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異世界の事情  作者: ボッチー
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女神アレス

初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。

〈月〉違いから、神、ルシフェルとの戦闘になり、なんとか、倒す事が出来たユキヤは、隣の〈月〉に、向かっていた。


今度こそ、出生の謎が、解けると思うと、戦いで疲れた身体でも、苦に感じる事なく、飛行を続けていた。

そうしていると、隣の〈月〉に、無事、到達する事が出来、魔力反応のある場所へ、向かった。


到着した場所は、先程と同じ造りの王宮だった。

ユキヤは、王宮に入り、先程と同じ扉まで、歩いて行った。


「ゴクリ」と、喉を鳴らして、扉を開くと、部屋の両脇には、見覚えのある天使族が、並んでいた。


ユキヤは、また、戦闘かっ!?と、思っていると、奥から、澄んだ声で、


「その者達に、戦闘の意志は、ありません。」


と、聞こえてきた。

ユキヤは、その奥の声の主を見ながら、歩を進めた。


声の主は、水色のストレートの長髪と、同じく、水色の瞳を持った女性だった。


女性の前まで、たどり着くと、女性が、


「良く来ましたね。強欲の半身よ。」


と、語った。

ユキヤは、


「あ、あの、僕は、・・・。」


と、言いかけると、

女性は、


「分かっています。転生について、知りたいのですね。」


と、言った。

ユキヤは、


「そ、そうですっ!!」


と、応えた。

すると、女性は、


「私の名は、アレス。

貴方達を、創造した者。」


と、語った。

更に、アレスは、


「話をする前に、まずは、謝罪とお礼を。」


と、言った。

ユキヤは、


「謝罪とお礼?」


と、身に覚えのない事に、疑問を持った。

すると、アレスは、


「私とルシフェルは、人や亜人、精霊族や妖精族、魔族や魔物を、創りだしました。

私は、大陸の事は、そこに住むもの達に、委ねるつもりでしたが、ルシフェルは、大陸を統べる事を、望みました。

その為、ルシフェルは、非道な行為も、躊躇なく、行いました。

私は、その行為に、反対しましたが、ルシフェルを止める事が、出来ませんでした。

そこへ、貴方達が、立ち塞がり、ルシフェルを止めてくれました。

本当に、ありがとうございます。」


と、述べた。

それを聞いたユキヤは、


「い、いえ、そんなお礼を言われる事は、していません。」


と、応えた。

すると、アレスは、


「貴方達は、それだけの事をしたのです。胸を張ってください。」


と、言った。

ユキヤは、


「そんな事は、・・・。」


と、言葉を濁した。

すると、アレスは、


「それでは、何故、貴方の魂が、強欲の半身に宿ったのかを、お伝えします。」


と、語り出した。

アレスは、


「貴方は、人と魔物が、共存していた事を、ご存じですか?」


と、質問してきた。

ユキヤは、


「はい、存じてます。」


と、答えた。

アレスは、


「ただ、強欲が亡くなってから、人は魔物を、魔物は人を、襲うようになりました。

私は、その争いを止める為、この世界の価値感、〈異世界の事情〉に、左右されない魂を、別の世界から探しました。

純粋で、良質な魂を探すのは、時間がかかりましたが、貴方という、魂に出会い、強欲の半身に宿しました。」


と、語った。

ユキヤは、絶句した。

自分は,人と魔物の戦いを止めさせる為に、生まれ変わってのだと。

ユキヤは、アレスに聞いた。


「どうすれば、争いを止める事が、出来るのですか?」


すると、アレスは、


「魔物に〈強欲の魔眼〉を使い、屈服させなさい。

そうすれば、魔物は、貴方に逆らう事をしません。

ただ、知能の低い魔物には、効果がない事をお伝えします。」


と、答えた。

ユキヤは、


(つまり、低級の魔物には、効果ないのか。

全ての魔物を、救えるわけじゃないんだな。

そりゃそうか、サウザーだって、意志の疎通が出来ない魔物は、支配下には、置けなかったんだろうな。)


と、考えた。

アレスは、


「各地に散らばった魔物を、支配下に置くことは、困難だと思います。

貴方には、苦労をお掛けしますが、どうか、力を貸してください。」


と、懇願した。

ユキヤは、


「分かりました。出来るだけ、努力します。」


と、その願いを了承した。

アレスは、


「大陸は、貴方達のものです。

人同士や、魔物との戦いがない世界を、願っています。」


と、大陸の平和を、願っていると、ユキヤに伝えた。



女神アレスとの謁見を、終えたユキヤは、もと来た〈月〉へ、戻って行った。


ウィンチェスターの元に、辿り着くと、

ウィンチェスターが、


「用は、済んだのか?」


と、聞いてきたので、

ユキヤは、


「はいっ!目的は、達成しましたっ!!」


と、応えた。

ユキヤは、


「もう、〈月〉に用は、ないですよね?」


と、聴くと、

ウィンチェスターは、


「ああ、もう十分だ。」


と、応えた。

ユキヤは、


「それなら、早く帰りましょうっ!」


と、言ったが、ウィンチェスターの様子が、おかしい。

ウィンチェスターは、


「もう、魔石のエネルギーを、使い切った。

〈シャトル〉は、動かん。」


と、衝撃的な事実を告げた。


構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。

ブックマーク、いいね、☆評価も頂けると、励みになります。

また、2作目、[暗殺一家の落ちこぼれ。魔法を極めて、世界を救うっ!!]も、連載開始しました。

宜しくお願い致します。

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