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異世界の事情  作者: ボッチー
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魔物のペットと、ルメールのその後

初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。

今日も今日とて、ウィンチェスターと、訓練していたユキヤ。

そんな、ウィンチェスターのもとへ、配下の悪魔から、報告があった。


東の山脈で、〈アイスドラゴン〉が、目撃されたと。


その報告を聞いた、ウィンチェスターは、ユキヤに、


「喜べっ!〈アイスドラゴン〉は、S級の魔物だっ!!

ユキヤ、ちょっと行って、狩ってこいっ!!」


と、ちょっと、コンビニに買い物に行け的な感じで、話すウィンチェスター。

しかし、〈シャトル〉を動かすのには、S級の魔物の魔石が必要な為、素直に、指示に従うユキヤ。


ウィンチェスターの居城を出ると、東の山脈まで、飛行魔法で向かっていく。

山脈に着くと、索敵魔法の〈サーモ〉を発動するユキヤ。

索敵に、大きな魔力反応を感知すると、すぐさま、移動を開始する。

索敵に引っ掛かった場所は、洞窟だった。

洞窟の中を進むと、目的の〈アイスドラゴン〉を、発見した。

すぐさま、〈アイスドラゴン〉に近づき、倒そうとすると、〈アイスドラゴン〉に気づかれ、氷のブレスが、ユキヤを襲う。

ユキヤは咄嗟に、〈ミラージュ〉を発動して、ブレスを交わす。

ブレスを吐き終わった、〈アイスドラゴン〉の口の前に姿を現すと、爆裂魔法の〈バーニング〉を、その開いた口に、叩き込む。

〈アイスドラゴン〉の口の中で、爆発が起こり、白目をむいて、倒れる〈アイスドラゴン〉。

どうやら、倒せたようだと、〈アイスドラゴン〉の死骸を、アイテムファイルに収納しようとした時、なんと、もう一体の〈アイスドラゴン〉が、現れた。

仲間の〈アイスドラゴン〉を倒された、〈アイスドラゴン〉は、激怒しているようで、ユキヤに向かい、ブレスを放った。

突然の、もう一体の〈アイスドラゴン〉の登場で、固まっていたユキヤは、〈クロノスロック〉を発動。

時間停止した〈アイスドラゴン〉の頭に回り込むと、再び、バーニングを発動。

時間が動き出した瞬間、〈アイスドラゴン〉の頭上で、大爆発が起こり、その〈アイスドラゴン〉も、絶命した。

おそらく、つがいだったのかと、思ったユキヤは、後から現れた〈アイスドラゴン〉がいた場所に移動する。

すると、直径60センチほどの卵が、そこにはあった。

どうしようかと、思ったユキヤは、とりあえず、〈アイスドラゴン〉の死骸を、アイテムファイルに収納してから、卵を抱えて、ウィンチェスターの居城へと、帰還した。

卵の件は、ウィンチェスターに聞こうと思ったからだ。


城に着くと、ウィンチェスターが、例のリビングのような所にいる事を、配下の悪魔に聞いてユキヤは、その場所へ向かう。

ウィンチェスターは、呑気にお茶を飲んでいた。

〈アイスドラゴン〉を倒した事を、報告すると、ウィンチェスターは、


「その卵は、なんだ?」


と、聞いてきたので、〈アイスドラゴン〉は、2体いて、つがいだったと、報告するユキヤ。

この卵はどうしようかと、ウィンチェスターに尋ねると、


「赤子のドラゴンでは、魔石は役にたたん。好きにしろ。」


と、言われてしまう。

仕方なく、あてがわれた部屋へ卵を運び、火魔法で、卵を温めると、「パリッ!」と、音して、卵が割れてきた。

すると、中から、「キュィ!?」と、声が聞こえて、〈アイスドラゴン〉の、赤ちゃんが産まれてきた。

体長は、50センチに満たないぐらいの大きさだ。

その赤ちゃんは、ユキヤを見ると、再び、「キュィ♪」と鳴き、ユキヤに擦り寄って来る。


所謂、摺り込みだ。


その後、その〈アイスドラゴン〉の赤ちゃんは、ユキヤの身体をよじ登り、ユキヤの頭の上に、ベッタリと貼り付いてしまう。

暖かい部屋では、その白い〈アイスドラゴン〉の赤ちゃんの体温が、ひんやりとして気持ちが良い。

とりあえず、警戒はされてはされてはなく、むしろ、懐いてしまったようなので、ユキヤは赤ちゃんに、名前をつけた。


「お前の名前は、〈ハク〉だ。いいな?」


と、ユキヤが語りかけると、ハクは、


「キュィ♪」


と、返事をした。

それを確認したユキヤは、


(S級の魔物をペットになんて、ヘッケラーのようだ。)


と、自笑した。


とりあえず、ウィンチェスターに報告と、〈アイスドラゴン〉の死骸を渡そうと、再び、ウィンチェスターの元に行くユキヤ。

ユキヤの姿を見た、ウィンチェスターは、


「なんだ、育てるのか?」


と、聞いてきたのて、

ユキヤは、


「懐いてしまったので、飼います。いいですか?」


と、質問した。

すると、ウィンチェスターは、


「お前が倒した〈アイスドラゴン〉の赤子だ。好きにしろ。」


と、許可が降りた。


こうして、ユキヤは、新しい仲間(?)を手に入れた。



一方、逃亡したユキヤを探す為、神聖王国内を、隈なく探していたルメールだったが、ユキヤがいた形跡は、見当たらなかった。

ただ唯一、探していない場所は、〈皇都アレス〉だった。

僅かな望みをかけて、〈皇都アレス〉を訪れたルメールは、教皇のいる王宮へと、向かった。


教皇との謁見を、許可されたルメールは、今、教皇の間にいた。

教皇に挨拶を交わすと、ユキヤが来ていないかと、尋ねるルメール。

すると、教皇は、愉快そうな顔で、ルメールに話しかけた。


「カナモリ卿は、見かけておらんよ。カナモリ卿が、逃亡したとは、余程、貴国が、気にいらなかったのではないか?」


と、嫌味を言った。

それを聞いた、ルメールは、


「くっ、ユキヤが来ていないなら、貴国には、もう用ない。

失礼させて頂くっ!」


と、言って、教皇の間から、出ようとする。

そのルメールの背に向かい、教皇は、


「もし、カナモリ卿が、我が国に来たら、丁重にもてなすのじゃ。安心して、国に帰られるが良い。」


と、更に、ルメールを煽った。

その言葉に、耳を貸さずに、教皇の間をあとにするルメール。

ルメールが去った後、教皇は、


「いい感じで、カナモリ卿とホルスターに軋轢が生まれたのじゃ。あとは、カナモリ卿が、我が国を訪れるのを、待つだけじゃな、・・・く、くくくっ・・・。」


と、笑いを堪えて、呟いた。



神聖王国には、ユキヤはいないと分かると、もしかして、戻って来ているかも知れないと思い、ルメールは、ホルスターの屋敷へと、帰って行った。


しかし、屋敷に帰ってみても、ユキヤの姿はなかった。

そんな落ち込んだルメールの元へ、ジャンから、国王が、ユキヤとルメールを呼んでいる事を聞かされる。

いよいよ、腹を括らねばならなくなったルメールは、単身、王都へ向かう。


王都に着くと、すぐに王城の執務室に向かうルメール。

執務室の扉をノックして、入室許可を得ると、執務室に入るルメール。

国王は、ルメールしかいない事に、不信に思い、ルメールに質問した。


「カナモリ卿は、どうした?」


ルメールは、ユキヤが逃亡した事、自分はそれを追って、神聖王国まで行っていた事を、国王に告げた。

すると、国王は、


「カナモリ卿が、逃亡しただとっ!?

この馬鹿者っ!!

何故、早く連絡をよこさなかったっ!!」


と、ルメールを叱責した。

ルメールは、ユキヤの逃亡が露見すると、重い処罰が降ると思ったからだと、国王に告げた。

すると、国王は、


「カナモリ卿は、我が妻の恩人だっ!そんな事はせんっ!!少し、お灸をすえるだけだ。

とにかく、友好国に、捜索願いを出すっ!!

ルメール、お前は屋敷で、連絡を待てっ!!」


と、指示した。

闇雲に探しても、ユキヤは見つからないと、諦めたルメールは、その指示に従った。


だが、友好国からも、目撃情報は届かず、悶々とした日々を過ごすのだった。


構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。

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宜しくお願いします。

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