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空の下で夢を見るー小さな恨みと小さな正義ー  作者: 心井菜城愛
秋祭りの怪死事件のハジマリ
12/38

Case1-11 続きのカケラ

 走り、逃げ、村から出た。ひたすら、逃げた勢か体力が尽き、ぱたりとその場に倒れた。

 そのそばにキイイイィと妙な音を立てて車が止まった。その車から降りてきたのは、先程の刑事、真吾である。


「おい!!しっかりしろ!!大丈夫か!?」


「…ん…?…はい……?」


 飛夜理が目を覚ますと、真吾はほっとした表情になった。


「君、名前は?確か空下村の人だな。」


 はい、と(うなず)いた。


「村が…おかしくて…、出て来たんです…」


 今にも泣きそうな表情で、そう話した。

ま村といえばもあがいる、と思い出した。すると、後ろを自衛隊の車が通った。

 自分たちが此処にいる間には通らなかった車だ。

 村には、2つの出口が会ったことを思い出す。

 山道を登ること、数分。


「嘘だろ…っ」


 真吾は村の姿に目を疑った。

      ・・・・・

 その村は、死んでいた…

 学園の体育館は、死体で埋まっていた。

 もあも、舞菜も学園の仲間も皆死んでいた…

 それから、全ては終わった…

*モノローグ*


空下村50年連続殺人事件調査日記より


『つい先日、松木愛歌の走り書きのメモが


発見された。そこには、荒々しい字で…


「死にたくなかった…何で飛夜理や舞菜に、


相談しなかったのだろう…何故…」


という、走り書きがあった。


いまだに此の事件の謎は深まるばかりだ。


その夜、


有毒ガスが村に充満した。


被害は、100人に及んだ。


坂下飛夜理、ただ一人を除いてだ。


それからその時の状況を聞き出そうとしたら、


脱力性になってしまい、なにも言わなかった。


はやく、事件を終末に向かわせたい。


空下村、××県○○市の山道沿いの商店街にて


                  9月○日』

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