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異世界の事情  作者: ボッチー
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Sランクとの決闘

初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。

ユキヤが、神聖王国の皇都、アレスに来てから翌日。

ユキヤは、聖女、ルナ・ホワイトと、邂逅していた。


聖女が、〈ロスト・マジック)を使って、患者の治療を行なっていたが、魔力切れを起こしてしまい、患者の治療が、中断されてしまった。


偶然にも、その場に居合わせたユキヤは、長蛇の列を成している患者を見て、


(きっと、藁も掴む思いで、遠方からも、来ている人もいるんだろうなぁ。

今日だって、こんなに列が、出来てるんだ。

何度も何度も、足を運んでいる人もいるだろう。

それも、いつ治療が、受けられるかも解らない状態で。

・・・少しくらいなら、手伝っても良いかな?)


と、思い、聖女に、


「僕も、〈リバイブ〉を使えるので、お手伝いしましょうか?」


と、言ってしまったユキヤ。

それに対して、聖女は、


「すいません、私の力不足で。・・・もし、可能なら、御助力をお願いしても、宜しいでしょうか?」


と、ユキヤに、助力を求めた。

それならばと、ユキヤは、患者の治療にあたる。

数日間の通いで、あの長蛇の列も、まばらになってきた。

これなら、あとは、聖女に任せても、問題ないかなぁと、思っていた時、教会には、似つかわしくない集団が現れた。


神聖騎士団だ。


お揃いの白銀の鎧に、赤いマントを靡かせて、ユキヤとルナの元に、現れた神聖騎士団。

その神聖騎士団を率いて、やってきたのは、勿論、騎士団団長、ゴック・ライデン。

すぐ、背後には、副団長のクルツもいる。


突然の来訪者に、治療の手が止まるユキヤ。

すると、騎士団の代表であろう、金髪、金色の瞳をした、身長180センチぐらいの、20代後半の男性から、声がかかる。


「あれ〜〜?聞いてた話と、違くな〜い?〈名誉騎士〉って言うから、男だと思っていたのに〜〜、女の子じゃな〜〜い?」


と、間伸びした口調で、話す男性。

それに対して、ユキヤは、


「・・・何処のどなたかは、存じませんが、僕は男ですっ!」


と、女性説を否定するユキヤ。

すると、男性は、


「えぇ〜〜!?その容姿で、君、男なの〜〜!?」


と、驚いているようだ。

すると、男性は、


「僕は〜〜、神聖騎士団の団長の、ゴック・ライデンだよ〜〜。」


と、名乗りを挙げてきた。

すると、ユニヤは、


「・・・ホルスター王国の〈名誉騎士〉の、ユキヤ・カナモリです。」


と、返事を返した。

すると、ゴックは、


「〈名誉騎士〉かぁ〜〜、噂は、本当だったんだね〜〜。」


と、ある程度、ユキヤの事を知っているようだった。

ユキヤは、ゴックに対して、


「それで、その神聖騎士団団長さんが、どのようなご用件でこちらへ。怪我の治療とは、思えないのですが・・・。」


と、質問すると、

ゴックは、


「な〜に、なんか、僕のルナに〜、ちょっかいをかけている輩が、いる〜〜って、聞いてね〜〜。様子を見に来たのさ〜〜。」


と、答えた。

すると、ルナが、


「私は、貴方の物では、ありませんっ!!」


と、否定した。

しかし、ゴックは、


「それも〜〜今のうちさ〜〜。いずれ、僕の物になるのさ〜〜。」


と、ルナの返答を否定した。

さらに、ゴックは、


「だ〜か〜ら〜、悪い虫は、退治しないとね〜〜。」


と、ユキヤに対して、好戦的な態度を取る。

それを聞いた、ルナは、


「カナモリ卿には、治療のお手伝いを、お願いしているだけですっ!!私たちの間に、やましい関係は、ありませんっ!」


と、ユキヤを庇った。

その態度が、気に障ったのか、ゴックが、


「そこま〜で、庇うと、更に怪しいなぁ〜〜。

カナモリ卿って、言ったけ〜〜、僕と、決闘してくれな〜〜い。」


と、決闘の要求をしてくる。

それに対して、ユキヤは、


「僕には、戦う理由がありません。」


と、お断りする。

しかし、ゴックは、


「そっちに〜〜なくても〜〜、こっちは、収まらないだよね〜〜。」


と、譲らない。

ならばと、ユキヤは、


「僕は、Aランク冒険者でもあります。お怪我をさせてしまうかも知れませんよ?」


と、実力で、ねじ伏せられると、伝える。

すると、ゴックは少し驚いたようだが、


「ふ〜〜ん、君、Aランクなんだぁ〜〜。で〜も、残念。僕は、Sランクの冒険者なんだよ〜〜。だ〜か〜ら〜、君が、心配するようなことはないんだよ〜〜。」


と、ユキヤにとっては、衝撃的な事実を、突きつける。

更に、ゴックは、


「そう言う訳だから〜〜、とっとと、やろうよ〜〜。」


と、ユキヤの逃げ道を塞ぐ。

すると、ルナが、


「いけませんっ!ゴック。自重しなさいっ!!」


と、決闘を止めにかかるも、

ゴックは、


「だったら〜〜、ルナが立ち合い人に、なれば〜〜?彼が、怪我した時にも、対応出来るでしょ〜〜。」


と、決闘は避けられないようだ。

しかし、ルナは、諦めずに、


「その決闘自体に、問題があると言うのですっ!!」


と、なんとか決闘を止めようとするが、

ゴックが、ユキヤに向かって、


「さぁ〜〜決闘の時間だよ〜〜。ついておいで〜〜。」


と、ユキヤを神聖騎士団が、囲む。

もう、逃げ場はないと、悟ったユキヤは、神聖騎士団に、連れられて、騎士団の訓練所まで、連行されるのだった。


騎士団の訓練所に、連行されたユキヤは、ゴックと、対峙していた。

ルナが、立ち合い人となり、相手を殺すような攻撃は禁止と、降参するか、立ち合い人から見て、戦闘不能と判断した場合は、即終了と言う事になった。


ユキヤはと言うと、


(なんでこうなったっ!?ただ、治療の手伝いをしていただけなのに〜〜!・・・こうなったら、ととっと、終わらせよう。

いくら相手が、Sランクでも、ヘッケラーより強い事は、ないはずだ。力量を見て、対処しようっ!!)


すると、ルナから、開始の合図が行われた。

まずは、様子見と、構えていたユキヤだったが、開始早々、驚く事になる。

ゴックが、


「アイシクルランスっ!!」


と、叫び、無演唱で魔法を、行使したからだ。

慌てて、ユキヤも、


「っ!?あ、アイシクルランスっ!!」


と、叫び、魔法を放つ。

両者のアイシクルランスは、激突して相殺された。

すると、ゴックが、


「へぇ〜〜、君も、無演唱なんだ〜〜。これは、気が抜けないなぁ〜〜。」


と、言って、お次は、爆裂魔法の〈バーニング〉を発動する。

対するユキヤも、


「バーニングっ!!」


と、唱えて、両者の魔法は、中央で爆発する。

それを見ていたルナは、


「殺す気ですかっ!?止めなさいっ!ゴックっ!!」


と、叫ぶ。

すると、ゴックは、


「仕方がないなぁ〜〜、接近戦で勝負だよ〜〜。」


と、素早い動きで、距離を詰めて来る。

しかし、ユキヤは、


(やっぱり、ヘッケラーに比べれば、遅いっ!適当に、手を抜こう。)


と、余裕も持って、対処した。


ゴックの振りかざした剣をかわすと、ガラ空きの脇腹に、痛烈なパンチをお見舞いするっ!

「がはっ!」と、苦悶の表情をして、その頭が下がるゴック。

その落ちてきた顎に、肘鉄を喰らわせるユキヤ。

ゴックの身体は、浮き上がり、後ろに倒れる。


「だ、団長っ!?」


と、クルツが叫ぶと、

平気だと、手で、クルツを制するゴック。

ゴックは、口の中を切ったのか、口から血が、垂れていた。

血を拭い、改めて、ユニヤに、


「君〜〜強いね〜〜。仕方ないや〜〜、奥の手を使うよ〜〜。」


と、言って、身体強化魔法〈フィジカルアーマー〉を発動する。

先程よりも、力強く、スピードもアップしている。

しかし、ユキヤには、その速さについていけるスペックがある。

再び、攻撃、蓮撃をしてくるゴック。

かわすユキヤ。

しばらく、膠着状態が、続いていたが、ゴックの動きが、単調になり、隙が生まれる。

その隙を、逃さず、ゴックの身体に、手を添え、


「波っ!!」


と、叫びながら、ゴックの体内に、自分の魔力の塊を、叩きつけるユキヤっ!!


〈魔波掌底〉

ユキヤオリジナルの技。

自分の魔力を、相手の身体の中に、押し込み、相手の魔力を狂わせる技。


〈魔波掌底〉を喰らったゴックは、体内の魔力が、掻き乱されて、ついに、地面に膝をついた。

そして、


「ま、参った〜〜、降参だよ〜〜っ。」


と、負けを認めた。

それを確認した、ユニヤは、


「ありがとうございましたっ!!」


と、礼をした。

すると、ルナが、


「し、勝負ありっ!カナモリ卿の勝ちですっ!!」


と、決闘の決着を告げた。

すると、ゴックは、ユキヤに、


「君〜〜、強すぎっ〜〜、本当に、Aランクぅ〜〜。」


と、とりあえずは、対して、怪我はしてないようだ。

しかし、ルナは、ゴックに近づき、


「ヒールっ!!」


と、回復魔法をかけた。

それに対して、ゴックは、


「癒させれる〜〜、ありがとうね〜〜ルナ〜〜。」


と、負けたにもかかわらず、嬉しそうだ。


こうして、Sランクの冒険者との決闘に、ユキヤは勝利した。

構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。

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