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後編
確か・・・、笹川君・・・だっけ?
「泣いてたから・・・これ・・・」
帰宅部で無愛想な笹川君が差し出したのは、ミルクココアだった。
「・・・ありがと・・・」
コートは着ていたけれど、長い時間いたので体は冷えきっていた。
ふたをあけると、温かい湯気が出た。
一口飲む。
甘かった・・・けれど、少ししょっぱかった。
笹川君の優しさと、失恋の味がした。
来年のクリスマス、まさか笹川君とつきあっているなんて、このときは思いもしなかっただろう。
確か・・・、笹川君・・・だっけ?
「泣いてたから・・・これ・・・」
帰宅部で無愛想な笹川君が差し出したのは、ミルクココアだった。
「・・・ありがと・・・」
コートは着ていたけれど、長い時間いたので体は冷えきっていた。
ふたをあけると、温かい湯気が出た。
一口飲む。
甘かった・・・けれど、少ししょっぱかった。
笹川君の優しさと、失恋の味がした。
来年のクリスマス、まさか笹川君とつきあっているなんて、このときは思いもしなかっただろう。
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