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異世界の事情  作者: ボッチー
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それぞれの事情

初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。

月に住まう神は、その神眼を持って、魔王とバラチエルの戦いを観ていた。

そして、神は、


「バラチエルが、敗れた。」


と、呟いた。

それを聞いた、天使たちは、


「何者に、殺られたのですか?」


と、神に質問した。

神は、


「魔王だ。憤怒の魔王に、殺された。」


と、伝えた。

それを聞いた、一人の天使が、


「ならば、魔王を討伐、致しますか?」


と、問いかけると、

神は、


「いや、今は良い。

幸い、バラチエルによって、西方諸国の争いも、ほぼ鎮圧出来た。しばらくは、静観する。」


と、答えた。

それを聞いた、天使たちは、


「「「「神の御心のままにっ!」」」」


と、応えた。



一方、地上でも、帝国が西方諸国を攻めている事が、各国に伝わった。


特に、その情報に食いついたのは、神聖王国アレキサンドラの教皇、ジェミニ・タイタンだった。


教皇は、その情報を得ると、ある決心を固めた。

教皇は、大司教に、


「帝国は、今、西方諸国に戦力を集中しておる。

帝国を叩くのなら、今しかない。」


と、伝えた。

大司教は、


「それでは、神託が降りたと言うことで・・・。」


と、教皇に質問した。

教皇は、


「そうじゃ。神託を持って、彼の国を攻め落とすのじゃっ!!」


と、偽りの神託を盾に、帝国への進軍を宣言した。

更に、教皇は、


「神聖騎士団並びに、他の兵に伝えるのじゃ。帝国を滅せよとなっ!!」


それを聞いた、大司教は、


「すぐに、手配致しますっ!」


と、言って、教皇の間をあとにする。

残された教皇は、


「いよいよ、ワシの時代の到来じゃっ!!」


と、ほくそ笑むのだった。



一方、ホルスター王国にも、帝国が西方諸国に戦争を仕掛けた事が、報告されていた。


国王、グロック・カサンドラは、ルメールを王城へと呼び出した。

王城に着いたルメールは、謁見の間で、国王と対峙していた。

国王は、ルメールに、


「帝国が、西方諸国に戦争を仕掛けた。

ルメールよ、其方は、帝国に赴き、情報を得よ。

Sランクの其方ならば、多少の危険にも、対処出来よう。頼めるか?」


と、問う。

ルメールは、


「陛下の御命令とあらば、応じましょう。

ただ、ユキヤの件、よろしくお願い致します。」


と、命令には従うが、ユキヤの捜索を続けてくれと、伝えるルメール。

それに対して、国王は、


「カナモリ卿については、現在、友好国にも、捜索願いを出しておる。安心して事に当たれ。」


と、ルメールに告げた。

ルメールは、


「それでは、準備が整い次第、帝国へ向かいます。」


と、言って、謁見の間をあとにする。

国王は、サイサリスに、


「帝国め、よいよ、大陸制覇を目論んでいるな。

・・・ならば、カナモリ卿の力が必要となるやもしれん。

至急、捜索の手を広げろっ!!なんとしても、見つけねばならん。」


と、指示した。



そんな各国の事情など、知らないユキヤは、ハクを連れて、一路、帝国に向かっていた。

ユキヤは、ハクに、


「帝国は、何があるかわかない国だ。そばから、離れるなよ。」


と、語りかけた。

ハクは、


「キュィっ!」


と、気合いの入った返事をした。

それを聞いた届けた、ユキヤは、


(問題は、帝国の何処に、魔石があるかだ・・・。

おそらく、帝都の城に保管されているはず。

まずは、国境付近の街で、帝都の場所を調べないと。)


流石に、初めて訪れる帝国には、緊張していた。

何しろ、人種差別あり、奴隷制度ありの、なんでもありの国だ。

油断は出来ない。

今も、西方諸国で戦争を起こしている国である。

ただ、その目が、西方諸国に向いている隙に、魔石を回収して仕舞おうと、目論むユキヤ。


まさか、ルメールまでもが、帝国に向かっているとは、思ってもおらず、再び、ルメールとの邂逅が近づいていた。


ユキヤは、北西部の空白地帯を飛びながら、帝国へと向かっていた。

噂で聞いていた通り、荒れ果てた大地が、続いている。

流石に、一日で、帝国に着くことは出来ず、夜営を繰り返して行いながら、帝国へと向かっていった。



そうして、いよいよ、帝国の国境に差し掛かり、近場の街を探すユキヤ。

街を発見すると、人気のない場所に降り立って、街道を歩いて街に入った。


奴隷制度がある為、首に首輪を着けている人や、亜人やエルフを見かけた。

亜人の里や、エルフの里でお世話になった身としては、なんとかしてあげたいが、やっと辿り着いた帝国で、いきなり、騒動を起こす訳にもいかず、見て見ぬふりをするしかなかった。


あとで知った事だが、奴隷の首輪は、〈隷属の首輪〉と言うものらしく、命令に逆らうと、首が絞まるらしい。


奴隷の件は、一旦保留して、情報収集ならばと、ギルドに向かうが、仮想敵国とは言え、手配書が回っている可能性もある為、ローブのフードを深く被り、ギルドに入るユキヤ。

まず、手配書がないか、掲示板を確認する。

どうやら、それらしいものは無いようだ。

ならば、堂々と、ギルドで帝都の情報を得ようと、受付カウンターに向かおうとした時、冒険者の話し声が、耳に入った。


「今年の〈武闘大会〉には、Sランクの冒険者が参加するらしいぞ。」


「ああ、なんでも、西方諸国で暴れていた奴を、奴隷にしたらしいな。」


「優勝すれば、解放されるらしいぞ。」


「更に、優勝商品は、S級の魔物の魔石らしい。」


「うひょ〜、一財産じゃないかっ!!俺も参加しようかな?」


「止めとけ、止めとけ。どうせ、優勝は、そのSランクに決まってる。」


と、話をしていた。

それを聞いたユキヤは、


(〈武闘大会〉?賞品が、S級の魔物の魔石だって!?

それなら、わざわざ、リスクを払って、王城に忍び込む必要はないな。もう少し、情報が欲しい。帝都に早く行かないと。)


その後、受付カウンターで、帝都の場所を確認するユキヤ。

〈武闘大会〉も、〈コロッセオ〉と言う場所で行われるらしい。

参加は自由。

ただ、なんでもありのルールで、殺しあり、戦闘不能もしくは、降参。場外に出たら負けとの事だった。


早速、街で一泊休み、帝都へと向かうユキヤ。

そこで、新たな出会いがある事も知らずに・・・。


構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。

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宜しくお願いします。

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