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異世界の事情  作者: ボッチー
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アルビオン王国とポテコ

初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。

アルビオン王国。

トンプソン帝国の属国であり、迷いの森の隣りに位置する国。

その、アルビオン王国は、帝国より、命を受けていた。


「迷いの森のエルフを狩れ。そして、世界樹を確保せよ。」


アルビオン王国の将軍、パイソンは焦っていた。

迷いの森の探索が、難航していたからだ。

何度、兵を投入しても、探索が進まない。

決まって、戻って来てしまうのだ。


このままでは、埒があかないと、ついに、強硬策に出る。

森を燃やして、エルフを炙り出そうとしたのだ。

一人の兵士から、報告が入る。

エルフ達が、出て来たと。


パイソンは、ほくそ笑んだ。

作戦は、成功したと。

あとは、エルフを取り押さえ、里の場所を聞き出せば良い。

これで、任務は完了だと思っていた。あの〈銀髪の悪魔〉が出て来るまでは・・・。


一方、その頃、西の森に火を放たれたエルフ達は、慌てていた。

エルフの里長は、すぐに里の者に、火を消すように命じた。

魔法に長けたエルフならば、火を鎮火出来るからだ。

ただ、気掛かりなのは、アルビオンの兵の前に、姿を現して平気なのかと、言う事だ。

奴らの目的は、間違いなく、エルフの捕縛、しいては、世界樹だ。

しかし、このまま燃える森を放置は出来ない。

犠牲を覚悟して、断腸の想いで、里の者に指示を出した時、ユキヤから提案があった。


「手伝わせて欲しい」と。


あくまで、客人として扱うつもりだったユキヤたちを、巻き込んで良いものかと、葛藤していたエルフの里長だったが、頑なに、参加を希望するユキヤに、根負けして、助力を得る事にした。


エルフのランガを先導にして、森の西側に到着したユキヤとエルフ達。

早速とばかりに、エルフ達がウォーターボールを次々と放つが、なかなか鎮火しない。

すると、ユキヤが、「フライドっ!」と叫び、空へと舞い上がる。

呆気に囚われるエルフ達。

更にユキヤは、断罪の杖に、魔力を注ぎ込み、


「ウォーターボール×100っ!!」


と、言って、100個ものウォーターボールを、発生させて、森に放つ。

あっという間に、火は、鎮火した。


それを見ていてたアルビオンの兵士達と、エルフ達は、


「「「「なっ!?」」」」


と、突然のことに、驚いて、絶句した。

続け様にユキヤは、再び、断罪の杖に魔力を注ぎ、


「ウォーターアロー×100っ!ウォーターアロー×100っ!!」


と、唱えて、数百ものウォーターアローの雨を、アルビオンの兵士達に浴びせる。

バタバタと倒れるアルビオンの兵士達。

約半数のアルビオンの兵士達が、一瞬で無力化された。

残された兵士達は、すでに恐慌状態。

逃げ出す者もいれば、パニックに陥っている者もいる。

慌てて、パイソン将軍に連絡を入れる兵士。


〈銀髪の悪魔〉が出たと。


その報告を聞いた、パイソン将軍は、連絡して来た兵士を殴り飛ばし、


「おかしな報告をするなっ!気でもふれたかっ!!」と、恫喝した。

天幕の外に、飛び出すパイソン将軍。

しかし、パイソン将軍の眼に写ってのは、信じられない光景だった。


放った火が鎮火している。

多数の兵士が延びている。

更に、エルフの子供が宙に浮かんでいる。

と、あまりの現実離れした光景に、口をパクパクとさせている。


そう、容姿端麗なエルフに引けを取らない、と言うよりも、エルフ以上の容姿をしたユキヤをエルフの子供と勘違いしたのだ。


その頃、天幕から、指揮官らしき男が飛び出して来たことを、空中から確認していたユキヤは、パイソン将軍に向かって、ウォーターアローを放つ。

身動き出来なかったパイソン将軍は、もろにそれを喰らい、あえなく気を失う。

将軍と、兵士の半数が倒されたアルビオン軍は、「「撤退だっ〜〜!!」と、言って、倒れた兵士を担いで森の外へと逃げ出した。


たった2度の魔法の行使で、アルビオン軍を半壊、撤退させたユキヤ。

それを間近で見ていたエルフ達は、まさに絶句。

勝利の雄叫びも挙げられず、只々、言葉を失っていた。


こうして、アルビオン軍の侵攻は阻止されたのだった。



エルフの里に戻ってきたユキヤたち。

誰ひとりも欠けること無く、戻ってきたことに喜ぶエルフの里長とは、裏腹に、ユキヤと一緒に現場に駆けつけたエルフ達の顔色は悪い。

「どうしたんだ?」と、エルフ達に尋ねるエルフの里長。

すると、エルフを代表してランガが、


「そ、そこの少年が、一人でアルビオン軍を壊滅させた。」


と、報告した。

「そんな馬鹿なっ!?」と驚くエルフの里長。しかし、他のエルフ達も、激しく頭を縦に振っている。

どうやら、本当のことらしい。


すると、エルフの里長は、ユキヤたちを改めて客人として扱った。

お祭りのように、里の中央に宴会場が設けられ、さまざまなな料理と酒が運ばれる。

陽気に踊り出すエルフもいれば、酒に酔って他のエルフに絡んでいるエルフもいる。

そうして、宴会場の上座には、エルフから接待を受けるユキヤとルメール。

エルフの里長が、


「エルフの盟友に世界樹の加護をっ!!」


と叫ぶと、

他のエルフ達も


「「「「世界樹樹の加護をっ!!」」」」


と、ユキヤに賛辞を送る。

照れるユキヤ。

「流石は私のユキヤだっ!」と、喜ぶルメール。

こうして、宴会は夜遅くまで続くのであった。



アルビオン軍を撃退させた翌日。

ユキヤは、充てがわられた一軒のログハウスで、目を覚ました。

ユキヤには、昨夜の夕食に出てきたあるモノに、興味を惹かれていた。


それは大学芋だ。


この世界に来てから、初めて見る懐かしいお芋に、ユキヤは、食い付いた。

早速、今日はそのお芋を見せてもらう約束をしていた。

エルフの里長の元へ訪ねると、エルフの里長は、快くユキヤの来訪を迎えた。

すると、ランガが、ざるの様なモノの上に、サツマイモもどきを持って現れた。


「これが貴殿が、気にしていた紅ポテコです。」


と、言ってテーブルの上に置かれる紅ポテコ。


(どう見ても、サツマイモだ〜。紅ポテコと言ってくらいだから、じゃがいももあるのかな?)


と、ユキヤは考え、質問した。


「この紅ポテコに似た植物はありますか?」


すると、エルフの里長が、


「それなら、土ポテコかのう?」


と、言ってランガに持って来る様に伝えた。

再び、ランガが持って来たモノは、間違い無く、じゃがいもだった。

興奮するユキヤ。

何故、そんなモノに興奮しているか、困惑しているエルフの里長達。

実は、エルフの里以外では、ポテコは栽培されていないのだ。

早速とばかりに、「融通して欲しい。」と、言うユキヤ。

こんなモノで良いのか?と疑問に思うエルフの里長。

お芋の有能性を知っているユキヤは、


「これが有れば、いろんな料理が作れますっ!!」


と、訴えた。


早速、木の葉を集めてもらったユキヤは、紅ポテコを投入して、火をつけ、炙る。

そんな行為を、何しているのか?と、疑問に思うエルフ達。

しばらくすると、木の串で、紅ポテコを取り出すユキヤ。


所謂、焼き芋だ。


熱々の焼き芋を割り、食べ始めるユキヤ。

それを見ていたルメールは、ユキヤの作ったモノならと、同じく手を付ける。


「あ、甘いっ!!なんだこの食べ物はっ!!お菓子のようだっ!!」


と、「熱っ熱っ」いいながら、パクパク食べるルメール。

それを見ていたエルフ達も、自分も自分もと、食べ始める。


ただ、火で炙っただけだが、サツマイモは、熱を加えるほど、糖度が高くなる。

比較的、火が苦手なエルフは、あまり火を使わない。だから、焼き芋を知らなかった。


「美味い、美味い」と食べるエルフ達。


そんな光景を見て、助けて良かったなぁと、思うユキヤだった。


構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。

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宜しくお願いします。

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