Sランク冒険者 ルメール・カサンドラその2
初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。
時は遡ること十数日前、ルメール・カサンドラは、瀕死の重傷を負っていた。
魔の森で、偶然会った少女・ユキヤが、突然倒れた為、自分の屋敷に運んで、介抱しようとした時、ユキヤの立派なユキヤ君と、ご対面。
美少女だと思っていた少女が、実はどストライクの美少年だったのだ。
ましては、その立派なユキヤ君とご対面。
大量の鼻血を、吹き出して、危うく昇天してしまうところだった。
ユキヤが屋敷を飛び出してから、数刻後。
ルメールは、意識を取り戻した。
ただ、まだ意識は朦朧としており、先程の光景を思い出すと、また、鼻血が出てきてしまう。
なんとか立ち上がり、気休めだが、自身に回復魔法をかけると、ユキヤを寝かしたベットへと目を向ける。
けっして、やましい気持ちでは無い。
ただ、あともう一度、大人なユキヤ君を見たいなどとは、思ってはいない。
・・嘘です。もう一度拝んでみたいと思ったからだ。
しかし、その願いが叶うことは無かった。
ユキヤが、逃亡していたからだ。
ベットに、ユキヤがいないと分かると、ルメールは、必死になって屋敷の中を捜索した。
しかし、何処にもユキヤは、いない。
それではまた、魔の森に戻ってしまったのかと、魔力探知を試みてみるが、それにも引っかから無い。
自分は白昼夢でも見ていたのかと、疑り出すが、あの光景がよみがえり、そんな訳無いと、鼻血を出しながら考える。
ルメールの仕事は、大切な仕事だ。
魔の森から出ようとする高ランクの魔物を狩ることだ。
誰にも出来ることでは無い。
しかし、自分は天使に会ってしまった。
その天使を探さねばならないと、魂が叫んでいる。
この気持ちは抑えることは出来そうも無い。
そうと決まれば、ルメールの行動は早かった。
すぐに、連絡用の使い魔を召喚し、王都へと連絡を飛ばした。
「・・天使を発見した。その行方を追わねばならいので、代わりの人材を派遣して欲しいと。」
ルメールの代わりの人材などいるわけがない。
唯一、いるとすれば、同じSランク冒険者の残りの2名だけだ。
そんな人材をすぐに、手配できるはずもない。
せいぜい、Aランク冒険者を招集するか、軍隊を派遣するしかない。
そんなことは、承知の上で、使い魔を飛ばす。
まずは、王都に戻り、情報収集からだと、もう既に、王都に戻ることを、勝手に決めるルメール。
もう誰も、彼女の暴走を止めることは出来そうにない。
ルメールとユキヤ。
2人が再会する日は近い。
ルメールの使い魔は、すぐに王都に到着した。
あのルメールからの緊急の連絡だ。魔の森に異変があったのかも知れないと、王城は騒がしくなった。
手紙の内容は、すぐに宰相から、国王、グロック・カサンドラに、伝えられた。
手紙の内容を聞いた国王は、宰相にこう答えた。
「・・・サイサリス、これは一体どういうことだ?ワシには、全く理解が出来ん。」
サイサリスと呼ばれた宰相は、こう返した。
「私にも、ルメール殿下の御心は、分かりかねます。ただ、手紙にある、天使を発見したので、行方を追うために、魔の森から出るということ。
代わりの人材を派遣して欲しいとのことだけです。」
「・・・あのじゃじゃ馬娘は、何をかんがえておるっ!代わりの人材など、そうそう、用意出来るものか!?」
と、興奮する国王陛下。
「しかし、もう飛び出してしまった以上、何とかするしかありません。・・・詳しい理由は、殿下がお帰りなったら、お尋ねするとして、いかが致しますか?」
と、宰相がかえすと、
「・・・とにかく、集められるだけのAランク冒険者を集めるしかあるまい。・・・報酬の件はルーシェに任せるしかあるまいて。・・・あと、念のため、アームストロングにも声をかけておけ。騎士団派遣も視野に入れねばならぬ。」
「それと、神聖王国にも連絡を入れておけ。魔の森は、両国にまたがっておる。あちらの国にも被害が出るやもしれん。
もしかすれば、彼の国の、Sランク冒険者を派遣してくれるかもしれん。・・いや、派遣してもらわねば、ならぬ。」
すると宰相は、国王の意を汲み取ったのか、こう応えた。
「・・・あわよくば、神聖王国に丸投げするということですか?・・高くつくかもしれませんよ。」
「・・構わん。国防、国民のためだ。多少の損失はいかしかたがない。」
「分かりました。すぐに親書を用意致します。」
「・・・すまんの、サイサリス。苦労をかける。」
こうして、突然のルメールの行動で、事態は大きく動き出すのだった。
構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。
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