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天使の前髪  作者: 春隣 豆吉
宮本和哉の予想外な週末
32/73

おまけ

課長の充電。の巻


董子視点です。

 昨日の課長はなんだか疲れ気味の声だったけど、待ち合わせ場所にいた課長はいつもと変わりなく、安心した。

 それにしても、待ち合わせするといつも課長のほうが早いのよね。待たせてしまって申し訳ないったら。

「すみません、いつも待たせちゃって」

「董子も早めに来るじゃないか。気にするな」

 そう言うと、課長は当然のように私の手をぎゅっとつないだ。


「へえ、甥子さんを預かったんですか」

「そう。4歳なんだけどね」

 食事をしながら、互いの土曜日の話をした。なんと課長は一日ベビーシッターをしていたらしい。

「お兄さんって和哉さんと似てるんですか?」

「え?うーん・・・まあ、兄弟だから。甥っ子は兄によく似てる」

 ということは・・・課長のお兄さんもイケメンの可能性が高いし、甥っ子くんは将来が楽しみってやつですか。ほほお。

 課長と甥っ子くんの組み合わせ、動物園でも人目を惹いただろうな~・・・。よく逆ナンとかされなかったもんだ。

「おもしろくないな」

「はい?」

「董子、いまうちの兄のこと考えたろ」

「はいいい?」

 いつも思うんだけど・・・どうして、課長は私の考えてることを見抜くわけ??

「例えば、兄はどんな顔してるのかなあとか」

「まさかのエスパー!?」

 はっとしたけど、もう遅い。

「当たりだな。食事したらカフェオレボウルを見るんだよね」

「えっと、その予定でしたよね?」

「その前に充電させて」

「は?」

「昨日、会ってないから董子が足りない」



 目を覚ますと課長の腕が背中にまわっていた。

 今、何時だろ・・・・

 ちょっと身じろぎすると、寝てるはずの課長の腕がますますきつくなる。

「和哉さん、寝たふりなんて・・・んんっ」

 そういいかけた私にキスがふってきた。


読了ありがとうございました。

誤字脱字、言葉使いの間違いなどがありましたら、お知らせください。

ちょっと感想でも書いちゃおうかなと思ったら、ぜひ書いていただけるとうれしいです!!


果たしてカフェオレボウルが買えたのか・・・謎です。

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