転生の瞬間?
「ついにこの日が来たぜ」
何をこんなに楽しみにしているかというと今日は俺の好んでいるスイーツ店の新商品発売日だからだ。
財布を持ち出し家を出た。
俺はずばり甘党だ。親友から「お前は女子か」と言われるほどだった。
「ついたぞ一番乗りだ」
こんなに朝早くから待つのは無論この店が人気だからである。
店の入り口横に堂々と座る。
なんか眠たくなってきたけど、我慢しろ。
必死に睡魔と戦いながら開店を待つ。
「開店しまーす」
ついに開店だ。俺は勢いよく店に駆け込んだ。
あれ?思ってたのと違う。
ハッと目が覚めた。もう店は開店していた。
あれだけ寝るなと言い聞かせておきながら睡魔に負けてしまったのだ。
急いで店に入ったが、やはり新商品は売り切れ。
「ちくしょー!」
怒りに任せ駆け出し、近くの浜辺に向かった。
潮風が俺の頬をかする。世の中うまくいかないのが当たり前だな。
そんなことを考えていると浜辺の右奥にある岩の影から幼い子供の泣き声が。
俺はその岩に歩み寄る。
そこには一人の小学一二年くらいの少女が座って泣いていた。
「どうしたんだ」
俺は尋問するも何も答えない。
少女はただ泣き続ける。
俺は見守ることしかできなかった。
少女がこちらに視線を移してきた。
少女の目は人間の目ではない、全体が緑色の目。
危険を感じその場から立ち去ろうとしたが時遅し。
俺は少女の目 はに吸い込まれた。
一瞬の出来事だった。
はじめまして青キングです。
作品が嫌いになってもラノベのことは嫌いになるわけないか。
これから時折、投稿していくのでお願いします。




