表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の事情  作者: ボッチー
71/127

国王の判断と王都のパーティー

初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。

時は少し遡る事、ユキヤたちが、ヤマト国からホルスターへと帰還の最中、ホルスター王国の王城には、神聖王国アレキサンドラより、親書が届いていた。


親書を読んだ国王、グロック・カサンドラは、深い溜息をした。


「・・・ふぅ〜〜っ・・・。」


それを傍目で見ていた宰相、サイサリスは、国王に語り掛けた。


「陛下、いいがなさるおつもりで?」


と、

その問いに、国王は、


「・・・いかしかたあるまい、オリビアを嫁に出そう。」


と、呟いた。

そう、神聖王国からの親書とは、魔の森を鎮圧したから、代わりに、第二王女を嫁に出せとの、親書とは名ばかりの、要求書だったからだ。


サイサリスは言う。


「これは、政略結婚とはほど遠い、人質ではありませんかっ!?」


すると、国王は、


「そうだろうな。だが、こちらには拒否権はない・・・。」


と、力無く、応えた。

すると、サイサリスは、


「しかしながら陛下。オリビア様は、まだ成人もしておりませんよ?」


と、言うと、

国王は、


「分かっておる。だから、せめて初等部を卒業するまでは、待ってもらうつもりだ。」


と、答えた。


この世界では、16歳が成人だ。

初等部は、13歳から15歳の間、3年間を過ごす。

しかも、学園は、全寮制だ。

そこならば、その期間だけでも、オリビアを守る事が出来ると、国王は思っていた。


国王の判断を、聞いたサイサリスは、


「・・・やはり、ツケは高くつきましたな。」


と、呟いた。

すると、国王は、


「あのじゃじゃ馬娘が、おかしな事を言わなければ、こんな事には、ならなかったのだが・・・。ところで、そのじゃじゃ馬娘は、今、どこで、何をしている?」


と、サイサリスに、尋ねた。

すると、サイサリスは、


「あのユキヤとか言う少年とともに、旅に、出ているようです。」


と、答えた。

すると、国王は、


「呑気なものだ。自分の身代わりに、妹が人質に出されると、言うのに・・・。」


と、皮肉を延べた。

そして、国王は、


「神聖王国に、親書を出せ。オリビアは、初等部卒業まで、渡せんと。」


と、サイサリスに、命じた。

すると、サイサリスは、


「はっ!すぐに、したためます。」


と、言って、執務室をあとにした。

サイサリスが、執務室を出たあと。国王は、


「すまんな、オリビア。力無い父を、許してくれ・・・。」


と、呟くのだった。



時は戻り、現在。

ルメールの元に、王城から、手紙が届いていた。

内容は、皇太子のルーシェ・カサンドラに、待望の息子が生まれた報告だった。

その為、王城にて、誕生パーティーを行うので、参加する様にとの、内容だった。

流石のルメールも、次期次期国王の誕生パーティーには、参加せねばならない。


そう判断すると、すぐに、ユキヤに、


「王城で、パーティーがあるから、一緒に行こうっ!」


と、誘った。

誘われたユキヤは、キヤノン王国でのパーティーを思い出して、参加を渋った。

けれども、ルメールは、譲らない。


「他国とは言え、ユキヤも、立派な貴族だ。友好国代表として、参加するのは当然だ。あと、兄弟にも、紹介したい。」


と、貴族の役目を果たせと言う。

対するユキヤは、


(俺は、好きで貴族になった訳じゃないっ!勝手に話が進んで、いつの間かに、貴族になっただけだっ!自分自身を貴族だなんて、認めていないっ!)


と、駄々をこねていた。

しかし、無常にも話は進んでいく。


「それでは、貴族らしい服を用意せねばなっ!ジャンっ!仕立て屋を呼んでくれっ!!」


と、ジャンに命じるルメール。

ジャンは、


「承りました。すぐに手配致します。」


と、言ってリビングをあとにする。

もう、止められないと、悟ったユキヤは、せめて、男性の格好で参加させて欲しいと、ルメールに告げた。

それを聞いたルメールは、


「当然だっ!ユキヤは、私の伴侶として、紹介するのだからっ!!」


と、同盟国の代表との話は、何処へ置いて来てしまったのだろうかと言う、検討違いの方向に向かって行く。

それを聞いたユキヤは、「ああ、また始まった。」と、ゲンナリするのだった。



そうして、パーティー参加が決まり、あれよあれよと、準備が整った今日。

ユキヤたちは、王城にいた。

勿論、誕生パーティーに参加する為だ。


ユキヤの格好は、普通に貴族の男性の格好だった。

薄い水色のスーツなよういでたちで、ユキヤの蒼っぽく光る銀髪に、良く似合う姿だった。

貴族らしく、所々、装飾されており、左胸には、キヤノン王国より、下賜された〈名誉騎士〉の勲章が、着けられていた。

対する、ルメールは、その艶めいた黒髪と同じ、黒いドレスに身を包んでいる。

こちらも、所々に、金や宝石を使った装飾品を身につけ、見た目だけなら、他の参加者のご婦人、ご令嬢よりも、頭ひとついや、二つ分くらい飛び抜けて、際立っている。


当然ながら、そんな二人が、一緒にいるのだ。目立たない訳が無い。

周りからは、


「あれは、何処の貴族の御子息だ?」


とか、


「ルメール殿下は、相変わらず、お美しい。その隣にいる少年?、少女?でも、美しすぎる。」


などなど、囁かれている。

対するユキヤは、エスコートするんじゃ無くて、エスコートされている自分に、嫌気が差していた。


(・・・やっぱ、来るんじゃなかった。この格好でも、女の子と思われているみたいだし、まるで見せ物だ。とっとと、帰りたい。)


と、そんな風に思っている中、パーティーは、進んでいく。


すると、ルメールが、


「父上と、兄上に挨拶に行くぞっ!」


と、ユキヤを引っ張り回す。

仕方なしに、国王たちの元に、連行されるユキヤ。

ルメールが、まず初めに、国王に挨拶をする。


「陛下、この度は、おめでとうございますっ!」


と、元気に挨拶するルメール。

対して、国王は、


「・・・ルメールよ、息災であったか?あと、今日は、めでたい日だ。父で良い。」


と、応えた。

すると、ルメールは、


「それでは、父上。改めまして、お祝い申し上げます。あと、今日はユキヤ・カナモリ卿も、一緒に連れて参りました。」


と、国王へユキヤを、改めて紹介するルメール。

すると、国王は、ユキヤの左胸を一瞥して、


「そうか、貴公は、キヤノン王国の貴族であったか。このじゃじゃ馬娘の相手は、大変だろうが、良くしてくれ。」


と、ユキヤが、友好国代表と思って、以前とは違った態度で、応対した。

対して、ユキヤは、


「私の方こそ、ルメール殿下には、お世辞になっております。また、この度は、おめでとうございます。」


と、返礼した。

すると、孫が生まれて嬉しい国王は、ユキヤに、


「では、カナモリ卿。是非、息子や孫に会って欲しい。」


と、皇太子たちへと、挨拶するように促す。

すると、ルメールが、ルメールと同じ髪の色、同じ瞳の色をした、30歳ぐらいの男性へと、


「兄上、お久しぶりでございます。また、義姉上も、お久しぶりです。この度は、御子息のご誕生、おめでとうございますっ!」


と、挨拶を交わす。

ルーシェはルメールに、


「ありがとう。其方も、元気そうで何よりだ。息子のエビルだ、良くしてくれ。それから、隣にいる彼が例の・・・。」


と、ルーシェが言いかけると、

すかさず、ルメールが、


「ユキヤ・カナモリ卿です、兄上。私の伴侶となると者です。」


と、ユキヤを紹介した。

すると、紹介されたユキヤは、慌てて、


「ご挨拶が遅くなり、申し訳ありません。ご紹介預かりました、ユキヤ・カナモリです。この度は、大変におめでとうございます。」


と、挨拶をする。

すると、ルーシェが、


「そうか、貴殿がルメールの・・・。私の隣にいるのは、妻のハニーだ。いずれ、貴殿の義姉になる。ハニー、挨拶を。」


と、歳はルーシェと同じくらいか、金色の髪で、ウェーブがかかっており、金色の瞳の女性を紹介するルーシェ。

紹介されたハニーは、ユキヤとルメールに、


「ルメール、お久しぶりね。今日は来てくれて、嬉しいわ。

あと、カナモリ卿も、会えて嬉しいわ。」


と、挨拶してきた。

すると、ルメールが、


「義姉上、おめでとうございます。御子息のご誕生、私もユキヤも、嬉しく存じます。」


と、応じた。

すると、横から、


「姉上、俺にも、彼を紹介してくれっ!将来、俺の義兄になるのだろう?」


と、金髪、金色の瞳をした20代半ばの男性が、話かけてきた。

すると、ルメールが、


「おおっ!そうだなっ!ユキヤ、こいつは、私の腹違いの弟の、アームストロングだっ!良くしてやってくれっ!」


と、明らかにユキヤより年上の、アームストロングを義弟になると、紹介する。

対するユキヤは、


「ユキヤで結構です、殿下。」


と、義兄説を何気に、回避を試みる。

しかし、アームストロングは、


「いや、姉上の伴侶ならば、俺にとっては、義兄上だ。

よろしく頼む。」


と、引かない。

そんな会話をしていると、アームストロングに似たユキヤと、同じくらいの歳の少女が、話に混ざってきた。


「お兄様、それぐらいにしてあげてください。

突然、失礼致します。アームストロングお兄様の妹、オリビアと申します。私も、ユキヤお兄様とお呼びしても、宜しいでしょうか?」


と、オリビアが、ユキヤに問うと、

ユキヤは、もう好きにしてくれと思い、


「オリビア様、お好きなように、お呼びください。」


と、応えた。

すると、オリビアは、その返事を了承ととらえて、


「それでは、ユキヤお兄様。これから、よろしくお願い致します。」


と、綺麗なカーテシーを決めて、応えた。


こうして、ユキヤは、あれよこれよと言い間に、外堀を固めてしまうのだった。


構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。

ブックマーク、いいね、☆評価も頂けると、励みになります。

宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ