ホルスターへの帰還と魔眼
初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。
ヤマト国から、キヤノン王国。
道中、街で身体を休めながら、十数日間かけて、やっとホルスター王国へ帰還したユキヤたち。
本来ならツペンタークに帰るところだが、魔眼の件があるので、イージスへと向かっていた。
イージスに到着すると、町長宅へと足を運んで、ハニーパジャー達が、滞在している場所を聞いた。
どうやら、空家になっていたところを、拠点にしているらしい。
吸血鬼と言えば、洋館のような建物に住んでいるのかなぁなどと、勝手なイメージを持っていたが、到着したのは、他の建物と変わり映えしない一家だった。
玄関のノブを、コンコンと叩くと、中から聞き覚えのある声が響いた。
「誰かのぅ?」
ハニーパジャーだ。
すかさず、返事を返す。
「ハニーパジャー、僕だ。ユキヤだっ!」
つい、声を張り上げてしまう。
すると、中から、「ガッシャ〜ンっ!」と、お皿の割れる音が響いた。
更に、ドタバタとしている音がする。
暫く待っていると、恐る恐るドアが、開いた。
「・・・わ、童。何用じゃ・・・。」
前回のことで、かなり警戒しているハニーパジャー。
動揺しているのが,見て取れる。
「ちょっと聞きたい事があるんだ。」
と、ユキヤが言うと、
焦ったように、
「ま、魔眼なら使っとらんのじゃっ!?」
と、警戒が解けない。
さて,困った。
話が出来る感じではないと、思っていると、ルメールが、話に割り込んできた。
「ハニーパジャー、ユキヤは怒ってはいない。」
と、珍しくまともな事を伝えるルメール。
すると、話し相手が、ユキヤでなくなったことで、冷静さを取り戻したのか、
「何ぞ、用かの?」
と、玄関から顔出すハニーパジャー。
すると、ルメールが、
「魔眼について聞きたい。」
と、質問してくれた。
「魔眼?妾の魔眼は、魅了じゃ。」
と、答えるハニーパジャー。
「いや、魔眼の覚醒についてだ。」
と、答えるルメール。
「魔眼の覚醒?っ、そうか!そう言う事かっ!!」
と、1人(一匹?)納得するハニーパジャー。
訳が分からず、つい声を掛けてしまうユキヤ。
「何が、そう言う事なんだ?」
すると、さっきまでの怯えは、嘘のように、ユキヤを指差し、こう言った。
「何故,妾の魔眼が効かんか、わかったのじゃ!!童、お主、魔眼持ちじゃろっ!!」
と、確信をついてきた。
「ああ、なんかそうらしいぞ。ヘビーイーグルが、言ってた。」
と、ユキヤが返すと、非常に嫌そうな顔で、
「童、彼奴に会うたのか?」
と、聞き返してきた。
なので、
「ああ、洞窟であった。」
と、答えた。
すると、ハニーパジャーは、
「まだ、あそこにおったのか、あの怠け者はっ!」
と、憤りを見せた。
「お前も、居たんだってな?」
と、ユキヤが言うと、
「そうじゃっ!!あやつが血を分けんから、妾は、こんなところにいるんじゃ!」
と、怒り出した。
慌てて,宥めるユキヤ。
「まぁ、今は街の人に血を分けて貰っているんだし、いいじゃないか。」
と、言うと、
「た、確かにそうじゃが・・・」
と、少し落ち着いてくれた。
「話を戻すが、なんで僕が魔眼持ちだと、お前の魔眼が効かないんだ?」
と、聞くと、
「魔眼持ちには、他の魔眼が効かんのじゃ。」
と、教えてくれた。
更に、
「お主、そんな事も知らんとは、さては、未覚醒じゃな?」
と、確信をついてきた。
なので、ユキヤは、
「どうやら、そうらしいぞ。」
と、答えた。
すると、ハニーパジャーは、得心がいったようで、
「それで,妾に発動方法を聞きに来たのじゃな?」
と、やっと、本題に入れた。
「発動方法は簡単じゃ。眼に魔力を込めれば良い。」
と、意外に簡単なものだった。
「こんな感じか?」
と、言って魔力を眼に集めるユキヤ。
左目に、熱さを感じる。
すると、ハニーパジャーが、ユキヤの眼を覗き込んでくる。
「そうじゃ,その感じじゃ。」
どうやら、魔眼が発動しているらしい。
すると、急に,ハニーパジャーが、
「いかんっ!童、発動を止めよっ!!」
と、慌てている。
素直に、魔力を霧散させるユキヤ。
「どうしたんだ?なんで止めたんだ?」
と、ユキヤが聞くと、
ハニーパジャーは、
「其処のおなごを、見てみよ。」
と、ルメールを見た。
釣られて、ルメールを見ると、ルメールは、大量の汗をかいて、跪いていた。
慌てて、ルメールに声をかけるユキヤ。
「えっ、ルメールさんっ!?どうしたんですか!?」
すると、ハニーパジャーが、
「お主の魔眼にあてられたのじゃ。」
と、言った。
それに対して、ユキヤは、
「僕は、ルメールさんを見て無かったぞ?」
と、言うと、
ハニーパジャーが、
「発動は出来たようじゃが、制御が出来ておらんのじゃ。」
と、指摘してきた。
更に、
「魔眼には、自己強化型と、他者干渉型があるのじゃ。
お主のは、妾と同じ、他者干渉型じゃな。」
と、説明をした。
更に説明は,続く。
「お主の魔眼は、強欲の魔眼じゃ。圧倒的な圧力で相手を、ねじ伏せる魔眼じゃ。それで、其処のおなごは、その圧力を,受けたのじゃ。」
慌てて、ルメールに謝るユキヤ。
「す、すいません、ルメールさん。僕のせいで・・・。」
対して、まだ、冷や汗が止まらないルメールは、
「い、いや、いいんだ。発動条件を聞いた、私にも責任がある。」
と、庇ってくれた。
すると、ハニーパジャーが、
「お主も妾のように、使用禁止じゃな。」
と、言った。
それに対して、ユキヤは、
「ああ、制御出来るまで、使わないよ。」
と、返した。
(魔眼は覚醒した。でも、制御効かないじゃ使えないよ。
あっ、そうだ!魔眼の種類が、分かったんだ。出生の謎についても、聞いてみるかっ!)
「ハニーパジャー、僕と同じ魔眼が使える人を知らないか?」
と、ハニーパジャーに、質問するユキヤ。
すると、ハニーパジャーは、
「知っておるぞ。」
と言った。
しかし、その後が、あまり役に立ちそうもない情報だった。
「強欲の魔人、サウザーじゃ。しかし、彼奴は、数百年前に、憤怒の魔人、ウィンチェスターと戦って、死んでおるはずじゃ。」
(数百年前だってっ!?年齢的に一致しない。それじゃあ、血縁者じゃないっ!?)
折角、覚醒した魔眼も、使いものにらず、出生の謎も解けず仕舞い、散々な結果にゲンナリするユキヤだった。
構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。
ブックマーク、いいね、☆評価も頂けると、励みになります。
宜しくお願いします。




