新しい魔法と2度目の〈オンセン〉
初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。
王族でのパーティーから、数日。
ルメールは、地下室に篭りっきりで、外に出かける事がなかった。
地下室の整備に、時間がかかっているのだと思ったユキヤは、図書館通いとギルドの依頼で、時間を潰してた。
折角の機会なので、ゴブリン相手に、魔眼を試したりしたが、やはりまだ、制御出来ていないのか、周りの木々に、停まっていた鳥たちも、巻き込んでしまい、木々から、パタパタと、地面に落ちてしまう。
なんとかならないかなと、考えていた時、急に、名案が浮かんだ。
(〈強欲の魔眼〉は、相手に圧力をかけて、倒す魔眼だ。なら、これに似た、重力を操作する魔法を使えないだろうか?俺は、大抵の魔法は、イメージしただけで使える。試す価値はあるっ!
〈強欲の魔眼〉には、劣るだろうけど、やってみよう。)
そこで、ユキヤは、街の南側で、発見報告があったビーフンの討伐依頼を受けた。
依頼を受けたユキヤは、南門から、街道を歩いて行く。
しばらく歩いてから、索敵魔法〈サーモ〉を発動すると、街道から、少し離れた場所に、魔力反応を捕らえた。
おそらく、ビーフンだろうと思い、その場所まで、走り出した。
いた、ビーフンだ。
ちょうど、飯時なのか、草をむしって食べていた。
ビーフンの前に、躍り出たユキヤ。
突然の来訪者に、固まるビーフン。
すると、ユキヤは、初となる重力魔法を、発動した。
(重力魔法だからな、名前はそうだな・・・〈グラビティ〉なんて良いかも。)
そう名付けると、ビーフンに向かい、
「グラビティっ!!」
と、叫んだ。
すると、ビーフンの身体に、重力の圧力が加わり、ビーフンは、地面へと叩きつけられた。
過剰な重圧により、ビーフンの骨が、砕ける音が響いた。
結果、ビーフンは、全身の骨を粉砕されて、絶命した。
それを見届けたユキヤは、
(・・・えげつない。下手すると、〈強欲の魔眼〉より、強力じゃないか?・・・ただ、〈強欲の魔眼〉より、効果が発揮するまで、時間が掛かるなぁ。とりあえず、発動もしたし、検証も終わった。・・・このビーフン、買い取り値、下がりそうだな。)
と、とりあえずは、持ち帰るかと、アイテムファイルに保存する。
(・・・間違っても、人に向けて、発動して良い魔法じゃ無い。そこだけは、注意しよう・・・。)
こうして、ユキヤは、また新たな力を手に入れた。
ギルドに帰り、討伐報告をすると、裏の解体小屋へと、脚を運ぶ。
早速、ビーフンを出して、ドグに見せると、
ドグは、
「な、なんじゃコレはっ!?どうすれば、こんなんに、なるんだっ!?坊主、いやユキヤ様だったな、どうやったっ!?」
と、やはり驚かせてしまった。
すると、ユキヤは、
「・・・少し、派手目にタコ殴りしました。」
と、嘘をついた。
しかし、ドグは、
「殴ったような痕は、無いんだが・・・まぁ、ええ。買い取り値は、下がるがかまわんか?」
と、納得はしてないものの、買い取りはしてくれるらしい。
すると、ユキヤは、
「構いませんよ、お願いします。」
と、言って、解体小屋をあとにする。
(やっぱり、ダメだったな。・・・あまり、使わない方向で・・・。)
と、思い、査定が出るまで、受付カウンターで待っていた。
精算が終わると、ユキヤは、屋敷に帰った。
相変わらず、ルメールは、地下室に籠りっきりだ。
そろそろ、神聖王国に行きたいと思っていたユキヤは、ルメールに、声をかける事にする。
地下室に降りると、ルメールは、何やら作業中の様だった。
中断させるのは悪いと思ったが、意を決して、声をかけるユキヤ。
「ルメールさん。何をやっているんですか?」
と、問いかけると、
ルメールは、ユキヤに気付き、
「ああ、ユキヤか。な、何、ちょっと新しい薬剤を作ろうと思ってな!?べ、別に変な物ではないぞっ!?」
と、何やら、動揺している。
それを聞いたユキヤは、
(・・・明らかに、動揺しているな。・・・何かロクでもない物を作っている雰囲気だ。)
と、怪しんでいた。
しかし、用件は、それじゃないと思い、再び、ルメールに語りかけた。
「ルメールさん。僕は、そろそろ、神聖王国に行きたいんですけど、ルメールさんは、どうしますか?」
と、訪ねた。
すると、ルメールは、
「そ、そうだなっ!ユキヤは、私の母上の為に、途中で帰還したんだったなっ!!・・・う〜〜ん、私もついて行きたいところなんだが・・・。いかんせん、まだ、研究中だからな・・・。」
と、悩んでいるようだ。
そこでユキヤは、
「僕一人なら、飛んで行けますから、あまり日数は、かからないので、一人で行きますよ?」
と、伝えた。
すると、ルメールは、
「ユキヤを一人にするのは、心配なんだが・・・。
うんっ!!〈フェニックス〉ような事がなければ、神聖王国なら、危険もないだろうし、一人でも平気か?寂しくないか?」
と、意外な返事が、返ってきた。
すると、ユキヤは、
「平気です。神聖王国の、〈神聖図書館〉に用があるだけなので、なるべく早く、帰って来ますよ。」
と、答えた。
すると、ルメールは、
「余計な事に、首を突っ込むなよ?絶対だからなっ!!」
と、ユキヤ一人旅を、了承はしてくれたみたいだ。
それに対して、ユキヤは、
「ええ、気をつけます。」
と、返事をした。
内心では、
(久しぶりの自由行動だ。満喫しようっ!!)
などと、思っていた。
明けて、翌日。
ユキヤは、一人で、神聖王国に、行くことになった。
ルメールに、「忘れ物はないか?寂しくなったら、すぐ帰ってくるんだぞっ!」などなど、言われながら、屋敷から直接、飛び立つユキヤ。
飛行魔法の速度を、ぐんぐん上げて、神聖王国に向かって行く。
まずは、ダダンの〈オンセン〉を、再び、満喫してやろうと思うユキヤだった。
夜営も取らず、空飛ぶこと約一日。
ユキヤは、ダダンの街に、たどり着いていた。
流石に疲れたので、早速、例の宿屋に、泊まる事にした。
一晩寝て、スッキリしたユキヤは、お馴染みの朝風呂に入りに、大浴場にいた。
すると、例のお爺さんも来ており、ユキヤに話しかけてきた。
「あれっ!?ユキヤちゃん、久しぶりじゃな?元気にしとったか?」
すると、ユキヤは、
「お久しぶりです、お爺さん。僕はこの通り、元気でしたよ♪」
と、答えた。
すると、お爺さんは、
「最近見かけんかったから、もう、国に帰ってしまったと、思っておった。」
と、的を得た事を言った。
すると、ユキヤは、
「ええ、ちょっと用事を思い出して、一度、帰っていました。」
と、答えた。
すると、お爺さんは、
「それじゃあ、まだ、この国に用があって来たんじゃな?」
と、聞いてきたので、
ユキヤは、
「ええ、この〈オンセン〉も楽しみでしたし、他にも、用事があったので。」
と、肯定した。
それを聞いた、お爺さんは、
「そうかそうか、〈オンセン〉が楽しみとは、ワシとおんなじじゃな。ところで、他の用事とは、なんじゃ?」
と、質問されたので、
ユキヤは、
「〈神聖図書館〉に行きたいなって、思っています。」
と、答えた。
すると、お爺さんは、
「〈神聖図書館〉か。なら、皇都のアレスじゃな。」
と、教えてくれた。
すると、ユキヤは、
「他にもおすすめは、ありますか?」
と、折角の機会だから、他のところにも、行きたいと思い、質問した。
すると、お爺さんは、
「この街の隣に、〈亜人の里)があってな、ここ、ダダンとも交流が、盛んじゃ。
皆、人当たり良い感じの者たちじゃ、行ってみては、どうかのう?」
と、興味のある話をしてくれた。
(〈亜人の里〉だって!?この間、ギルドで犬耳の亜人は、見たけど、やっぱり、お約束的には、猫耳の亜人に会いたいっ!!やっぱり、お爺さんに聞いて良かったっ!!)
と、思うユキヤ。
すかさず、お爺さんに、
「凄く興味があります。情報提供、ありがとうございますっ!!」
と、お礼を述べた。
お爺さんは、
「ええよ、ユキヤちゃんの頼みじゃからな。」
と、言ってくれた。
〈亜人の里)は、どんな所だろうと、期待に胸を膨らませるユキヤだった。
構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。
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