女神の試験が始まる。
そして言葉通り二日後に善意魔王は帰ってきた。
「これからよろしく!」
「うん」
「そうね!」
皆声をかけて、新たな仲間を歓迎した。
「あっ」
「どうしたの? 女神さん」
「私、忘れていたわ。そう言えば明日よ。女神界でのテストの日は」
「ああそっか前に言っていたあれか」
「そうよ。そのテストでいい点を取れさえすれば、私が女神界でのトップに君臨することが出来るわ。そしてそうなったら私がメガ女神の上司になれる」
「でも、女神様が上司になったらどうするの?」
「もちろん、私に色々邪魔をしてくれたんだから。目には目をで、夢の中にどうにかして送り込んでやるわ。ほっほっほっほ、楽しみに待っていなさいよね」
「こ、怖ひ」
僕は呟いた。
で、試験当日、僕と善意魔王(名前を聞いたらドークと言うらしい)、ドークと僕は家でお留守番することになった。
「なあ、時三君。俺に稽古をつけてくれないか」
「僕はまだ弱いからなあ」
「いいんだよ。弱くても、なっお願い」
「うん」
こうして待ち時間に僕とドークは修行をした。
ドークはみるみるパワーアップしていき、初期の魔王魔法は使えるようになったようだ。
「ねえ、その初期の魔王魔法使ってみてよ」
「いや、やめておくよ。初期とは言え使ったら県が吹っ飛ぶことになるよ」
「ヤメテクダサイオネガイシマス」
流石魔王、初期の魔法でも半端ない。すでに僕の実力はゆうに抜いてしまっているのではないだろうか。彼の心の中に再び悪意が宿らないことを祈りつつ、僕達は、彼女の帰りを待った。
しかし、彼女は一週間しても、一か月しても帰ってくることはなかった。
「これは、何か不穏な気配を感じるな」
魔王ドークが言った。
「うん。僕もそう思う。それに帰って来ないと新たな願いが叶えられないじゃないか!!」
僕の心の中は様々な感情が渦巻いていた。
「君も、将来的には悪意に支配されそうな気がするよ」
元、最悪魔王に悪意の保障をされてしまった。これはまずい。僕は今日から、慈善活動をすることにした。
「ねえ。女神界心配じゃない」
「心配だな。確かに、俺の命の恩人、バニラ女神が心配だ」
「そうだね。じゃあ、ちょっと様子見に行ってみようか」
「それがいい。でも、情報はあるのか?」
「僕、いい所知っているんだ」
僕は花やしきのから入る神殿を魔王に教えた。
魔王はそれを聞いて、「おっ、面白そうだな」と呟いた。




