僕かなり成長した。
そうして僕はどんどんと女神様の指示に従って妖怪を倒して行った。
低級妖怪は変な妖怪が多数いて、ちょっと面白おかしな感じがした。
すると、それを見ていた女神様が険しい顔をした。
「ねえ、あなたちょっと舐めてない? いくら倒しているのが低級妖怪だからって侮ってはいけないわよ」
「低級だからこそ、他よりもすぐにやられてしまう妖怪だからこそ、ズル賢かったりするんだから」
「そうか、そうかもしれないね」
女神様はすぐに調子に乗る性格だけれど、人に教えたり、危険なことに関してはしっかりと危機管理を持っていると思った。だてに女神をやっていたわけではないということか。まあ、人間救ったことないけど。
そして僕の実力一か月経つと、自他共に認めるものとなっていた、他とは女神様しかいないけれど。
出す炎は、マッチ程度の炎から灼熱の炎を操れるようになっていた。始めあまり強い炎は使いたくないからと、女神様に制限をかけていたのだが、女神様言わく、炎の能力を最大限に授けたとしても、これほどの炎は操れなかったとのことだ。つまり、僕は女神様の授けた最大限の炎の能力を超えたということになる。そしてそれは氷の能力も同様とのことだった。
「あなた、すごいわ。信じられないわ。女神びっくりよ。あなた才能あるわ。ちょっと試しに時を止めてみて!」
「でも、女神さん僕が仮に時を止めたとしても、測れませんよね。女神さんも時間止まっているんですから」
すると、女神さんは自身の右の人差し指を左右に振って「チッチ」と言った。
「甘い、甘いわね。私を誰だと思っているの? 私は仮にも元女神よ。そして私の女神パワーはトップだった。私を舐めてもらったら困るわね。私が何もしないでただ一か月間あなたに指導していたと思っているの?」
「じゃ、じゃあ女神さんも何か修行していたんだ」
「そうね。あなたが仕留めそこなった妖怪にとどめを刺したり、して少しではあるけど女神としてのパワーは取り戻しつつあるわ。とはいえ、まだ全盛期の力の一万分の一ぐらいしか出せないけれど」
「一万分の一か。じゃあ、期待は出来ないですね」
「女神を舐めんじゃないわよ」
女神様は片手を上げた。
すると、女神様の体の雷が落ちた。
「ふふふ、これぐらいならば今の私なら簡単に出来るわ」
言って、手から雷を放って、空を飛んでいる浮遊魚とでも呼べそうな、妖怪を撃ち落とした。
「す、すごい」
「でしょ、あの妖怪、今私簡単に倒したように見えるでしょうけれど、あれあなたじゃ、まだ倒せないから」
「うそ」
「本当よ。でもあなたは才能は人間として半端ないのは事実だわ。私は元のパワーを取り戻しつつあるからこういった力を使えるけど、あなたは一から学んでいるのよ。これがどういうこと分かる? あなたたぶん私と同様の才能を有しているわ」
「うわっ、ちょっと嬉しい」
「何がちょっとよ。謙遜してんじゃないわよ。喜ぶ時は喜びなさいよ。まあ調子に乗らない程度にね」
「分かりました」
そして僕はさっき女神様に言われた通り、時を止めてみた。
チクタクチクタク。
女神様が取り戻した能力の一つ、ストップウォッチ魔法で時を計測した。ってそんな魔法あるのかよ。
その結果、僕は30分も時を止めることが出来るようになっていた。
「うんうん。凄いわね。あなたもう魔王退治にも行けるぐらいかもね」
「本当ですか?」
「うん。どうする私が再び女神様になったら一緒に魔王退治に行く?」
「良いですね。女神様が入ればかなり心強い。正に鬼に金棒ですよ」
「ふうーん。で、どっちが鬼なの?」
「もちろん、めが」
ゴン!!
殴られた。女神様にぐーで殴られた。でも何だかとても楽しい気分だった。




