僕、ようやく新たなる能力を覚える。
「じゃあ、これで無事に私は女神に戻ることが出来ました。ありがとうダイナン」
「ふんっ、俺は俺の任務を遂行したまでよ」
「僕も仲間に入れて下さいな」
そして僕と、女神は神殿の外へと出た。
でも、一つ疑問に思うことがあった。
「元女神以外も同じよう試験があるのだろうか」
「あるわけないでしょ。メガ女神が私を再び、女神にさせないように仕組んだに決まっているでしょ」
「うわっ、そうか。感じ悪い女神だね。態度もメガだね」
「態度はギガよ。あるいはテラね」
「うん。僕もそう思う」
じゃあ、早速僕が欲しくても取得出来なかった能力を彼女に言うとした。
「何? もしかして早速能力のおねだり?」
「うん。そう」
「このおねだり坊や!」
「はははっ」
「で、どんな能力、願いが欲しいのよ」
「まずは召喚出来るようになりたいな。妖怪とか、神獣とか」
「なるほどね。でも、いくらあなたが経験をこれまで積んできたからといってもそう簡単には強力な生物は召喚出来ないわよ。たぶん最初は召喚出来て、犬か猫ぐらいね」
「それで十分だよ」
「ああ、後自分が倒した妖怪、モンスターも召喚の対象になるわよ。倒した方が召喚率がぐっとあがるわね」
「えっ、でもやっつけた時点でそのモンスター、妖怪はこの世から消滅してしまうんだろ?」
「うん。その個体はね。でも、種族として存在しているのならば、それは召喚の対象になりえる」
「つまり、じゃあ僕が一か月ぐらい前に倒した、成仏させたアンダーヘア妖怪も他の個体がいるならば、召喚出来るというわけなんだ」
「出来るというよりは、召喚しやすいと言った方が適切ね。倒した妖怪の臭いがついている分、引き寄せやすいんだ」
「へえ。それは面白いね」
「でも、召喚した妖怪がその場で死んだら、成仏したのと同じでもう同じ個体は二度と召喚出来ないわよ」「そっか」
「でも大体の場合は、死ぬ前に自らとんずらするけどね」
「そんなことも出来るんだ」
「というか、ある程度の体力が低下すると召喚獣が死んだと同じに扱われて、消えてしまうのよね」
「へえ、なんで? だって、召喚すると言うことは、自分と相手との契約でなりたっているのよ。生命が薄れるとその、契約の糸が途切れてしまうのよね。それで、召喚獣は消えてします」
「勉強になりました」
「いいえ。どういたし」
「どういたしって何?」
「どういたしましての略よ」
「それ、略す意味ないよね」
「うるさいわね」
僕はそんな会話をしながら、女神様から召喚獣の能力を授かった。
女神様が夢の中にいる時は、目が覚めた時に能力を獲得したのを知ったが、今回は起きている時に能力を授かった。
彼女の手から、僕の手へダイレクトへ流れてくるパワー。
それはまるで、僕の体全体の細胞が覚醒するかのような感覚だった。




