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空の下で夢を見るー小さな恨みと小さな正義ー  作者: 心井菜城愛
秋祭りの怪死事件のハジマリ
8/38

Case1-7 ハジマリのオワリ

 家に帰るなり、電話の子機を片手に、部屋へ入った。

 そして、急いで愛歌に電話をかけた。


『はい…?』


 電話に出たのは愛歌だった。


「…!愛歌か?俺だ!飛夜理だ!」


『…で、なに?』


「この村、昔から障害事件や、怪死事件、暴力事件とかなかったか?」


『………』


 しばらく愛歌は答えなかった。

 恐る恐る声をかけようとしたら、受話器から微かに今一つ聞き取れない低い声がした。


「え…?」


 聞き直すとまた、彼女の声とは思えないくらい低い声がした。


『知ったんだ…?事件、の事…』


 やはり声は小さかった。言いたくないのか、言えないのか…

 ・・・・・・・・・・

 バレて欲しくなかったのか、その時の飛夜理には分からなかった。


「それ、について何かわからないか…?」


『わ…私もね、あんまり、わからないよ。小さい頃からあるし…』

                 ・・・・・・

 愛歌は、気にもしないし、まるで、毎年起きてい

・・・・

るかの様だった。

 確かに、この村は、下界(そと)とは違い、周りには過去に悪名を名乗った者も多かった。

 勿論、愛歌の家系もそうである。

 また、この先に起こる事など、全く今はわかったものではなかった。


挿絵(By みてみん)


絵:たぴおか様

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