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異世界の事情  作者: ボッチー
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秘薬と帰還

初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。

からくも、フェニックスを倒したユキヤ。

地上に降り立つたと、術式を解除して、すぐさま、自身に回復魔法をかける。

〈術式強化・フブキ〉の代償は、全身の凍傷だ。

ユキヤは、焼け付くような痛みに耐えながら、回復魔法で、傷を癒す。


対して、ユキヤのオリジナル魔法に、呆気に取られていたルメールだったが、ユキヤの苦しそうな様子に気づき、慌てて、ユキヤに駆け寄った。

そして、ルメールも、ユキヤに回復魔法をかけた。

二人分の回復魔法のおかげで、身体中の壊死を逃れたユキヤ。

ルメールに、向かって、


「なんとかなりましたね。」


と、無事を伝える。

ユキヤの言葉を聞いた、ルメールは、


「馬鹿者っ!!自分自身に、氷魔法をかける奴が、何処にいるっ!!」


と、叱責した。

すると、ユキヤは、


「すいません。もう、あの手しか無いと思ったので・・・。」


と、素直に謝罪した。

すると、ルメールは、


「・・・ひっく、・・・ユキヤが無事で良がっだぁ〜〜〜!!」


と、泣き出してしまった。

慌てて、ルメールを慰めるユキヤ。


ユキヤは、その後も、しばらく泣き続けるルメールを慰めながら、フェニックスより、こっちの方が大変だと思っていた。


その後、なんとか泣き止んだルメール。

それを確認したユキヤは、フェニックスの死骸を、アイテムファイルに取り込んだ。


そして、ルメールに、


「宿に戻りましょう。」


と、帰還を促すユキヤ。

すると、ルメールは、


「・・・ぐす・・・ユキヤのばか。」


と、言って、ユキヤのローブをつまみ、ユキヤと共に、歩き出すのだった。



フェニックスとの激闘から、2日。

ルメールは、食事時と風呂以外は、借りている部屋から、出て来なかった。

それは部屋で、〈エクリサー〉の精製をしていたからだ。


その間、ユキヤと言えば、相変わらず、〈オンセン〉で、お爺さんとの交流を、楽しいでいた。

すると、部屋に篭っていたルメールが、突然、ユキヤの部屋に飛び込んで来た。


「〈エクリサー〉が、完成したっ!」


と、言って、ユキヤに、ピンク色の液体が入った瓶を見せた。

それを見たユキヤは、


「これが〈エクリサー〉ですか。おめでとうございます。」


と、ルメールを労った。

対して、ルメールは、


「ユキヤのおかけだっ!ありがとうっ!!」


と、とても嬉しそうだ。

すると、ユキヤは、


「それでは、ホルスターに帰りましょうっ!」


と、言って、帰還を促す。

それを聞いたルメールは、


「良いのか?まだ、神聖王国に来たばかりだぞ?」


と、質問して来た。

しかし、ユキヤは、


「神聖王国には、また来れば良いですから、早く、お母様の元へ向かいましょう。」


と、答えた。

すると、ルメールは、


「そ、そうかっ!分かったっ!!帰ろうっ!!」


と、言って、自分の部屋に戻っていった。

ユキヤは、


(神聖王国なら、また来れば良い。今は、ルメールさんの気持ちを優先しよう。)


と、思っていた。



それからの二人の行動は、早かった。

すぐに、宿をあとにして、魔の森の外縁部を通り抜け、ひたすらに、王都へと、馬車を走らせる。


王都に着くと、すぐに王城に向かう二人。

王城に着くと、急いで、国王の執務室に向かう。

執務室に、辿り着くと、ルメールは、緊張した趣きで、執務室の扉を、ノックした。

すると、中から、


「誰だ?」


と、国王の声がする。

すかさず、ルメールが、


「陛下、ルメールですっ!!」


と、返事をすると、

国王は、


「・・・ルメールか、入れ。」


と、命じてきた。

それに対して、ルメールは、


「失礼しますっ!」


と、言って、ユキヤを連れて執務室に入った。

すると、国王は、ユキヤを一瞥して、また、おかしな事を言いに来たのかと、警戒した。

しかし、ルメールからの発言で、その態度は、急変した。


「陛下、いや父上。〈エクリサー〉が、完成しましたっ!」


それを聞いた国王は、椅子から立ち上がり、


「まことか!?本当に完成したのか!?」


と、慌てて、ルメールに問い詰めた。

すると、ルメールは、〈エクリサー〉を出して、


「これが、〈エクリサー〉になりますっ!!」


と、応えた。

それを見た国王は、


「よくぞ、よくぞ、やってくれたっ!!」


と、ルメールを褒め称えた。

すると、ルメールが、


「〈エクリサー〉の完成は、ユキヤのおかげですっ!!」


と、応えた。

すると、国王は、


「カナモリ卿が!?どう言うことだ?」


と、ルメールに質問した。

すると、ルメールは、ユキヤが〈エクリサー〉の素材となる〈フェニックス〉を倒してくれた事を、国王に伝えた。

すると、国王はユキヤに、


「貴公のおかげで、妻が助かる。礼を言う。」


と、言って、国王にも関わらず、ユキヤに頭を下げた。

それに対して、ユキヤは慌てて、


「へ、陛下っ!!頭を上げてくださいっ!?」


と、懇願した。

すると、国王は頭を上げ、再び、ユキヤに、


「感謝するっ!!」


と、言って、ユキヤの手を取った。


それから、国王とルメール、ユキヤは、ルメールの母親の部屋まで共に行き、国王が、


「ルーシル、ワシだ。入るぞ。」


と、言って、部屋に入る三人。

すると、ルメールに似た、歳は40半ば、ルメールと同じ髪の色と瞳の、痩せこけた顔色の悪い女性が、ベットで横になっていた。

ルーシルは、国王とルメールに気付くと、


「・・・ルメール、久しぶりね。」


と、力無く、応えた。

すると、ルメールが、


「母上、母上の病気を治す薬が、完成致しました。」


と、言って、〈エクリサー〉を取り出す。

それを、まじまじと見たルーシルは、〈エクリサー〉を受け取り、


「・・・そうなの・・・ありがとう。」


と、言って、〈エクリサー〉の瓶を、口に近づけ、〈エクリサー〉を飲み干していく。

すると、ルメールが、ルーシルに対して、


「ヒールっ!!」


と、言って、回復魔法をかけた。

すると、先程までの顔色が、健康的な色味に変わっていく。

すると、国王が、


「ルーシルどうだ!?身体の調子はっ!?」


と、言って、ルーシルに詰め寄る。

すると、ルーシルは、


「ウソ・・・身体の痛みが、消えたわっ!?」


と、自分の身体の変化に、驚いた。

すると、ルメールが、


「母上、御病気が治ったのですっ!!」


と、伝えた。

すると、国王がルーシルを抱きしめて、


「良かったな、ルーシル。お前は助かったのだ。」


と、涙を流しながら、語りかけた。


構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。

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宜しくお願いします。

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