ゆ、勇者を? はっ」
それを聞いた魔王だが、少しも怒る様子はなく落ち着いていた。
「それは良いんだけど、あなたバニラ女神を知らないか」
「彼女がどうした? もうとっくに試験は終わっているはずだぞ。まだ家に帰っていないのか?」
「うん。そうなんだ」
「よし、では調べてやろう」
神官は調べると言った後、手で空中を動かす仕草をした。たぶん彼しか見えない画像が宙に表示されていうのだろう。
「なっ? まさか」
「どうしました。何があったのですか」
神官の話によると彼女は女神のトップに立ったのだが、メガ女神に挑み、返り討ちにあいメガ女神の口にに見込まれてしまったとのことだ。
ああ何て、可哀そうな女神様。
という、わけで僕はメガ女神の腹の中への生き方を神官に聞いた。けど、教えてくれなかった。すると魔王が切れて、口論になって、神官と魔王の勝負になった。結果魔王は神官をフルぼっこして、神官は「すいませんでした。教えます。行き方教えますから、どうか俺を殺さないで」と命乞いをしたので、魔王は許すことにした。ああ、こわい。これのどこか善意魔王なのか。僕には皆目見当もつかなかった。でも神官が言うには、女神界にはある程度の高職業を持ったものしか行けないとの話なので、僕と魔王は高職業に就くことにした。具体的には魔王は勇者に、僕は賢者に。しかしその両方ともなるには試験があったので、僕と魔王は別々に分かれて、お互い一か月後に会おうと約束した。一か月後、それぞれ試験をクリアした魔王と僕は高職業になることができた。具体的には魔王は勇者に、僕は賢者になれた。
「驚いたよ」
神官は言ったが、僕達はそれどころではなかった。
「まだ生きているんだろうな」
魔王が神官に言った。
「え、ええ。まだ女神様はメガ女神の腹の中で冬眠するように消化されずにうんこにならずに、腹の中にある保存室の中にいるようです。しかし、いつメガ女神の気分が変わって彼女が消化されてもおかしくないあ」
「くそう」
すぐに、僕達は女神界に向かうことになった。
女神界は天空にあり、入口に番人が二人立っていた。その二人はペットに神獣の麒麟、ユニコーンをそれぞれ飼っていた。
しかし、賢者の僕が魔法を使い、ペットを操る。ペットはすぐに僕達の強さになびき、飼い主二人を捨て、僕達のペットになった。
「て、てめえ」
と女神界の番人が言ったが、勇者になったドークの、魔王時代の爆発魔法によって、女神界の入口は破壊され、その衝撃に巻き込まれた番人二人も、一撃でやっつけることが出来た。
メガ女神がその事件を聞きつけ、直々にやってきた。
「流石にでかいな。自由の女神とは聞いていたが、それ以上かもな」
なんて感想が口から自然とこぼれ落ちて来た。
「何の様だ。勇者と賢者が女神界に」
「またまた、知っているんでしょ。バニラ女神のことを、彼女を連れ帰しに来ました」
すると、お腹の中から「たすけてぇ~」なんて声が聞こえたから(もしかしたら空耳かもしれない)さあ大変だ。勇者が、ブチ切れてしまったのだ。勇者のはずなのに、どこをどう間違えたのか、完全に魔王の頃の記憶を取り戻したのか、表情がまるで阿修羅のようになって僕は震えたね。
メガ女神もその異様な光景に少し戸惑っているようだったけど、それでもそこは女神界のトップ、ひるむことはなかった。
でも何でバニラは彼女にやられてしまったのだろうか。
僕が、疑問に思っているとメガが勝手に食っちゃべってくれた。
「バニラは、今回のテストで全てパーフェクトだった。でも私はその結果発表が行われる前にそれに気づき、降格させられる前に、権限を利用して、彼女を食べた。そして反乱を起こした他の女神も全て食べて、そう、この女神界に女神は私しかいない」
とか、そんなふざけたことを言いやがったので、勇者が最上級魔王魔法を女神界にぶちかますと女神界はあれよあれよという間に崩壊していしまった。そしてメガ女神の腹の中から、食べられた全ての女神が排出されて、「ありがとう、勇者、ありがとう賢者」と皆に感謝されて、ここに永久に住まないかなんて、浦島太郎みたいな展開になったけど、「そんなことするわけないでしょ」と解放されたバニラ女神が切れて、僕達は女神界から抜け出した。
ペットとして連れてきた神獣二匹を共に、これからも新たな旅をしたいと僕達は思った。
宇宙には色々な星があると、バニラに聞いた。それで、僕達の最終的な目標が決まった。
それはドークをやっつけ、パワーを奪った魔王を倒すという目標だ。しかし、それには僕達の今の実力では到底かないそうない。だから他の星に行って、修行をして、色々な経験を積んで、その宇宙最強とでも呼べそうな魔王と対決したいと思った。
「じゃあ、まずはあそこにするか!」
魔王が指定した星に僕と勇者と女神と神獣二匹は向かった。
今日に日付が変わってから、一睡もしないで、小説を書き続けて来たけど、最後の最後で少し眠ってしまった。残念。




