いざ、皇都アレスへ
初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。
〈亜人の里)のクロの家で、一夜を過ごしたユキヤ。
今日は、クロと一緒に狩りの為、森の中を、探索していた。
クロの手には、手製の木の弓と、背中には、木をくり抜いた筒に、矢じりが鉄製の矢が、入っていた。
流石は、猫族。
木々を飛び跳ねて、どんどんと、森の中を進んでいく。
対するユキヤも、同様に、木々を飛び跳ねている。
そんなユキヤを見て、クロは、
「ユキヤは、人族なのに、凄いにゃっ!!俺について来れるなんてにゃっ!?」
と、驚いていた。
すると、ユキヤは、
「クロの方こそ、凄いよ。軽々、こんな速さで、木々を飛び跳ねてしまうなんてっ!」
と、お互いを褒め合う二人。
すると、クロから、手信号で、静止するよう指示が出てた。
クロがそのまま、その手を前方に向け、指を差した。
その指先を追うと、コカトリスの群れが、そこにはいた。
早速とばかりに、弓に矢をあてがう、クロ。
「シュッ!!」と、風を切り裂く音がして、矢が放たれた。
その矢は、見事に、コカトリスに命中っ!!
ユキヤも、負けじと、ウインドアローの魔法で、一羽のコカトリスを、仕留めた。
続け様に、クロが、また、コカトリスを仕留めたら、クロが、
「今日は、ここまでにゃっ!」
と、言って、狩りの終わりを宣言した。
まだまだ、コカトリスは、沢山いるのに、どうして終わりなんだろうと、ユキヤが、思っていると、クロが、
「必要な分しか、狩らないにゃっ!生態系を崩す訳には、いかないにゃ。」
と、食べる分のみ、狩る事を説明した。
それを聞いた、ユキヤは、
(へぇ〜〜、ちゃんと、考えているんだなぁ。)
と、感心していた。
しかし、同時に、自分はまだまだ、狩り足りない欲求が、湧いてきていた。
その感情に対して、ユキヤは、
(なんだ、この気持ちは?抑えろっ!!もう、狩りは終わりだっ!!)
と、湧き上がる感情を、押さえ込んでいた。
クロが、
「それじゃあ、戻るにゃっ!」
と、言って、コカトリスを回収して、木々を飛び跳ねて、戻っていく。
ユキヤも、慌てて、自分が仕留めたコカトリスを持って、クロの後に続く。
里に戻った二人。
クロが、コカトリスの一羽を、マロンの家にお裾分けに行く。
受け取ったマロンは、嬉しいそうだ。
マロンと、少し会話をしたクロが、クロの家に帰ろうと、ユキヤを誘う。
クロに、ついて行くユキヤ。
とりあえず、もう一日、クロの家で、お世話になったら、〈皇都アレス〉に、向かおうと思う、ユキヤだった。
明けて、翌日。
ユキヤは、クロ達に見送られて、〈亜人の里〉をあとにした。
森を抜けて、街道に出ると、人気がないのを、確認してから、飛行魔法を行使した。
皇都アレスの場所は、クロに聞いていたので、早目に着くようにと、飛行速度を、ぐんぐんと上げる。
やや、日が落ちて来た頃に、ユキヤの眼に、〈皇都アレス〉が、写って来た。
人気のない場所を、選んで、地上に降り立ったユキヤは、残りは徒歩で、〈皇都アレス〉に向かう。
〈皇都アレス〉に到着すると、床が、石畳で整備されている事に、気づく。
流石は、皇都と思って、前方を確認すると、大きな王宮に、目を奪われる。
前世の朧げな記憶にある神殿を、巨大化させたような、豪華な造りで、正直凄いと思ったユキヤ。
だか、いつまでも、眺めていては、完全に日が暮れてしまうので、早速、宿屋を探し出す。
探し出した宿屋は、〈信友亭〉と、看板が掲げられており、アレス教の聖地らしい名前だなぁと、思いながら、宿屋に入ると、店員さんより、衝撃的な事実を突きつけられる。
「信徒の方ですか?」
と、質問されたので、
ユキヤは、
「違います。」
と、応えると、
店員は、明らかに、侮蔑の表情になり、
「信徒じゃないなら、一泊一万ゼニーだ。」
と、要求して来た。
今更、他の宿を、探し出す時間もない為、やもえないと思い、一万ゼニーを支払うユキヤ。
案内された部屋は、普通の部屋だったので、まぁいいかと、思っていたら、他の来客の対応している店員の声が聞こえた。
「信徒の方ですね、それでは、一泊5000ゼニーになります。」
と、店員は言った。
すると、ユキヤは、女教師から、教わった内容を思い出す。
(そう言えば、アレス教の信徒と、信徒でない者とでは、差別される国だったな。すっかり、忘れてた。
でも、あまりにも、露骨だ。)
と、考えていると、店員より、「夕食の時間だ。」と、お呼びがかかる。
部屋を出て、食堂に到着すると、ユキヤの前に、食事が置かれた。
しかし、その食事が、問題だった。
カチカチの黒パンに、くたくたになった野菜のスープのみで、他の食料が無い。
仕方なしに、食事を始めると、隣の席の男性の食事は、白いパンに、ステーキなような物、形のしっかりした野菜スープが添えられていた。
おそらく、自分のスープは、昨夜の残り物でないかと、思うユキヤ。
カチカチの黒パンを、スープに漬けてふやかして、なんとか食事を終えたユキヤだったが、信徒で無いと、こんなにも、扱いが違うのかと、実感した夜だった。
明けて、翌日。
宿屋を出て、ユキヤは、道行く人に、〈神聖図書館〉の場所を聞いた。
教えてもらった場所、〈神聖図書館〉に、到着すると、ここでも、問題が発生した。
「信徒で無いと、入れない。」
と、門番に言われて、しまったのだ。
(そんなぁ〜〜、ここまで来て、それは無いよ〜。)
と、凹むユキヤに、「シッシッ」と、追い払う門番。
こうなれば、形だけでも、信徒になるしかないと、思ったユキヤは、再び、道行く人に、教会のある場所を教えてもらう。
教えてくれた男性は、「教会の場所を知らないっ!?」と、驚いていたが、国外から来たことを、告げると、納得したようで、場所を教えてくれた。
教会に着くと、ホルスターで行った教会よりも、大きな建物だった。
流石は、聖地だけあるなぁと、思いながら、教会関係者を探して、それらしい格好をしている人を発見。
すぐに、近づき、信徒になりたいと言うと、お布施を要求された。
またしても、一万ゼニーだった。
お金を納めると、教会関係者から、首掛けチェーン付きの金のメダルが、渡された。
どうやら、これが、信徒の証らしい。
再び、〈神聖図書館〉に行こうと、したら、教会関係者から、「礼拝をして行きなさい。」と、言われ、仕方なく、礼拝堂へと、足を運ぶユキヤ。
礼拝堂の中央には、女神の像のような物があり、ここで礼拝を行うらしい。
周りの人達の真似をして、祈りを捧げる格好するユキヤ。
あくまでも、格好だけで、信じていない為、すぐに止めてしまうユキヤ。
もう、ここでのやる事は、終わったとばかりに、礼拝堂をあとにすると、礼拝堂の隣の部屋に、長蛇の列が出来ている事に気がつく。
何事か、と思い中を覗いてみると、20歳半ばぐらいの薄いピンク色の髪で、ウェーブがかかっており、瞳の色は、水色の女性が、回復魔法で、長蛇の列の人達を癒やしているようだった。
すると、次の患者(?)は、片足が、膝の下から欠損していた。
女性は、その患者(?)に向かい、
「リバイブっ!!
と、叫けんだ。
すると、患者(?)の欠損部分が、モコモコと動き出し、足が生えた。
あまりの光景に、言葉を失うユキヤ。
ただ、女性が、自分と同じ、〈ロスト・マジック〉を使った事は、分かった。
もしかして、あれが、噂の聖女ではないかと思い、様子をしばらく見ていると、10人ぐらいの患者(?)の治療が終わると、
「すいません、今日は、ここまでです。」
と、治療の手を止めた。
自分が来るまでに、どれほどの人達を治療したのか、分からないが、時間的に、30名程度ではないかと、当たりをつけるユキヤ。
自分なら、もっと治療出来るのになぁと、思っていたら、その女性と、目が合った。
女性が、何か用かと、思われる仕草をした為、いきなり、その場を離れる事が、出来なくなったユキヤは、諦めて、女性の方へと、歩を進める。
これが、この後の、騒動の始まりだとは、夢にも思わないユキヤ。
しかし、着実に、その騒動は、近づいていくのだった。
構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。
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