魔道具屋と魔の森の屋敷
初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。
ユキヤたちは、魔の森の屋敷を経由して、神聖王国に行く事になった。
ただ、作り置きの食糧を、全てカイザーに与えてしまった為、中央市場へ、再び、訪れていた。
常連となっている串焼き屋と、スープ屋で大人買いすると、スープ屋では、寸胴をどうしたのかと、質問されたが、魔王に食われたなどと、報告は出来ず、無難に壊れてしまったと、伝えて、再び、寸胴ごと購入した。
その後、パン屋でも、大人買いして、大体の食料は手に入った。
あとは、必要ならば、アイテムファイル内にある食材で、料理すれば良いので、食料調達はおしまいだ。
時間が余ったので、ルメールに、
「〈魔道具屋〉に行きたい。」
と、伝えると、〈魔道具屋〉まで、案内してくれた。
〈魔道具屋〉に入ると、見たこと無い道具や、薬品なんかが、陳列されおり、何が何だか分からない。
ルメールに、この青色の液体は、何かと訊ねると、
「それは、〈ローポーション〉だな。」
と、返答が返ってきた。
(ポーションっ!?ポーションって、あのゲームとかで、出てくる回復剤!?実在したんだぁ〜、流石は異世界っ!!)
と、感動していると、ルメールが、
「どうした?〈ローポーション〉など珍しくないだろう?
って、そうかっ!!ユキヤは、記憶喪失だったものなっ!!知らなくて当然かっ!!」
と、どうやら勘違いしているらしい。
ただ、本当に知らなかっただけだが、あえてその設定を利用させてもらう。
「そうなんです。だから、ほかの液体も教えてもらえませんか?」
と、ユキヤが言うと、
ルメールは、
「任せておけっ!」
と、言って、説明してくれる。
まず、先程の青い液体が、〈ローポーション〉。比較的安価で、性能もそこそこ。ちょっとした切り傷や、軽い火傷の治療にしか使えないらしい。
次に、紫色した液体が、普通の〈ポーション〉。一本で5000ゼニーもする、ちょっと高めだが、冒険者が良く愛用している物らしい。性能は、深めの傷にも効くらしい。
更に高級なのが、赤色の液体の〈ハイポーション〉。大抵の傷は、これ一本で、回復出来る万能薬。ただ、欠損などには効果は無く、あくまでも、傷の治療のみと言うことだ。ちなみに、お値段は、なんと2万ゼニー。
最後に、緑色の液体が、〈毒消しのポーション〉。大抵の毒なら、治せるらしい。ただ、猛毒なんかには効果が薄くて、猛毒を受けた場合は、何本も必要との事。お値段は、一本1万ゼニーと、こちらも割高だ。
しかし、冒険者は、危険が多い職業なので、重宝しているらしい。
それならば、買わねばならぬと思ったけど、神聖魔法が使える自分には、必要無いかなぁと思っていたが、あると安心なので、購入しようとしたら、ルメールが、
「それは、私が調合出来る。持っているから、分けてやる。」
と、言って、アイテムバックから、数本取り出して、渡してくれた。
他にも色々な魔道具があったが、旅には必要ないと言われたので、〈クロノス〉のみ購入。お値段は、20万ゼニーと割高だった。
しかも、アイテムファイルに入れられないので、追加料金を払って、首かけのチェーンを着けてもらった。
壊れたら嫌なので、アダマンタイトの胸当ての裏側におさめた。
これで旅の準備は、整った。
あとは、移動手段だが、魔の森の中を通って、神聖王国に行くルートだと、馬車は使えない。
その為、遠回りだが、外縁部を通って行けば、馬車は使えるとの事なので、外縁部ルートで行くことにした。
外縁部のルメールの屋敷までは、馬車で一日との事なので、どのみち一泊は夜営になるので、早速、出発する事になった。
東門から出て、近くの森を横切り、馬車を進ませて行く。半日ほど進んで行くと、ちょうど、エミナ達を助けた場所を通った。
懐かしくもあり、ここから今の生活が、スタートしたんだなぁと、感情に浸っていると、今日はここで夜営しようとルメールから、提案されたので、了承した。
明けて翌日、馬車を走らせること、約半日で、ルメールの屋敷に到着した。
カギを開けて入ると、少し埃っぽかった。
家を開けていたのだから、しょうがないが、今日は、ここで泊まる為、簡単だが二人で掃除した。
ある程度、綺麗になったので、今日はここで料理すると言って、台所を借りる。
今日の夕食は、和食。
天ぷらを作ることにした。
小麦粉とコカトリスの卵で、タネを作り、適当に切り分けた野菜と紅ポテコと、海老のような魚介を使って、油で揚げていく。
チョーユベースと、海産物の干物の出汁でつゆを作り、完成だ。
勿論、〈コイダ〉と呼ばれる大根のような野菜を、すりおろして、お好みで使えるようにしてある。
〈イネ〉も炊いて、食事の完成だ。
ルメールを呼んで、一緒に頂く。
俺の料理に、信頼(?)をしているルメールは、俺の真似をして、食事を始めた。
すると、ルメールが、
「この〈衣〉と言うのが、サクサクして美味いっ!海老もどきや、野菜や紅ポテコも、野菜本来の味が、楽しめて美味いなっ!!この〈つゆ〉との、相性もバッチリだっ!!」
と、何処かの料理評論家のようコメントをしながら、パクパク食べている。どうやら、気にいったようだ。
ならばと、
「〈つゆ〉でなくて、塩で食べても、美味しいですよ。」
と、進めてみる。
すると、そちらも気にいったようで、益々、食事の手が止まらない。
ちょっと作りすぎたかなって思っていたが、完食してしまった。余程、口に合ったのだろう。
「また、作ってくれっ!!」
と、言われてしまった。
それから、食事の片付けを行うと、ルメールが、魔道具を見せてくれた。
〈冷貯蔵庫〉は、まんま冷蔵庫だったが、冷凍庫はなく、サイズがどこの厨房だよと思えるくらいデカい。まぁ、ウチの厨房には、入りそうなサイズだった為、良しとしよう。
お次に、〈自動掃除機〉。こちらは、○ンバのように、丸くなく、四角だった。ちよっぴり、残念な気持ちになったが、こちらもアイテムファイルに収納。
あとは、用途が分からない物が多かったが、魔法の資料と共に、どんどんアイテムファイルに突っ込んでいく。
そして、ルメールの愛剣〈レーバテェイン〉を見せてもらった。
刀身は、やや赤黒く、ちょっと不気味な感じがした。
しかし、ルメールが、大事そうに抱えているので、本当に愛着があるのだろう。
ただ、これらからは、自分の出生の謎について、得るものは無さそうだったので、少しがっかりした。
こうして、ルメールの屋敷の物の大半をアイテムファイルに収納すると、ルメールは、とても満足そうだったので、良しとしたユキヤだった。
構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。
ブックマーク、いいね、☆評価も頂けると、励みになります。
宜しくお願いします。




