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異世界の事情  作者: ボッチー
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Sランク昇格と授与式

初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。

神聖騎士団団長、敗れるっ!


その報は、すぐに、教皇へ伝えられた。

その報告を聞いた、教皇は、


「あれ程、手を出すなっ!と、言ったはずじゃが?」


と、大司教を、問い詰めていた。

言われた、大司教は、大粒の汗をかきながら、


「も、申し訳ございませんっ!

かの者にも、伝えていたのですが・・・。」


と、釈明していた。

すると、教皇は、


「それでは、何故ゆえに、決闘などしたのじゃっ!!」


と、叱責した。

言われた大司教も、詳しい事情は、わかっておらず、


「げ、現在、確認中でございますっ!」


と、応えるしか無かった。

すると、教皇は、


「勝手に決闘などしおって、ましてや、負けただとっ!?それは、まことかっ!?」


と、質問した。

すると、大司教は、


「・・・ゴックが負けたのは、事実です。

しかも、手加減されて、負けたようです・・・。」


と、答えた。

それを聞いた、教皇は、


「手加減されて、負けただとっ!?

その〈名誉騎士〉は、それ程の実力者なのかっ!?」


と、驚いていた。

大司教は、


「・・・ゴックの処罰は、いかがなさいますか?」


と、自分のせいではなく、全てゴックのせいだから、ゴックの処罰をするべきだと、伝えた。

すると、教皇は、


「ゴックだけではない、お主もじゃっ!!」


と、火に油を注ぐような発言をした、大司教も、同罪であると、叱責した。

それを聞いた、大司教は、


「も、申し訳ございませんっ!なにとぞ、なにとぞ・・・。」


と、処罰を回避しようと、必死に懇願した。

しかし、教皇は、


「処罰については、おって沙汰を出すっ!!」


と、怒りが収まらないようだ。

更に、教皇は、


「それよりも、その〈名誉騎士〉についてじゃ。

なんでも、まだ、Aランクらしいではないかっ!?

それで、良くゴックを倒したものじゃ。」


と、少し落ち着いたようだった。

それを聞いた、大司教は、これ以上、教皇の機嫌を損ねないように、慎重に答えた。


「はい、にわかには、信じられませんが、事実でございます。」


と、返答した。

すると、教皇は、


「その〈名誉騎士〉の扱いは、考え直さなければならんな。」


と、言った。

大司教は、


「そ、それは、どのように・・・。」


と、検討がつかないらしい。

教皇は、言う。


「中央ギルドのギルドマスターを呼べ。」


と。

それで、教皇の意を理解した、大司教は、


「すぐに、手配致しますっ!」


と、応えた。

すると、教皇は、


「その後、ゴックと聖女、その〈名誉騎士〉とらも、呼ぶのじゃ。」


と、命じた。

大司教は、


「其方も、すぐに、手配致しますっ!」


と、応えると、教皇の間から、逃げるように出ていった。

残された教皇は、


「あと、どう転ぶかじゃな・・・。」


と、一人呟いた。



一方、その頃、ユキヤとルナ、ゴックは、教会にいた。

ユキヤは、相変わらず、患者の治療をしていた。

ルナは、その手伝い。

ゴックは、その監視を行なっていた。


ゴックが、ユキヤに、


「本当に〜〜〈ロスト・マジック〉が、使えるんだね〜〜。」


と、言えば、

ルナが、


「だから、言ったでしょう、やましい事など無いと。」


と、答えた。

すると、ゴックは、


「いや〜〜、勘違いして、ごめんね〜〜。」


と、素直に謝った。


そこへ、大司教からの使いが、やって来て、ユキヤたちを、教皇が呼んでいる事を伝えられた。


言われたゴックは、


「あちゃ〜〜、多分、僕は、怒られるなぁ〜〜。」


と、相変わらず、気の抜けた声で、語った。

ユキヤは、何故、自分も呼ばれたのか、分からなかったが、国の代表からの指名なので、断る事も出来ず、やも得ず、従うしかなかった。


教皇の間に、辿り着いたユキヤたち。

すると、教皇のほかには、大司教と、ルナさえ見慣れない人物がいた。

教皇の前に、跪く三人。


すると、教皇から、ユキヤに、声が掛かる。


「貴公が、噂のホルスター王国の〈名誉騎士〉か?」


と、問われたユキヤは、


「お初にお目に掛かります。ホルスター王国の〈名誉騎士〉ユキヤ・カナモリと、申します。」


それを聞いた、教皇は、


(まだ、子供ではないか!?こんな子供にゴックが、負けただと!?信じられんっ!!)


と、思っていた。

そして、教皇は、


「うちの、騎士団長が、迷惑をかけてようじゃな、すまなかった。」


と、教皇らしくない態度で、謝罪した。

それに対して、ユキヤは、


「どうやら、手違いがあったようなので、僕は、気にしてはいません。」


と、謝罪を受け入れた。

すると、教皇は、


「その件じゃが、仮にも、ゴックは、Sランク冒険者じゃ。

それを打ち破った貴公が、Aランクのままでは、体裁が悪い。

そこでだ、ワシの権限で、貴公を、Sランク昇格の推薦をした。」


と、突然の昇格で、頭が混乱するユキヤ。

そんなユキヤを放置して、話を進める教皇。


「それでは、ギルドマスターよ。かの者のギルドカードの更新をするのじゃ。」


と、見慣れない男性は、中央のギルドマスターで、ある事がわかった。

ギルドマスターは、ユキヤに、ギルドカードを出すように指示する。

この場で断る事も出来ず、素直にギルドカードを出すユキヤ。

カードの更新が終わり、AからSへと記載が、変わったギルドカードを、受け取るユキヤ。

内心では、


(あぁ、どうしようっ!?神聖王国で、Sランクになったなんて、ルメールさんに、どう説明したら、良いものかっ!?)


と、動揺していた。

しかし、ユキヤの災難は、まだまだ、続く。


教皇が、ルナに話しかける。


「聖女、ルナよ。其方の仕事はなんだ?」


と、問いかけらると、

ルナは、


「苦しんでいる民を、救う事です。」


と、答えた。

すると、教皇は、


「ワシの耳には、そこの〈名誉騎士〉が、お主に代わって、民を癒やしていたと、聞いておるのじゃが、まことか?」


と、知っているにも関わらず、茶番劇を行う教皇。

すると、ルナは、


「カナモリ卿は、私以上に、民を癒やしました。」


と、答えた。

すると、教皇は、その言葉を待っていたと言う感じで、


「それならば、その者に相応しい、恩賞を与えねば、ならんな。」


と、言って、ユキヤの方を見る。

そして、


「ユキヤ・カナモリ卿、其方に我が国より、〈名誉騎士〉の称号を与える。」


と、言って、大司教に勲章を渡すよう指示する。

ユキヤとしては、断りたいところだが、断ると、教皇の面子を潰す事になるので、大人しく、勲章を受け取った。


「過分なご配慮、痛み入ります。」


と、応えるのが、精一杯だったユキヤ。

すると、教皇は、更に追い討ちをかけてきた。


「ユキヤ・カナモリ卿、其方さえ良ければ、そこのゴックに代わり、神聖騎士団団長をしては、どうじゃ?」


と、ユキヤを取り込もうとする教皇。

しかし、流石のユキヤも、それは困ると、お断りをする。


「とても、魅力的なお話ですが、残念ながら、国に残している家族がおりますので、そのお話は、お断り致します。」


と、拒絶した。

おおよそ、予想通りだったのだろう。

教皇は、


「ならば、致し方あるまい。ゴック、引き続き、騎士団団長の任に励め。

以上で、話は終わりじゃ、下がって良い。」


と、言って、退室を促す教皇。

頭を下げて、退室していくユキヤたち。


ユキヤたちが、退室すると、大司教が、


「あれで宜しかったのですか?」


と、聞くと、

教皇は、


「今は良い。いずれ、ホルスターは、我が国の属国になる。そうすれば、かの者も、ワシの物じゃ。今は、放置してもかまわぬ。」


と、束の間の、猶予を与えただけだと、言う教皇。

彼の野望は、尽きない。


構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。

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宜しくお願いします。

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