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異世界の事情  作者: ボッチー
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Aランクの依頼

再び、ハドリアス邸で勉強会を行った翌日、ユキヤはギルドに向かっていた。


今後は、勉強会と、依頼を交互に行っていこうと思ったからだ。

どちらかに偏ったことをしていては、昨日の決意が意味を持たなくなるからだ。


ちゃんと働きながら、勉強もしていこうと決意も新たに、ギルドの扉を開く。


すると、ギルドにやってきたユキヤに気づいたヒルダが、

受付カウンターから、身を乗り出してユキヤを呼ぶ。


何事かあったのか?慌てているヒルダのもとへと、移動するユキヤ。


「・・良かった。来てくれたのね、ユキヤさん。」


と、安堵の表情を浮かべるヒルダ。


「何かあったんですか?」


と、ユキヤが、たずねると、


「詳しい話は、ギルドマスターから聞いてちょうだい。

今、案内するわ。」


と、かえされてしまった。

さっぱり検討がつかないので、素直にヒルダのあとに続いて、ギルドマスターの部屋と向かう。


ギルドマスターの部屋につくと、「私は仕事に戻ります。」と、言って部屋を去るヒルダ。

黙って、ソファに腰を下ろすと、ギルドマスターも、対面のソファに腰を下ろした。


「急に呼びつけて、すまないね。」


と、ギルドマスターから謝罪が入る。


「いえ、今日はまだ来たばかりで、依頼もまだ受けて無いので、問題ありませんよ。」


と、ユキヤが、かえすと、


「その依頼について、実は相談があったんだよ。」


と、どうやら、ご指名の依頼のようだ。


「どんな依頼ですか?」


と、ユキヤが聞くと、


「ユキヤ君は、魔の森を知っているかね?」


と、質問してきた。


〈魔の森〉記憶に新しいというより、そこから今の人生がスタートしたのだから、忘れるはずも無い。


「ええ、知ってますよ」


と、かえすユキヤ。


「実は、王都のギルドからの依頼でねぇ〜、Aランク冒険者を派遣して欲しいとのことなんだよ。」


と、王都のギルドからの依頼だと伝えられたユキヤ。


王都。

まだ行った事のない場所だった。

そんな場所から何故?と、思っていると、


「ウチだけじゃ無くて、国中のギルドに通達が来てるんだよ。」


と、ギルドマスターが答えた。


(確か、災害指定地域だったよな。あの、何故か死んでたお姉さんが、そんな事言ってたよな。)


と、勝手にルメール死亡説を思い出しながら、話を聞く。


「どうかな?依頼受けてみないかい?」


と、何故かやる気に満ちた顔で、依頼を勧めてくるギルドマスター。


「・・具体的な内容がわからないと、なんとも・・・。」


と、答えをはぐらかすユキヤ。


「勿論、魔の森の魔物の討伐だよ。」


と、ギルドマスター。


(えぇ〜〜!?あのデカい森の中の魔物全て狩れって!?流石に無理ゲーだよっ!!)


と、ユキヤが思っていると、それを察したのか、ギルドマスターが更に応えた。


「勿論、全ての魔物を討伐する必要はないよ。魔の森から、出ていこうとする魔物のみ、討伐してくれれば、良いんだ。それに、ユキヤくんひとりに頼んでいる訳ではなくて、他のAランク冒険者や、パーティも参加するんだよ。」


と、他のAランク冒険者との共闘作業である事を伝える、

ギルドマスター。


(共闘かぁ〜。でもいつ出て来るかもわかんない魔物を待って、討伐なんて、期間が長くなるんじゃないかなぁ?)


と、不安に思っていると、それにも気がついたのか、ギルドマスターが更に応えた。


「勿論、無期限って訳じゃないよ!?隣国の神聖王国って知ってるかい?そこのSランク冒険者と、神聖騎士団が、森の中の魔物を討伐するんだ。つまり、それを逃れて出てくる魔物のみ、討伐してくればいいんだよ。」


と、どうやらおこぼれの後始末的な、仕事だと理解する。


「そういう事なら、受けても構いませんが。本当に、期限付きなんですよね?」


と、確認するユキヤ。

例のプチ遠征で、遠征に良い思い出が無いため、不安なのだ。

すると、ギルドマスターは、


「勿論、期限付きだよ。あと、どうしても嫌になったら、途中で辞めても問題ないよ。働いた分に対しての、成果報酬制だから。」


と、心配していた事の解決策を提示してくれる。


それなら、問題ないかなぁと思い、


「そういう事なら、やります。」


と、応えてしまうユキヤ。

すると、その返事が余程嬉しかったのか、今度はギルドマスターが、興奮気味に、応えた。


「そうか!そうか!ありがとうッ!!では、早速、まずは王都のギルドに向かってくれまえっ!!」


と、すぐに向かうよう、急かされる。


「っ、いや、ちょっと待ってください!?流石になんの準備も無く出掛けられませんよ!?」


と、慌てるユキヤ。

すると、冷静さを取り戻したのか、ギルドマスターが、


「そうだったねっ!それじゃあ、今日は、準備に充てて、

明日、出発でどうかな?」


と、言ってきたので、了承した。

ギルドマスターの部屋を出て、受付カウンターのヒルダのもとへと移動する。


「ギルドマスターからの依頼、受けるのかしら?」


と言われたので、受ける旨を伝え、王都までの、道のりを尋ねた。

すると、乗り合い馬車が出ている事を聞き、馬車の乗り場も確認する。


(歩きじゃ無くて良かった。こないだの遠征で懲りたからなぁ)


念のため、地図ももらい(本当は有料)、ギルドをあとにする。


(王都までは、馬車で約半日だから、そこまで大掛かりな準備は要らないなぁ。でも念のため、少しだけ、多めに食料を買い足しておこう。)


と、例の串焼き屋は外せないなぁなどと、思いながら、市場へと向かう。


構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。

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宜しくお願いします。

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