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異世界の事情  作者: ボッチー
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憤怒の魔人

初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。

最北端の地、憤怒の魔人、ウィンチェスターの住処。

その街に降り立ったユキヤは、周りを歩いている人(?)を、見て驚いた。

悪魔を支配下に、置いているだけあって、道行く人(?)も、悪魔だった、

形は違えど、角が生えているのだ。

背中に羽根が生えている輩もいるし、尻尾も生えている輩もいる。

どうやら、人族は、いないらしい。


コートのフードを深く被ると、眼前に映る城を目指す。

城に着くと、門番らしき悪魔がいた。

どうやって、通り抜けようと考えていたら、門番と目が合った。

無視する訳にもいかず、門番へと、語りかけるユキヤ。


「あの〜、此処に、ウィンチェスター様は、いらっしゃいますか?」


と、尋ねると、

門番は、


「居られるぞ。なんだ、挑戦者か?」


と、返答が返ってくる。

挑戦者?っと、ユキヤが、思っていると、

門番は、


「久しぶりの挑戦者だな。ウィンチェスター様も喜ぶだろう、通って良しっ!!」


と、何やら勘違いしているようだが、通れるなら、通してもらおうと、歩を進めるユキヤ。

城の中を、ズンズンと進んで行くと、大きな扉が、眼前に写った。

どうやら、謁見の間らしい。


扉を開くと、王座に、真っ赤な長髪の髪と、蒼い瞳。

20代後半に見える、偉丈夫がいた。

均整な顔立ちをしているその男性は、扉を開けて、入って来たユキヤを、凝視して、ニヤリと笑った。


「久しぶりの挑戦者だな?フードを取れっ!」


と、話しかけてきた。


ウィンチェスターだ。


一目で分かった。

確か、ひとたび怒らせると、その圧倒的な力で、街は壊滅、酷いと国すら滅ぶと、習っていたので、素直にフードを取った。

すると、ウィンチェスターは、


「お前、サウザーかっ!?」


と、なにやら、勘違いをしているようだ。

すかさず、ユキヤは、


「いえ、違います。僕は、冒険者のユキヤです。」


と、答える。

しかし、ウィンチェスターは、


「うん?でも、お前からは、サウザーの気配を感じるぞ?」


と、何やら、確信しているらしい。

更に、ウィンチェスターは、


「お前、魔眼は使えるな?ちょっと、発動してみろっ!」


と、要求してきた。

なので、ユキヤは、


「制御出来て無いんですが、構いませんか?」


と、質問した。

すると、ウィンチェスターは、


「制御が出来ていない!?まあ、良い。どうせ、俺には効かん。やれっ!!」


と、命令してきた。

仕方ないので、ユキヤは、魔眼を発動する。

すると、ウィンチェスターが、近くまで寄ってきて、ユキヤの顔を、凝視する。

ウィンチェスターは、言う。


「んっ!?片目だけだな。・・・そうか!そう言う事かっ!!」


と、なにやら納得している。

訳が分からないユキヤは、思い切って、質問した。


「何が、そう言う事なんですか?」


と、言うと、

ウィンチェスターは、


「此処では、話が長くなるな。別室に移動するぞっ!着いて来いっ!!」


と、はぐらかされてしまう。

仕方なく、ウィンチェスターの後を追うユキヤ。

着いた部屋は、豪華な光源と、立派なソファのある部屋だった。

ウィンチェスターが、


「とりあえず、座れ。」


と、言うので、大人しくソファに座わるユキヤ。

すると、メイドの格好をした女性の悪魔が、給仕を始めた。

すると、ウィンチェスターが、


「まぁ、とりあえず、飲めっ!」


と、お茶を進める。

なんだか良く分からないが、ユキヤは、素直に、お茶を頂く。

外が寒かった為、身体がポカポカする。

ユキヤが、一息ついていると、ウィンチェスターから、話しかけられた。


「お前は、本当にサウザーじゃ無いんだな?」


と、再び、質問されたので、

ユキヤは、


「違います。」


と、答えた。

すると、ウィンチェスターは、


「お前からは、サウザーの気配を感じる。おそらく、お前の肉体は、サウザーの半身だっ!」


と、衝撃的な事実を告げられる。

更に、ウィンチェスターは、


「お前、自分の中で、欲求が高まることはないか?」


と、身に覚えのある事を、指摘された。

なのて、ユキヤは、


「ええ、感じる事があります。」


と、答えた。

すると、ウィンチェスターは、


「やはりな。」


と、確信していたらしい。

更に、質問は続く。


「お前、何処か、異空間のような所に居なかったか?」


と、的を得た、質問をしてくる。

すると、ユキヤは、


「ええ、目覚めたら、おかしな空間にいました。」


と、答えた。

すると、ウィンチェスターは、


「サウザーは、異空間や、時間操作の魔法が得意だったからな。多分、それだな。」


と、確信を持っているようだ。

すると、ユキヤは、気になっていた事を質問した。


「僕の身体を半身と言いましたが、どう言う事ですか?」


と、聞いた。

すると、ウィンチェスターが、語り出す。


「あれは、数百年前だったか、俺とサウザーは、決闘をしてな、俺が勝ったんだが、瀕死のサウザーは、時間操作の魔法で、その場から逃げてな。

おそらく、転生を試みて、半身の身体を作ったんだろう。

そして、その身体を、異空間に収納したんだ。」


と、説明してくれた。

それに対して、ユキヤは、


「つまり、その身体に、僕の魂が宿ったと?」


と、更に、質問した。

ウィンチェスターは、


「ああ、おそらく、そうだろうな。

だから、魔眼も半端で、制御も出来ていないんじゃないか?

なんで、お前の魂が、宿ったのかは、わからんが・・・。」


と、言った。

対するユキヤは、


(出生の謎の、半分くらいは、解けたっ!!

来て良かったっ!!

あとは、何故、俺の魂が宿ったかだ・・・。

これこそ、神様じゃなきゃ、分からないか・・・。)


と、少し落ち込んでいると、

ウィンチェスターが、


「どうして、自分の魂が宿ったのかと、思っているな?」


と、的確に当ててくる。

すると、ウィンチェスターは、


「良いものを、見せてやるっ!ついて来いっ!!」


と、また、移動を始めた。

ウィンチェスターについて行くと、開けた場所に着き、前世で見た事のある物が、目の前にあった。


ロケットだっ!


円柱形の形で、羽根がついている、先端の尖った物が、そこにはあった。

すかさず、ウィンチェスターに聞くユキヤ。


「これは・・・。」


ウィンチェスターは、言った。


「これは、〈シャトル〉と名付けた、〈月〉に行く為のものだっ!」


と。


(〈月〉っ!?〈月〉に行くだってっ!?

マジ、シャトルだっ!!

・・・つまり、神様に会えるっ!?)


と、ユキヤが、興奮していると、

ウィンチェスターが、


「〈月〉にいると言う、天使族と、一戦、交えてみたくなってなっ!

ただ、まだ未完成だ。

良質な魔石が足りていない。それさえあれば、〈月〉に行けるのになっ!!」


と、あくまで、天使族とやり合うつもりらしい。

すると、ユキヤは、


「か、完成したら、僕も連れて行ってくれませんかっ!?」


と、尋ねた。

すると、ウィンチェスターは、


「必要な魔石を、用意出来たら、連れて行っても良いぞっ!」


と、言ってきた。

すると、ユキヤは、


「必要な魔石って、どれぐらいですか?」


と、聞くと、

ウィンチェスターは、


「最低でも、S 級の魔物、10体分だな。」


と、答えた。


(S級、10体かぁ〜、かなりハードだな。

それに、何処にいるかも、わからないし・・。)


〈月〉の神様に、会う方法は見つかったが、S級の魔物、10体の魔石が、必要な事がわかり、どうしようかなと、悩むユキヤだった。


構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。

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宜しくお願いします。

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