プロローグ
眠いです。
性別転換症候群。英名sexeschangement syndrome。
この病気が初めて発見されてから、もう二年半とちょっと経っている。最初はアメリカで発見された。
アメリカで五件、世界全体でニ十件しかまだ報告されていない稀で希少な病気、そしてまだ日本では発見されていなかった、俺がこの病気にかかるまでは。
この病気に関しては医学者はもうお手上げらしい。彼らによると幼児に「子供はどこから来るの?」と聞いているようなものらしい、要するに発狂したいほどわけわかめ。
意味がわかりませんけど。
この病気は突然発症して一夜にして体が逆の性になってしまう、生命の神秘と言われている。夜の意識がないうちに(レム睡眠中だと思われる)体の全細胞が一斉に変わる。
逆の姿へと。
この現象は定期的に起こる、たとえば、今日起きたら女の子、明日になったら男の子というかんじ。
そしてこの俺、坂下瞬もこの病気の患者になってしまった、かわいそうな少年である。神様が間違えて俺にかけたんじゃねえの? こう神様が他の人に病気の種を落そうとして掌からポロって感じで落したんだろう、きっと。うん。
まあ俺神信じてないけど。
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