ユキヤ無双!!と神聖魔法
初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。
〈ユキヤ視点〉
(・・・やってもうた、身体が動いてしまった)
ツインテ少女を守る為、咄嗟に飛び出してしまい、あげく、ポークを殴り飛ばしてしまった。
場が静寂に包まれた。
(やっちまったもんはしょうがない・・。相手は雑魚だ、とっとと終わらせよう・・。)
「すっ、助太刀します!!」
言うがごとく、近くのポークをさらに、叩きのめし出し始める。
ビーフンもいるが、それらも関係なく、殴っては頭を弾き飛ばし、蹴っては、風穴を開ける。
突然の珍入者に、蹂躙される魔物達。
反撃を試みるも、ユキヤにはカスリもせず、ただらひたすら数を減らしていくのみ。
「ハアッ!!」
「ドカッ!バコッ!グシャ!!」
森で戦った魔物に比べたら、ポークもビーフンも、雑魚にすぎない。
あっという間に、魔物の全てを刈り取っていく。
(・・やっぱ雑魚だな、手応えがなさすぎる。というより、俺がチート過ぎるのかねぇ。)
そんなことを思いながら、魔物をどんどん駆逐していく。
(豚、豚、豚、牛。豚、牛。・・こいつらって食えるのかな?・・だとしても、人型は抵抗あるなぁ・・)
そんな呑気なことを思いながらも、蹂躙は止まらない。
ほんの数分で、全ての魔物を刈り終えてしまった。
ようやく、全ての魔物を刈り終えた時、周りからの視線に気づく。
(・・やべッ、やり過ぎたかな?・・でもやらなきゃやられてたんだし、これでいいよね?)
周りの視線と静寂さに、恐る恐る騎士達の方に視線を送ると、一呼吸置いてから、歓声が響いた。
「マジかっ!すげぇ!!」
「全滅だッ!助かった!!」
「あの美少女は何者だッ!?」
命の危機から一変、生還出来た喜びと、圧倒的な力で魔物を屠ったユキヤに、注目が集まる。
そのユキヤはというと、
(・・・やっぱ女の子だと思われてる。この容姿だもんなぁ〜。とりあえず、理由をつけてととっと去ろう。)
(・・ただ、怪我人が結構いるな。魔法で治療出来ないかな?・・・今度の為にも試しておきたいところだが・・。)
そんなことを思っていると、一人の騎士が近づいてきた。
「少女よ、助かった。礼を言う。私の名はサリウス・バトラー。そちらにおられるエミナお嬢様の護衛隊長をしている。」
と、名乗ってきた。
「ユキヤといいます。あと、一応、男です。」
重要なことなので、あえて名乗りに応えておく。
「ッ、男っ!?その容姿でかっ!?」
「ハイ、男です。」
「・・そうか、それは失礼した。改めて礼を言わせていただきたい。貴殿のお陰で助かった、礼を言う。」
「・・たまたま通りかかっただけですから、気にしないでください。・・それより、怪我人の治療をしてはいかがですか?」
「ッ、そうか、それもそうだな。だか、残念ながら、我が隊には神聖魔法が使えるものがいないのでな、応急処置程度しか出来ないのだ。」
そういいながら、残念そうな顔を見せるサリウス。
(これは、チャーンス!!治療魔法を試せるかも)
「そう言うことなら、僕が治療しますが、よろしいですか?」
「ッ、神聖魔法を使えるのか!?助かる!!頼めるか?」
「ハイっ!やってみます。」
許可を得たので、近くの騎士、腕が捻じ曲がった騎士に近づき、魔法を試す。
(回復魔法っていったら、ヒールだよな?違ったら、適当に誤魔化そう・・)
「ひ、ヒールっ!」
淡い光が騎士を包み、捻じ曲がった腕が、元に戻っていく。
「なっ、演唱破棄っ!?」
余りの出来事に、声を上げるサリウス。
(・・・ヒールで間違いなかったみたいだな。ただ、演唱はわかんないからしょうがない。忘れてくれ。)
その後も足の折れた騎士の治療をして、神聖魔法を試すユキヤ。
傷が治って喜ぶ騎士。神聖魔法が使えて喜ぶユキヤ。win winの結果であった。
構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。
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