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異世界の事情  作者: ボッチー
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帝国の秘密兵器

初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。

ホルスター王国が、ユキヤ逃亡の件で、慌ただしくなっている頃、ユキヤとは言うと、くだらない事に勤しんでいた。


(〈クロノスロック〉は、時間停止の魔法だ。まさに、ジョ○ョのようだ。ここは、折角だから、ジョ○ョ立ちをやってみるか。)


と、手の位置はこうだの、脚の角度はこうだの、ジョ○ョ立ちに、挑戦していた。

すると、いつものように、ウィンチェスターが、訓練所に現れた。

そして、ユキヤのおかしな姿を見て、


「ユキヤ、お前は何をしている?」


と、当然の質問をしてきた。


ユキヤは、慌てて、居住まいを整えると、


「い、いえ、相手の隙を誘う練習をしていましたっ!?」


と、嘘をついた。

それを聞いた、ウィンチェスターは、


「相手の隙を誘う?むしろ、お前の方が、隙だらけだぞ。

馬鹿な事は止めて、訓練に入るぞっ!」


と、正論を述べられてしまう。

対するユキヤは、


(馬鹿なっ!?ジョ○ョは、ベストセラーにもなった漫画だぞっ!?アニメ化だってしているのに・・・。この良さが通じないとは、流石は異世界。侮れん。)


と、アホな事を考えていた。

すると、ウィンチェスターは、ユキヤが、くだらない事を考えているのを、察して、


「今日は、厳し目にいくぞっ!!」


と、やる気に満ちてしまった。

その日、ユキヤは、ボロボロになるまで、ウィンチェスターにしごかれた。



ところ変わって、トンプソン帝国。

皇帝が、準備を急がしていた〈アレ〉が、遂に完成した。


完成した〈アレ〉を前に、皇帝は、


「あはははっ!!遂に完成したかっ!!」


と、高笑いをしていた。


完成した〈アレ〉とは、巨大な戦艦だった。


黒光りする鋼鉄のボディ。

全長は、約200メートル。

船体には、多数の砲門。

その砲門からは、ファイヤボールの魔法が打ち出される。

動力源は、勿論、魔石。それも、ユキヤが求めていたS級の魔物の魔石だ。

帝国は、そのあまりある資金で、魔石を手に入れていた。

そして、搭乗人数は、4000名。


その戦艦が5隻も造られていたのだ。


皇帝は言う。


「さぁ、戦争、いや蹂躙の始まりだっ!!

すぐに、西方諸国に出陣だっ!!」


奴隷兵や帝国兵が、次々と、船内に乗り込んでいく。

そして、この艦隊を預かるのは、元Aランク冒険者の将軍、ガッシュだ。

身長約180センチ、金髪、金色の瞳の、優男。黒い鎧に、赤いマントを靡かせて、甲板に立っていた。

その、一歩後ろには、副官である、同じく、元Aランク冒険者の将軍のユーマ。

身長170センチ、茶髪に、黒目、猫背。

彼は元殺人鬼でもある。

こちらも、ガッシュ同様、黒い鎧と、赤いマントを靡かせている。


ガッシュが、


「いや〜、壮観だね〜。」


と、言えば、

ユーマは、


「早く殺りてぇ〜、俺っちの剣が、疼いてらぁ。」


と、応えた。

ガッシュは、


「あはははっ。だけど、現場では、僕の指示に従ってもらうよ。」


と、ユーマを宥めた。

言われた、ユーマは、


「ちっ、なんで、てめぃが、指揮官なんだよっ!俺っちに、任せれておけば、西方諸国なんざ、あっと言う間に、落とせんのによぉ。」


と、虚勢を張る。

ガッシュは、


「なんで言うのかな、君が、自由に暴れないようにするための、飼い主的な?」


と、ユーマを煽る。

言われた、ユーマは、


「てめぃが、飼い主だと?笑わせるぜっ!!」


と、応えた。


そう、帝国は実力主義の集団だ。

仲間内でも、争いは尽きない。

ガッシュとユーマもだ。常に相手の首を狙っている。

そんな二人に、指揮される帝国兵もまた、自分が一番戦果を上げてやると、思い込んでいる。

まさに、武装集団だった。


兵の搭乗がすむと、すぐに戦艦は、西方諸国へと向かって行った。



一方、帝国に狙われているとは知らないコルト商会連合。

その代表の、スミス・ウェッジは、金勘定をしていた。


「うっししし、今期も、ぎょうさん、儲かりましたなぁ〜。」


と、手元の資料を見て、笑っていた。


「この分なら、今年は去年より、かなり、利益が出んとちゃいまっか。」


と、独り言を呟いていた。

すると、そのスミスの元に、おかしな報告が入る。


「海に、黒い物体が浮かんどる?何言うてまんねん。」


と、その情報に疑問を持つスミス。

とりあえず、沿岸まで行って見る。


確かに、海に黒い塊が、浮いている。

しかも、段々と、近づいて来ているのがわかる。

近づいて来るにつれて、それが船ではないかと、判断するスミス。

しかし、船にしては、デカ過ぎる。あんな物見たことが無い。

そう、スミスが思っていたら、その船から、閃光が閃いた。

何事かっ!?と思ったその時。

港に、「ドっか〜〜んっ!!」と、魔法の火が、着弾した。

スミスは、悟った。

〈アレ〉は、帝国の船だと。


すると、すぐにスミスは、ギルドに走った。

ギルドに到着すると、


「帝国が、攻めてきよったっ!!ドミニク、ドミニク、おるかっ!!」


すると、身長190センチ程の巨体。

筋肉質な身体。所謂、マッチョ。

坊主頭に、黒目の、男が、それに応えた。


「なんだ。スミス、俺は今、酒を飲むので忙しい。」


と、酒の入ったジョッキを上げて、応えた。

すると、スミスは、


「酒なんか、飲んどる場合でわないっ!!敵が、帝国が、攻めてきよったんじゃっ!!

お前の力が必要なんじゃ、はよう準備せいっ!!」


と、ドミニクを急かした。

すると、ドミニクは、


「わざわざ、俺が出る必要があるのか?此処には、大勢の冒険者がいるんだぞ?」


と、応えた。

しかし、スミスは、


「お前には、高こう金を払っておるっ!!Sランク冒険者の、お前の力を見せつけてみせいっ!!」


と、言った。


そう、ドミニクは、世界で3名(ユキヤも入れると4名)しかいない、Sランク冒険者だった。


ドミニクは、その重い腰を上げると、


「野郎ども、戦争の時間だっ!!コルト商会連合の力、帝国に見せつけてやろうぞっ!!」


すると、冒険者たちは、


「「「「うお〜〜っ!!!」」」」


と、雄叫びを挙げた。


こうして、コルト商会連合と帝国との戦争が、開始されたのだった。



帝国の戦艦は、遠慮なく、大砲をぶち込んで来た。

吹き飛ぶ家屋。

帝国の戦艦は、そのままの勢いで、港に、突撃。

激しい音立てながら、船首が港に食い込んでいた。

すると、船の中から、わらわらと、奴隷兵や帝国兵が、降りて来る。


対するは、ドミニク率いる冒険者たち。

此処、コルト商会連合は、冒険者の国と言ってもいいくらい、冒険者が多い。

いくら、帝国が2万人程度の兵を送ろうと、遅れは取らない。


冒険者と帝国がぶつかり合った。

先陣をきるのは、やはりドミニク。

その体格に合った、巨大な戦斧を一振りすれば、一度に数人の奴隷兵の首が、宙を舞う。


まさに、一騎当千。


その戦いぶりに、火がついた冒険者たちも、負けてはいない。奴隷兵や帝国兵を、次々と、屠っていく。


すると、港に食い込んでいた、黒船が、港から遠ざかっていく。

なんだ、もう諦めたのかと、冒険者たちは思っていたが、実際には違った。


数日間の戦闘で、大勢の帝国兵を薙ぎ倒した、冒険者たち。

このままいけば、全ての敵を排除出来ると思った時、また、沿岸に黒船が現れた。


そう、帝国の戦艦は、兵の補充に戻っていただけだった。

再び、戦艦から、兵を送り出すと、また、帝国へと帰還する。そして、また、兵を連れて来る。

それを繰り返して行われたコルト商会連合は、たまったもんじゃない。

倒しても倒しても、兵が減らないのだ。

遂には、兵の数が、増してきた。


しかし、そこは、一騎当千のドミニク。

ひたすらに、敵兵を屠って行く。

ただ、いくらドミニクが強くても、所詮は人間。

ろくな休息も取れずに、戦っていた為、疲労はピークを迎えていた。

一瞬の隙から、帝国兵に背中を切りつけられるドミニク。


「ぐわっ!?」


と、悲鳴をあげるも、その帝国兵の首をお返しとばかり、はねた。

すると、今度は、脇腹に熱を感じる。

脇腹に、槍が突き刺さっていたからだ。

その槍をへし折ると、その帝国兵の首もはねた。

しかし、ドミニクの快進撃もそこまでだった。


何本もの槍に、身体を貫かれ、うつ伏せに倒れるドミニク。


その傍では、帝国兵が、


「俺が仕留めたっ!俺の功績だっ!!」


「いや、俺が仕留めたんだっ!!お前じゃないっ!!」


などと、内輪揉めを始める始末。


冒険者たちはと言うと、ドミニクが敗れたことで、動揺して、逃げ出す者もいれば、投降する者も現れる。

それでも、果敢に立ち向かう者たちもいる。


コルト商会連合と帝国の戦いは、泥沼の戦いに入っていった。


構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。

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