いざ、トンプソン帝国へ
初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。
バラチエルを殺した、ウィンチェスターは、バラチエルの亡骸の側に降り立つと、
「その槍は、厄介だな。」
と、言って、〈バーニング〉を〈ゲイボルク〉に向かって、連発した。
弾け飛ぶバラチエルの亡骸。
しかし、〈ゲイボルク〉は、健在していた。
すると、ウィンチェスターは、
「やはり、破壊出来ないか。」
と、呟き、〈ゲイボルク〉を掴んで、ユキヤのいる戦艦まで、飛んだ。
ウィンチェスターとバラチエルの戦いを見ていた、いや正確には、目で追えていなかったユキヤは、唖然としていた。
(良く見えなかったけど、ウィンチェスターが勝ったのは、間違いないみたいだ。
・・・天使族から、出生の謎について、聞きたくて着いて来たのに。・・・えらい事になった。
・・・大丈夫。俺は、やってない。だから、神様、恨まないでくれっ!)
と、願うユキヤ。
そのユキヤの元に、元凶であるウィンチェスターが、近づいてきた。
ウィンチェスターは、左肩を怪我をしているようだ。
すると、ウィンチェスターから、
「ユキヤ、お前、再生魔法を使えたな。俺の腕を治せ。」
と、命じてきた。
ウィンチェスターの左肩をよく見ると、えぐれたような傷だった。
慌てて、〈リバイブ〉を発動するユキヤ。
すると、モコモコと、えぐれた部分が盛り上がり、左肩の再生が終わった。
ウィンチェスターは、肩を回して状態を確かめると、ユキヤに、
「礼だ。取っておけ。」
と、言って、〈ゲイボルク〉をユキヤに渡す。
受け取ったユキヤは、
「これって・・・。」
と、呟くと、
ウィンチェスターが、
「あの天使族が使っていたアークティファクトだ。確か名前は、・・・そうっ!神槍〈ゲイボルク〉とか、言ってたなっ!」
と、ユキヤに伝えた。
受け取ったユキヤは、
(あ、アークティファクトっ!?ルメールさんが持っていた剣の親戚かっ!?
でも、貰っても、俺も徒手空拳がメインだし、使い道がないんだけど・・・。
とりあえず、アイテムファイルに保存しておこう。)
と、アイテムファイルに〈ゲイボルク〉とやらを保存するユキヤ。
そんなにユキヤに、ウィンチェスターは、
「魔石は回収、出来たか?」
と、聞いてきた。
ユキヤは、
「ええ、回収しました。」
と、答えた。
すると、ウィンチェスターは、
「なら、此処にもう用はないな。帰るぞ、ユキヤっ!」
と、言って、飛び上がるウィンチェスター。
すると、ユキヤは、
「此処、このまま放置していいんですか?」
と、質問した。
すると、ウィンチェスターは、
「なんだ、人族の戦争に参加したいのか?」
と、返されたので、
ユキヤは、
「いえ、そう言うわけではなくて・・・。」
と、言葉を濁す。
すると、ウィンチェスターは、
「用がないなら、帰るぞっ!!」
と、語尾を強めて、言ってきた。
なので、ユキヤは、
「いえっ!ありませんっ!!」
と、答えて、ウィンチェスターに続いて、空を飛んだ。
ウィンチェスターたちが、戦場をあとにしてから、建物の影から、恐る恐る、出てきたユーマ将軍。
彼はウィンチェスターたちの戦いを見て、
「ば、化け物だ・・・。」
と、呟いた。
化け物同士の戦いは、終わった。片方が勝って、空を飛んで行った。
とにかく、一度、本国に連絡しなくてはと思い、戦艦に戻ると、兵士が気を失っている事に気づくユーマ将軍。
兵士の一人を叩き起こすと、何があったのか、問い詰める。すると、兵士は、
少女が現れて、魔石を奪って行った。
と、答えた。
それを聞いた、ユーマ将軍は、魔石のあった場所へ、走った。
しかし、兵士の言う通り、魔石が盗まれていた。
これでは、本国に帰還出来ないと、判断したユーマ将軍は、港にあるスミスの船に、目をつけた。
あれで、一度、本国に戻り、魔石を補充しなければならない。
すぐに、兵士に、引き続き、攻撃をする様に伝えると、スミスの船に乗り、本国へ帰還するユーマ将軍だった。
帰還したユーマ将軍から、事の顛末を聞いた教皇は、
「ガッシュが、死んだだとっ!?
兵の大半が、壊滅っ!?
天使族と魔王が、戦ったっ!?
更に、魔石を奪われただとっ!?」
と、驚きの連続だった。
すると、少し間を置き、教皇は、ユーマ将軍に告げた。
「・・・とにかくだっ!その天使族なる者の、脅威は消えたのだ。
魔石は補充してやるから、戦艦を動かして、また、兵を送れっ!!」
と、指示を出した。
更に、教皇は、
「なんとしても、西方諸国を手に入れろっ!!
そうすれば、魔石を奪われた事については、罪に問わん。
分かったなら、すぐに行動に移れっ!!」
と、指示を出した。
対して、ユーマ将軍は、
「俺っちは、もう・・・。」
あの戦場に戻りたくないと、言いたい所だったが、教皇の怒りに油を注ぐ発言をすれば、ただでは済まないと思い、その後の言葉を、飲み込んだ。
皇帝は、
「俺は、今、〈武闘大会〉の件で、忙しいっ!
俺の手を煩わせるなっ!!」
と、ユーマ将軍に、退席を命じる。
素直にしたがい、教皇の間をあとにするユーマ将軍。
そのユーマ将軍が、出ていった後、教皇は、
「あの腰抜けめ、臆病風に吹かれやがって・・・。」
と、一人呟いた。
ところ変わって、ユキヤたちは、ウィンチェスターの居城に帰還していた。
流石がのウィンチェスターも、疲労があるようで、ユキヤに、
「俺は、少し休む。その間は、好きにしていろ。」
と、言われてしまう。
言われたユキヤはと、言うと、
(残る魔石は、あと一つだけだ、なんとかして、手に入れたい。
・・・そうだっ!!帝国は、あんなにも魔石を持っていたんだ。まだ、魔石を持っているかも知れない。
どうせ一度、拝借した身だ。あと一個ぐらい、貰っても良いよな?
俺の出生の謎解きの為だ、協力してもらおう。)
と、勝手な自論を持って、再び、帝国から、魔石を奪おうとする。
最早、完全に犯罪者の考えだった。
そうと決まれば、ユキヤの行動は、早かった。
ウィンチェスターに、帝国に行くと言うと、ウィンチェスターは、
「なんだ?帝国とやり合う気か?」
と、見当違いの事を、言ってきたので、
ユキヤは、
「違いますっ!魔石を回収に行くだけですっ!!」
と、まるで魔石が、自分の物のように、答えた。
すると、ウィンチェスターは、
「好きにしろ。それなら、こちらも〈シャトル〉の準備を進めておく。」
と、了承を得た。
ユキヤは、頭にハクを乗せて、帝国へと旅立ったのだった。
構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。
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