表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の事情  作者: ボッチー
40/127

ユキヤとルメール

初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。

クレープを食べていたら、おばけに会った。


(はい、意味がわかりません。)


魔の森で、血溜まりに沈んでいた女性。

確か、ルメールって言ってた女性が、目の前にいる。


澄んだ金色の瞳に、目鼻立ちはハッキリとしていて、腰まで伸びたサラサラの髪は、夜空の様な漆黒。

お腹の見えるシャツに、短めのショートパンツ。

そのショートパンツからは、しっかりと大地踏んでいる脚がある。


幽霊では無いようだ。


あの出血で、生きていたのだ。

とりあえず、密室殺人の加害者にはならなくて、済んだようだ。


とりあえず、久しぶりに会ったのだ。挨拶を返そうと、ユキヤは話しかけた。


「・・・お久しぶりです。あの、お身体はもう平気なんですか?」


すると、ルメールから、


「その節は、ご馳走様でしたっ!!」


と、元気な返事が返ってくる。


(ご馳走様?何かあげたっけ?)


と、記憶を思い返しても、何も思い浮かばない。

それはそうだ。あの時のユキヤは、所持品といったら、着ていたローブのみだったのだから。


訳がわからないので、もう一度、声をかける。


「・・・何か差し上げましたっけ?」


すると、再び、ルメールは、


「大変素晴らしいものを、頂きましたッ!!」


と、言う。


本当に記憶にない。

血を流しすぎて、幻覚でも見ていたのだろうかと、心配になる。

とりあえず、無事、生還出来たようなので、深く言及するのはよそうと、気持ちを切り替えて、再び、声をかける。


「お元気そうでなりよりです。それで、王都には、どのようなご用事で?」


と、聞いてはならない言葉を吐いてしまうユキヤ。

すると、ルメールは、満面の笑顔で、


「天使っ!ユキヤを探していたんだっ!!」


と、言ってきた。


(俺を探してた?あと、天使ってなんだ?この世界に、天使がいるのか?)


などと、ユキヤが困惑していると、ルメールは、更に踏み込んだ台詞を投げかけてきた。


「ユキヤっ!!結婚しようッ!!!」


あまりの台詞に、固まるユキヤ。


「結婚しようッ!!」


再び、ルメール。


(この人は魔の森で、出会った女性、ルメールさん。

謎の大量出血していた女性だ。

そして、俺は今日、依頼で王都へとやってきた。

そして、ギルドへ向かう途中。

そして、クレープを食べている。

そして、何故か求婚されている。)


ムシャムシャと、クレープを食べながら、現在の状況を分析・整理する。


(うんっ!!意味分からん!?)


行き着く先は、??だった。

とりあえず、自分はこれから予定がある事を伝える。


「折角のお申し出で、恐縮ですが、僕はこれからギルドへ向かわなければならないので・・。」


と、余り刺激しないように、やんわりと断りを入れる。

すると、ルメールは、


「ギルドに何か用があるのか?」


と、尋ねてくる。


「えぇ、なんか緊急の依頼で、Aランク冒険者に召集が掛かってるので・・・。」


と、返事を返すと、ルメールは、驚いた様子で、再び、話しかけて来た。


「Aランクっ!?ユキヤはAランクなのかっ!?」


と、聞かれたので、


「えぇ、Aランク冒険者です。」


と、応える。

すると、ルメールは何を思ったのか、こう言った。


「そうかッ!そっちも立派なんだなっ!!」


(そっちって、どうゆう事?あぁ、ルメールさんは魔の森にいたんだ。と言うことは、同じAランク冒険者に違いない。

だから、そっちもって言ったのか?)


と、本当は下のことなのに、勘違いしてしまうユキヤ。


「それじゃあ、僕は王都は初めてなので、案内をお願いしてもいいですか?」


と、折角のチャンスなので、お願いしてみる。

すると、少しルメールは、慌てたように、言った。


「そ、そうかッ!もう、父上に挨拶するのだなッ!!いいぞッ!!ついて来てくれッ!!」


と、言って歩き出した。


(父上?ルメールさんのお父さんって、ギルドの偉い人なんだぁ。)


と、検討違いのことを考えるユキヤ。


(とにかく、無事、ギルドに辿り着けそうだ。良かった、良かった♪)


と、考えながら、ルメールのあとに着いていく。

暫く歩くと、王城が近づいて来る。


(王城の近くにあるのか、流石は王都のギルドだなぁ。)


と、思っていると、そのまま王城の中に入っていくルメール。


(えっ、近くじゃ無くて王城の中にあるの!?)


と、少し不安になるユキヤ。

すると、そんなユキヤに気がついたのか、ルメールが話しかけてくる。


「心配することはないっ!私に任せておけっ!!」


と、力強く、応えてくれる。

それに対して、何もわからないユキヤは、ただ、「ハイ」と答えるだけだ。

その返事を聞いて、気分が良くなったのだろうか、ズンズンと進んでいくルメール。必死についていくユキヤ。


すると、明らかにギルドとは違う扉の前まで歩いて来たルメールとユキヤ。


ルメールが、扉をノックする。

すると、中から声がかかる。


「誰だ?」


すると、ルメールが応える。


「父上っ!ルメールですっ!!報告があって参りましたッ!!」


すると、中から、


「・・・ルメールか。いいぞ、中に入れ。」


と、返事が返ってくる。


「失礼しますッ!!」


やたらと、力強く返事をして、扉を開け、中に入るルメール。慌てて、それを追いかけるユキヤ。


すると、中には妙齢の男性が、机に向かって作業をしていた。


「父上っ!!天使が見つかりましたッ!!!」


と答えるルメール。

すると、その男性は、ユキヤを一瞥してから、ルメールに説いた。


「その者が、其方が言っていた天使か?」


(天使っ?何言ってんだ、この人たちは?)

と、怪訝になるユキヤ。

そんなユキヤを放置して、再び、ルメールが爆弾発言をする。


「父上ッ!!今日はユキヤとの結婚のご挨拶に来ましたッ!!」


場が、凍る。

ユキヤの思考も停止する。

すると、男性は、焦ったように、声を荒たげた。


「お主、何を言っているのか、わかっておるのかッ!?」


すると、ルメールは、慌てて弁解する。


「父上ッ!ユキヤは見た目は、少女のようですが、立派な男ですッ!!問題ありませんッ!!!」


すると、男性は、


「問題大有りだっ!!まだ子供ではないか!?」


と、当たり前のことを言う。

しかし、それに対してルメールは、


「ユキヤは立派な男ですッ!!」


と、返す。

更に、ルメールは、こう付け足した。


「しかも、Aランク冒険者ですッ!!これで、国防の方も問題無く、解決出来ますッ!!二人で一緒に、魔の森に帰りますッ!!」


と、言う。

すると、男性は、再び、口を開いた。


「魔の森に戻ることは、良い事だ。しかし、本当にそれで良いのか!?その少年は、まだ未成年であろう?」


すると、ルメールは、必死に懇願する。


「確かにユキヤはまだ未成年です。ですから、私がしっかりと面倒をみますッ!!」


と、なんかおかしな方へ話が流れていく。

自分は期間限定で、魔の森に赴くはずが、何故か結婚して、永住するような流れになっている。

流石に、おかしいと思い、ユキヤも発言する。


「あの〜、何か手違いがあるようですが、ここは本当に、王都のギルドですか?」


と、質問するユキヤ。

すると、男性は、


「ここは王の執務室だっ!そしてワシが国王だっ!!」


と、返答をした。

それを聞いたユキヤは、女教師の授業で出た、第一王女の話を思い出す。


姫様でありながら、冒険者をしており、Sランクの冒険者。

国の防衛の為、危険地域で活動している。

魔法の本の作者。


ルメールが、当人だと、そこで気がついた。


(えっ、それじゃ何!?俺って今、王女から求婚されて、国王に会ってるのっ!?)


と、パニックに陥る。

どうやら、何もわからずに、連れてこられたのだろうと、判断した国王は、ルメールに言った。


「どうやら、行き違いがあったようだ。結婚のことは、聞かなかったことにするから、ルメール、お主は魔の森へ戻れ。」


すると、ルメールは、


「いやですッ!ユキヤと結婚出来ないなら、魔の森には、戻りませんッ!!」


と、頑なに拒否する。

すると、国王は説得を諦めたのか、こう言った。


「・・・分かった。もう、何も言わん。好きにせいっ!!」


すると、ルメールは、笑顔でこう応えた。


「二人で幸せになりますっ!!そして、いつか必ず魔の森に戻りますッ!!」


と、俺の気持ちを無視して、話を纏めてしまう。

すると、国王は、


「・・・期待せずに、待っておるよ。」


と、力無く応え、退出を促す。


「それでは父上ッ!お元気でッ!!」


「・・・・・。」


国王からの、返事は返ってくることは無かった。


構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。

ブックマーク、いいね、☆評価も頂けると、励みになります。

宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ